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  • 双葉社 (2017年1月20日発売)
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みんなの感想まとめ

交通事故で片足を失ったアスリート女性がパラリンピックを目指す物語と、事故の加害者が殺された事件を追う警察のストーリーが絡み合う作品です。著者の中山七里らしいミステリー要素が散りばめられつつも、パラスポ...

感想・レビュー・書評

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  • 交通事故で片足を失ったアスリート女性。
    パラスポーツのあれこれ、経済的な問題など、勉強になる内容でもあった。
    でも中山七里さんなので、きちんとミステリー。
    そういう保険のやり方もあったのか、などと。
    面白かった。

  • 交通事故で足を失った沙良がパラリンピックを目指すお話と、事故の加害者が殺された殺人事件を追う警察のお話の、2つのお話が絡み合う作品。読みやすくそこそこ面白いが、沙良のアスリート然とした様子にちょっと馴染めないかな。冒頭の加害者が損害を賠償しないひどい人間だというあたりは読んでいてしんどかった。

  • 御子柴礼司弁護士が登場する、と書いてあったので読んでみた。

    中山先生の岬洋介シリーズを読んでいる時にも思ったのだが、先生は特殊な世界の感覚を、読者に伝わりやすく描くのが本当に上手い。

    ミステリーの部分は正直、犯人も手法も動機も中盤程度で想像がついてしまう。ただ、この作品の魅力はほかの方も書いておられたが、なんといっても障碍者スポーツの現実をまざまざと思い知らされることと、人間ドラマの部分であると思う。

    ヒロイン・沙良の炎のような生き方が印象的だった。

  • 中山七里の最近(2017年1月)の作品。
    オリンピックを狙えるポテンシャル持つ女性スプリンター・
    沙良が、不慮の交通事故で左足の切断を余儀なくされる。加害
    者は隣の家に住む引きこもりの幼なじみ・泰輔。いきなり全て
    を失った沙良は、当然のように泰輔を深く恨むのだが、その
    泰介が死体で発見される。犯人は? そして沙良の未来は?・・・
    という内容。

    ミステリーとして発表されているが、今作に関してはその部分
    がメインでは無い。オリンピックを目指していたアスリートが、
    不屈の精神でパラリンピックを目指す様子が赤裸々に描かれて
    いると共に、日本におけるパラスポーツの問題点が浮き彫りに
    なる構成。硬派な人間ドラマである、と思う。

    そういうわけで今回のミステリー部分はそれほど大きな役割は
    無いのだけど、登場人物はやたら豪華。犬養刑事の登場は驚き
    つつも展開上“ある話”な気がするのだが、まさかこの手の話
    にあの御子柴弁護士が登場してくるとは・・・。犬養と御子柴と
    いう中山作品二大スターの邂逅には注目せざるを得ず、人間ド
    ラマの中で効果的なアクセントとなっている。

    最近、各所でパラリンピアンのデモンストレーションを見る機
    会があるのだが、単純に彼らは「凄い」。車椅子バスケの選手
    のマシンの取り回しはある意味で芸術に近い技術だし、ウィル
    チェアラグビーの選手に全力でタックルされるより、軽自動車
    と正面衝突した方がいくらかマシ、とすら思える。ただ見てい
    るだけでも充分に楽しめる競技なのに、やはりオリンピックス
    ポーツに比較すると悲しいまでに人気が無い。でも・・・。

    この作品がきっかけとなり、パラスポーツがもっと一般に認知
    されるようになり、競技者と技術者が本気で取り組める体制が
    日本でも出来ればいい、と思う。3年後、東京で行われるパラ
    リンピックで、日本人メダリストが一人でも多く輩出されるよ
    うに・・・。

  • ほかの皆さんとは違って私の評価は⭐️二つ。
    すぐに結末がわかったと言われる方が多いのには驚いた。自殺は考えなかった。
    内容に関しては主人公に共感できず、イライラし通しだった。著名な外国人にわがまま言い放題だし、最初の義足の製作者に対して義理を通した上でのニュー義足の製作だったのか?まぁフィクションだしなぁ!
    何より都合良く事が進む話しだった。
    日本語喋れる外国人。お金が簡単に入る。ライバルをコピーしたらタイムが縮まる。
    まぁ他にもつっこみたくなるとこあったと思うが、忘れた。

  • 陸上200m走でオリンピックを狙うアスリートが交通事故に巻き込まれ左足を切断。しかも加害者は被害者の隣に住む引きこもりの幼馴染(さらに言うと被害者の初恋の相手)で、加害者の家族は全く謝罪にも来ず逆ギレ。さらに加害者は無免許だったため危険運転致死傷罪を適用することができず、保釈金を積んでものの三日で釈放。仮に起訴したところで大した懲役刑にはならず罰金も50万円程度で…と言った感じから始まるお話。

    ジャンルとしてはミステリーですが、正直、ミステリーの部分はすぐ分かりました^^;。中山七里さんお得意のどんでん返しも無いです。ただ、心機一転、パラリンピックを目指すも会社からの理解を得られず苦労する点や、一人だけの力でパラリンピックを目指すことの限界など、日本におけるパラリンピックの現状がよく分かる非常に面白い物語でした☆

    ちなみに、この交通事故の加害者に関する弁護士は、中山七里さんの作品ではお馴染みの御子柴礼司弁護士。その後、加害者が殺害された事件の担当刑事はこれまたお馴染みの犬養隼人刑事で、この二人の対決もなかなか面白かったです♪

  • アスリート、すごい

  • 後味が……よくはないけどなんか感動した……
    最後爽やかすぎんか?
    これから先も大変なんだろうけど幼なじみの分も強く生きてくんだね߹~߹

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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