空飛ぶタイヤ 上下合本版 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。

    池井戸作品は勧善懲悪というイメージがありますが、それにもパターンがあって、半沢直樹シリーズのように策には策で対抗するものや下町ロケットや本作のように不器用だけど愚直に誠実に生きていると周囲の人が様々な形で支援してくれて危機を乗り越えるものとあるような気がします。

    私は本作のようなパターンが好き。

    日常生活でも誠実に生きなきゃと思えるそんな本です。きっと誰かが見てくれている。

    オススメです!

  • タイヤの脱落事故と大手自動車メーカーのリコール隠しを
    テーマにした小説でした。

    あの脱落事故は本当に悲しい事故でした。
    それを テーマにして 上手く作ったものです。

    読んでいて あれ?下町ロケットに似てると 思っちゃたけど、
    同じ作家さんでしたね。。。(自分は作家さんで読むのではないので)
    なので 途中からどうなるんだろうという ドキドキはなくなり きっと最後には 真実が勝つと 思って読みましたが やはり 早くラストが読みたくて 一日で読んじゃいました。

    この作品の後に 下町だったのですね~

    池井戸氏は 車そして ロケットと 機械のこと得意なのでしょうかねぇ~
    私には さっぱりわかりませんが・・・・

    先日読んだ 本に引き続き 正しいものが むくわれて 良かったです。

  • 実話ベースの物語を読みたくて購入。

    企業倫理の大切さが身に沁みた。

  • 従業員90人ほどの中小企業・赤松運送の二代目社長・赤松徳郎はある日、赤松運送所有のトレーラーによるタイヤ脱落事故により死傷事故が起きたことを知らされ、、、










    製造元であるホープ自動車による整備不良との調査結果とそれに納得できない赤松との、大企業対中小企業の構図。

  • 今まで読んだ小説の中で一番面白かった。

  • もどかしいけど面白かった

  • 初の池井戸潤作品。
    ワクワクがとまらない。

  • 今更感は否めないものの(笑)、読了。
    大企業に翻弄される中小の悲哀を、勧善懲悪の大団円に持ち込むカタルシス。
    ベースとなった三菱ふそう事件を、リアルタイムで見ていた世代としては、よく映画にまで出来たな…という感想。
    小説はハッピーエンドで終わるが、赤松運送のモデルとなった会社は廃業に追い込まれている。
    そして、あの自動車会社のその後はご承知の通り。現実は斯くも厳しい。

  • 赤松プロペラ機
    ウエスティンロッジ
    スリーオーバル
    もんた

  • 理不尽なもどかしさでじたばたしながら、そして分厚いながら一気に読みました。
    ラスト間際はちょっと泣けました。
    池井戸作品何作か読みましたが今のところこれが一番です。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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