彼が通る不思議なコースを私も (集英社文庫) [Kindle]

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  • 林太郎は人の寿命が見えるらしい。最後、自分の寿命が見えるから自分の人生をあきらめてるような林太郎に、あきらめてほしくない、自分の人生は自らの意思で変えられるっていう。だがしかしそれは全部夢オチ。不思議な世界ですよね…夢の中でずっと生きて結婚してむっちゃんが死んで自分もオーラの見えるテレビ制作にかかわって、それを飲み屋で目覚ますっていう不可思議ストーリー。それで二人で生きていく、また2度目も、って。霧子は林太郎に運命を変えさせるときめて共に生きようとしてた。人生はコース。そんな彼が通る不思議なコースを私も、もう一度。

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著者プロフィール

1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋に勤務していた2000年、『一瞬の光』を刊行。各紙誌で絶賛され、鮮烈なデビューを飾る。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞を、翌10年には『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞。巧みなストーリーテリングと生きる意味を真摯に問いかける思索的な作風で、現代日本文学シーンにおいて唯一無二の存在感を放っている。『不自由な心』『すぐそばの彼方』『私という運命について』など著作多数。

「2023年 『松雪先生は空を飛んだ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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