どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社 (2017年2月15日発売)
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みんなの感想まとめ

多様な難事件に挑む犯人当てミステリーの短編集で、読者は全編を通じて緊張感を持ちながら推理を楽しむことができます。各話には「読者への挑戦状」が用意されており、思わず声を上げてしまうような驚きの結末が待ち...

感想・レビュー・書評

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  • 著者が語り手となる犯人当てミステリー中編小説、全五話(文の最後に作品集の共通点に少し触れるので、ご注意ください)。いずれも問題編、出題者からの挑戦の但し書きの後、解決編へと続く。本書の冒頭、「この作品集は並べられた順番どおりにお読みください」と注意があるが、一話の続編に当たる二話と、同じ人物が登場する五話を一話より後に読んだ方が良い程度で、全五話に深いつながりがあるわけではない。以降、読書に支障ない範囲で、各話を浅く紹介する。

    『第一話 どんどん橋、落ちた』
    著者が大晦日の奇妙な来客から、犯人当て小説の挑戦を受ける。計13名の旅行者と住民が登場する、とある山奥で起きた殺人事件が出題される。
    『第二話 ぼうぼう森、燃えた』
    同じく山奥を舞台にした事件の謎に著者が挑戦する形式。第一話の続編で、内容的にも順番に連続して読むのがお薦め。
    『第三話 フェラーリは見ていた』
    知人である編集者の別荘の隣家で起きた、ペットの猿の殺害事件を著者が推理する。とぼけた味わいがある。オチも好み。
    『第四話 伊園家の崩壊』
    著者があとがきで記す通り、本書でもっともミステリーらしい作品。頽廃の雰囲気が漂う。
    『第五話 意外な犯人』
    テレビドラマとして放映されたミステリー作品のビデオ映像をなぞる形で、出題編は戯曲の形式で進行する。純粋に誰がやったか(フーダニット)に焦点が絞られ、殺害方法はシンプルで、動機はない。一話・二話に続く三作の連作としての結末も描かれる。

    作品集全体のトリックの特徴として、「嘘はついてないが意図して語られない重要な事実がある」点が共通している。気分良く騙される作品もあれば、犯人当てとしては反則スレスレだと感じる作品もある。一部の作品は、自作に対する批判への回答を作品の内容に反映しているようにも見えた。

  • うーん!やはり犯人は当てれず(笑)

  • ミステリー好きならたまらない言葉
    「読者への挑戦状」よし!受けて立つ!

    あらすじ

    無理、無理……。犯人を当てるなんて!
全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集

ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。

    5編からなる短編集
    各お話の最後に読者への挑戦状があり、
    読者参加型話になっております!
    まず各話を自分が読み終わっての一言
    1、どんどん橋、落ちた
    ええええ!!ふざけんな!!笑笑

    2、ぼうぼう森、燃えた
    だ!か!ら!ふざけんな!!笑笑

    3、フェラーリは見ていた
    え…………うそでしよ?(・一・).........笑笑

    4、伊園家の崩壊
    はいー?(相棒の杉下風)そこはそーくるんや?笑笑

    5、意外な犯人
    いや、いや、わかるわけないやん!!そんなん!笑笑

    どうでしょう?お分かりいただけただろうか?
    そう…全敗しました…各話まず当てるのは
    不可能!!
    初っ端から回答見た瞬間に仰け反りますね笑笑
    もーね!アホらしくて笑うしかないですね笑笑
    でもめちゃくちゃ内容は面白い話ばかりで
    ガチガチの推理小説にしては気楽に読める感じになっています!
    是非読まれる方はガチで挑戦状に挑んで欲しい!

  • (備忘)あまりに無茶苦茶な叙述トリックに当時は辟易してしまったが、今思うと人を騙せば何でもあり というのは間違ってるよ という作家全員に対する綾辻氏のメッセージな気もする(知らんけど)。未読の方にはぜひこのトリックを解いてもらいたいです。99%サザエさんをネタにしたエピソードも面白かったな笑

  • 犯人当てをするストーリーを集めた短編集。私はどんな本を読んでてもあまり想像力がないのか犯人を当てることができないので、今回も淡々と解決編を読み進めた。ほんのり深泥丘を彷彿とさせるような不思議な世界だった。

  • そういう視点が用意されてるとは思いませんでした◝(๑꒪່౪̮꒪່๑)◜



  •  独特の空気感と気味悪さだった
     犯人当てはできなかったが、本格ミステリおもしろい

  • 綾辻先生からの挑戦状、ほとんど当てられませんでした。京大ミステリ研の伝統、犯人当て、Who done it?ってこういうものなんだ、と感じられて楽しく読めました。

  • 犯人探しをせずに読み進めたのに後悔している。面白いが短編集としてもっと面白いものはあると思う。

  • いわゆる犯人あての短編集。読者に犯人をあてさせないために、「そんなんあり?」っていう超絶技巧を駆使している。ルール違反ギリギリだけど、個人的には爽快感を感じた。
    3編目は某国民的アニメのパロディだが、どっかから文句こないんだろうか。イントロ、作中の展開は悲惨だし、結末の後味もかなり悪い...

  • 作中で本格だとか新本格だとか書かれている作品は好きではない。私がジャンルを気にしていないが故に説明や予防線が一様にくどく感じるからである。

    それでも短編集で、自身が推理せずに読むスタイルである事も相乗しスラスラ面白く読めたが、4話目を見返して猛省。何度かヒントが書かれていたのに。
    とはいえ読了後にも感動を得られた作品。

  • 犯人当てのみの小説
    面白いし悔しい思いを何度もできる風変わりな作品

  • 2020読破

  • 全5編からなる短編集

    全編、叙述トリックを用いた作品です。
    叙述トリックと知らずに読んだので、何か違和感のある表現だなとは思っていたのですが、スルーしてしまい見事に騙されました。

    「伊園家の崩壊」という作品は異色。
    作者は否定しているが、だれが読んでもサザエさんを題材にしたミステリです。
    サザエさん一家の崩壊っぷりがすごいです。

    短編集なので気軽に読めるのが良かったですね。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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