スタンフォード式 最高の睡眠 [Kindle]

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  • サンマーク出版
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感想・レビュー・書評

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  • 「睡眠研究のメッカ」スタンフォードの叡智を凝縮した、世界一のスリーピング・プログラム
     
    人間は人生の1/3~1/4を睡眠に費やす。
    この睡眠の質が悪いと、起きている間のパフォーマンスに影響する。
    であれば、「睡眠」についてもっと知った方がいい。
     
    ということで読んでみましたが、目から鱗なことばかりで、すごく為になる一冊でした。
    もちろん「為になった」だけではダメなので、実践していきたいと思います。
     
    ・最も重要なのは「最初の90分」
    ・寝入りに大切なことは「体温」と「脳」
    ・起床に大切なことは「光」と「体温」
     
    若い頃はよく仕事時間に眠くなることがあったのですが、最近は滅多にそういうことがなくなってきました。
    (夜、眠い時にソファで熟睡しちゃうことが多いのだけど、却ってそれが功を奏しているのか?)
     
    眠くなる時ならない時の差がどこにあるのか?
    この本に書かれたことをヒントに、今後の自分のベストパフォーマンスを目指して生活リズムを整えていきたいと思います。

  • 図書館で借りて一読
    最近睡眠不足もあって頷けるところも数々。
    睡眠スタートの90分が大事という指摘はとても参考になった。どういう状況で寝始めるか、寝る前から睡眠は始まっているんだなと。
    最近のキーワード、よく寝て、適度に運動して、美味しいものを食べる。やっぱりこれだなと。

  • 主に学んだ内容
    ◆具体(事実)
    1.最初の90分(ノンレム睡眠)の質が良ければ、残りの睡眠の質も良くなる。深く寝ることができ、疲労が回復する。
    2.皮膚温度を上げ熱放散を行い、深部体温(ホメオスタシスで調整)を下げる。この2つの温度の差を縮めることが肝要となる。
    3.脳の覚醒と睡眠は表裏一体である。

    ◆抽象(本質)
    1.疲労が回復すると、パフォーマンスが良くなる。自律神経機能が整う。
    2.深部体温を下げることが、眠りの入り口となる。
    3.日中に脳を覚醒させることで、睡眠時に脳を休息モードに入りやすくする。

    ◆転用(行動)
    1.同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。最低でも6時間寝る。
    2.以下3つの体温スイッチが重要。
    ①睡眠の90分前に入浴を行う。(深部体温を上げることで、下げ幅を大きくする。温泉浴の方が深部体温は上がる。)また、脳が興奮していると、体温が下がりにくい。(部屋を暗くする、スマホをやめる)
    ②足湯。寝る直前でも効果あり。
    ③室温調整。
    3.日の光を浴びる、よく噛む、適度なカフェインを摂取することで脳を覚醒させる。

  • Audibleで聴いていたけど、あまりにも参考になるので途中から書籍に切り替えた。

    -「お金の負債は返せても、睡眠負債はなかなか返せない」
    -「黄金の90分」

    どれも気になる項目ばかりで、ハイライターがすごく役に立った。

    睡眠の仕組みってまだまだわからないことばかりだと思っていたけど、私が無知なだけだった。睡眠メカニズムから見た、睡眠の改善がすぐにわかる。

    そしてすぐに実践できる内容ばかりで、すごくタメになった!

    元々入眠までに時間がかかるのを何とかしたい思いで手にした本で、実際にメソッド(特に黄金の90分)を実践したら、心なしか眠るコツが掴めた気がする。

  • ■最初の90分が大事

    ■徹夜するより、先に90~100分寝てしまい、その後作業する

    ■そば殻枕いいよ

    ■寝る90分前に入浴をすまし、寝るタイミングに体温が下がり始めるとぐっすり

    ■昼寝はすごくいい
     ※20分以内の昼寝のみ

    <覚醒戦略>
    ・7時に起きたい場合、6:40と7:20にアラームをセットする
    ・朝の光
    ・裸足の刺激
    ・冷たい水で手を洗う
    ・よく噛む
    ・汗だくを避ける(体温が上がりすぎる)
    ・大事なことは朝する
    ・夕食抜きはダメ
    ・夜の冷やしトマト
    ・会話する
    ・少量のお酒はいいよ

    ■会議で眠いのは発言しないから

  • 睡眠の効果、良い睡眠を得る方法についての基本がわかる。

  • ★毎日の就寝時間と起床時間、とりわけ就寝時間を固定する。
    ★睡眠は、後ろにずらすのは簡単だが、前にずらすのは困難。脳のスイッチを早く切ろうとすると眠りづらくなる。
    ★夕食抜きは、眠りと健康にとって百害あって一利なし。夕食を抜くと、オレキシンが増えて食欲が増すし眠れないだけでなく、自律神経が乱れ、あらゆる不調に付け入るスキを見せることになる。

  • 睡眠の質が、ノンレム睡眠の第一周期が鍵だということがわかり、シャワーなどで皮膚温度と深部体温の差を縮めることをしようと決意した。

  • 〜かもしれない、〜ように感じる、〜と私は思う、という文末が散見され根拠に乏しい主張が多い。スタンフォード式と題打っておきながら証明されていない個人的見解が多い。ほとんど全てのページに著者が強調したいが読者にとって必ずしも重要でない文が太字下線されていて読みづらい。根拠あるエッセンスだけを切り取ったら数ページぐらいで済みそうな内容を、何十ページにもわたりくどくどと書かれている。皮肉にも睡眠導入に良い一冊。期待を裏切る本であった。

  • まとめ⇒
    ・睡眠の質は「最初の90分」で8割決まる
    ・睡眠の質が良ければ、活動の質も良くなる
     ┗人生の3分の1(睡眠)を変えて、人生の3分の2(覚醒)も変えよう
    ・就寝時間を毎日同じにしよう
    ・日中どうしても眠たければ「20分」程度の仮眠をとろう

    Next Action⇒
    ・22:30には入浴を済ます
    ・毎日0時に寝る
    ・朝食を食べる
    ・朝昼食は腹八分目にする
    ・どうしても眠たい時は20分机で突っ伏せて寝る

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著者プロフィール

スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所(SCNラボ)所長。医師、医学博士、日本睡眠学会専門医。1955年生まれ、大阪府出身。大阪医科大学卒業。1987年大阪医科大学大学院在学中、スタンフォード大学医学部精神睡眠研究所に留学。突然眠りに落ちてしまう過眠症「ナルコレプシー」の原因究明に全力を注ぐ。1999年、グループの中心として、家族性のイヌ・ナルコレプシーにおける原因遺伝子発見、2000年にはヒトのナルコレプシーの発生メカニズムを突き止めた。2005年SCNラボ所長就任。株式会社プレインスリープ最高経営責任者(CEO)、兼最高医療責任者(CMO)。

「2021年 『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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