読書と日本人 (岩波新書) [Kindle]

  • 岩波書店 (2016年10月20日発売)
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みんなの感想まとめ

読書の歴史やその変遷を探ることができる本で、音読や読み聞かせがかつての読書のスタイルであったことを知ることで、読書の本質を再考させられます。平安時代の背景や手書きの写本の貴重さなど、知識が深まる内容に...

感想・レビュー・書評

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    <当館所蔵は電子ブックではありません>

  • 「本はだまってひとりで読む。自発的に、たいていは自分の部屋で」
    この“当たり前”はいつ生まれ、どんな条件で広がったのかを、平安から20世紀、そして電子の時代までつないで考える本。

    前半は『源氏物語』や菅原道真の時代から、音読と黙読、かなの広がり、印刷と寺子屋、義務教育へと、「読める人」と「本の環境」が拡大していく流れを追う。

    後半は、国民雑誌・円本・文庫による大衆読書の成立、戦後の再出発、活字離れを経て、「紙の本」と「電子の本」という転換点までを見通す。

    結論として本書は、読書を不変の美徳として扱わない。文字・出版の仕組み、教育、家の中の空間、照明や移動の生活条件、メディア環境といった要素が重なって、読書の形そのものが作り替えられてきたことを明らかにする。

  • 読書とは、どのように変化してきたのか。当たり前のように、ひとりで声に出さずに読んでいるけれど、もともと読書とは音読で、まわりに読み聞かせるものだったという話もある。そもそも平安時代とか、部屋なんてなかったのだ。本だって、手書きの写本からはじまったわけで、ものすごく貴重なものだったんだよねぇ。

     いやぁ、面白かった。こういう知識を得て、どうなるというものでもないんだろうけどさ。なんか引き込まれて読んだね。読書が好きだと、こういうマニアックな話も楽しいんだろうかね。

  • 読書の定義って何だ?って疑問が最近の僕にあるので手に取りました。中盤までは興味深い内容ですが、終盤の新自由主義批判から一気に駄本となる印象が残りました。電車の中で暇つぶしにサクッと読むにはオススメです。

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著者プロフィール

1938年、福岡県生まれ。評論家・元編集者。早稲田大学文学部を卒業後、演劇と出版の両分野で活動。劇団「黒テント」演出、晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長などを歴任する。植草甚一やリチャード・ブローティガンらの著作の刊行、雑誌『ワンダーランド』やミニコミ『水牛』『水牛通信』への参加、本とコンピュータ文化の関係性の模索など、編集者として多くの功績を残す。2003年『滑稽な巨人 坪内逍遙の夢』で新田次郎文学賞、09年『ジェローム・ロビンスが死んだ』で芸術選奨文部科学大臣賞、20年『最後の読書』で読売文学賞を受賞。他の著書に、『したくないことはしない 植草甚一の青春』『花森安治伝 日本の暮しをかえた男』『百歳までの読書術』『読書と日本人』『かれが最後に書いた本』『編集の提案』『生きるための読書』など多数。

「2025年 『編集の明暗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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