アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発 [DVD]

監督 : マイケル・アルメレイダ 
出演 : ピーター・サースガード  ウィノナ・ライダー  アントン・イェルチン  ジョン・レグイザモ  ジム・ガフィガン 
  • Happinet
3.12
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感想 : 6
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4907953088740

感想・レビュー・書評

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  • 恐ろしや。

    観た人に突きつけられる「あなたがこの実験の被験者ならどうすると思う?」という映画=ミルグラム博士からの問い掛け。

    『権威』に服従するのか。しないのか。
    実験の被験者達は騙されたとはいえ、思いもよらぬ形で自分の‘ある一面’を知ることになる。

    ミルグラム博士がカメラ=観客に向かって話しかけてくる演出が良かった。

    ピーター・サースガードのねちっとしつこい演技はなんとなくケビン・スペイシーを思い出した。

  • 実験そのものを過激に扱った作品と言うより、実験の背景である博士に着目した作品。
    エンターテイメントと言うより、ドキュメンタリーのようだった。

  • 映画としてはイマイチかもしれないけど、史実には割と忠実。心理学の授業とった人には面白いと思う。

  • <2017/03/22 シネ・リーブル梅田にて>
    1時間半ほどの長さなのにもんのすごく長く感じた。
    久々に途中寝てしまった…。
    つまらない内容ではないんだけど、構成のせいかな?
    寝たわー。

  • 『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』
    サブタイトの『アイヒマンの後継者』というテーマはどういう意味なのだろうかと考えた。「“服従実験”を繰り返すミルグラム博士を社会がそうとらえた」ということを表現したタイトルなのだろうか?実際には、まったく違っていたと思うのだが。
    私は、ミルグラム博士の人柄や人生を想像することにはあまり興味はなかった。興味があったのは、既に知っている『服従の実験』が実際にはどの様に行われたのか、その環境条件を映像をもとに確認したかったのと、
    アイヒマンがどういう存在として描かれているかを知りたかった。
    3年ほど前に映画『ハンナ・アーレント』が話題になったとき、アイヒマンという存在がまた社会の目に触れることが多くなった。あの映画はハンナ・アーレントが“悪の執行者”と“凡庸な追随者”を峻別し、アイヒマンを後者に当たるとしたことによって引きおこされた波紋を描いていた。
    ドイツのアカデミズムにおけるハンナの立場を危うくし、学者仲間からも距離を置かれるようになっていった。
    映画を観る側からすると、寄り添って見つめる人物が自らの信念と主張によって巻き起こした社会の反響の波、そしてそこに佇みそれをも冷静に見つめるハンナの姿か強く印象に残った映画だった。
    『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』というこの映画の制作の意図はわからないから、勝手なことを言わしてもらうと“ミルグラム自身の人生”、“アイヒマン”、“ミルグラムの服従実験”、“世間の反応”、“研究者たちの意見”などの要素を俯瞰したうえで、メッセージを織り込んだ物語性のある作品を作って欲しかった。素材はいいものが揃っている。
    アイヒマンの行為も、実験における人間の振舞いも、『服従』という概念が当てはまるのかどうか。また、それらは個人に帰属するものなのかどうかは、社会生活をし様々な準拠集団の中に身を置くわれわれにとっては、何度繰り返えされても良いテーマのようにも思える。

    ドイツがナチスによる悲惨な記憶を忘れないために、毎年繰り返しこれに類する映画を国家が後押しをして作り続けていると聞いたことがあるが、その姿勢が戦後日本とドイツの国家のありようとして現れているように、答えを出したり、決めつけることを目的とするのではなく、その時代時代の風を受けながら、禍根を見つめる文化、仕組みを作れるかどうかというが歴史を未来に繋げる力になる。

    そんなきっかけになるような映画ができるかもしれない。

  • 服従実験やスモールワールド実験で有名なスタンレー・ミルグラムの人生を描いた映画。とはいえ、彼の私生活というよりも、学者として行ってきた数々の実験をいくたか紹介するといった内容になっている。邦題にあるように、メインは服従実験。

    映画の中で描かれているような論争がどこまで一般の社会にまで影響を与えたのか、実際のところはよく分からないけれども(とくに日本で)、服従実験の含意がとてもショッキングだというのは間違いないだろう。映画に関連してミルグラム『服従の心理』(河出文庫)やダンカン・ワッツ『スモールワールド・ネットワーク』(ちくま学芸文庫)を読んでみると良いかも知れない。

    ただ映画としてはやや淡白な感じがして、もっと実験に至るまでなどにも焦点を当てて物語っぽくしたら面白いかも。ちなみに原題の『Experimenter』の方がしっくりくる。

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