マグニフィセント・セブン [DVD]

監督 : アントワーン・フークア 
出演 : デンゼル・ワシントン  クリス・プラット  イーサン・ホーク  イ・ビョンホン  ヴィンセント・ドノフリオ  マーティン・センスマイヤー  マヌエル・ガルシア=ルルフォ  ヘイリー・ベネット  ピーター・サースガード 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.51
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  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 180
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462111272

感想・レビュー・書評

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  • かよわい妻から夫を殺された復讐心に燃える女へと変貌するヘイリー・ベネットは「スワロウ」の妻とは全く違う役どころ。乗馬姿も様になっています。クリス・プラッドもかっこよくて、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の出だしのシーンを思い出しました。完全な娯楽西部劇で、「七人の侍」とは全く違うきれいごとに終始します。ガトリング銃の破壊力に驚きました。卑怯に思いますが、今の戦争は、こうして、自分は傷つかないところから殺戮する戦術が主流ですね。

  • 死に様映画。死体がゴロゴロ量産されていきます。
    ‘はぐれもの達が何か目的の為に一念発起’の黄金のパターンには血湧き肉踊る。
    みんなカッコいいけど、カート・コバーンを意識したというイーサン・ホークの渋くて重厚な演技が気に入った。
    『ガールズ・オン・ザ・トレイン』に出てたジェニファー・ローレンス似の女優ハリー・べネットも、その薄幸そうな顔とダイナマイトなバディで華を添えている。売りだし中なんだなー。

  • 勧善懲悪の申し子、アントワーン・フークワ監督版「荒野の七人」
    黒澤謹製の面白ストーリーにオリジナルフレーバーも足して
    見栄えの良いキャスティング。
    軽い感じもうけたけど、安定の面白さでした。

    ワルの度合いが濃いほど観客の留飲の下げ幅が大きくなる。
    今回も敵役は初っ端からこれでもかっていうくらいワル。
    よしよしw
    フークワ監督の”三船”デンゼル・ワシントンの凛とした無双感がいい。
    クリス・プラットのかわいカッコよさも魅力。

    七人の侍とは似て非なるもの比べるものではないですね。
    スカッと見るアクション西部劇ということでいいとおもいます。

  • 2016年 アメリカ
    監督 アントワーン・フークア

    デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、クリス・プラット

    黒澤の七人の侍のリメイクのリメイク。孫リメイクか?(笑
    評判はなかなかよろしいのよねぇぇ
    でも私的にはいまいちでした。

    売れっ子にかっこいい面々がそろって暴れまくって、、正義のために命も惜しまず死んでいく!!
    ティアーズ・オブ・ザ・サンみたいな???
    かっこいいんだけどねぇぇ、七人の侍と比べると、、、比べるなよってか?

    いやいや、ほんっとクリス・プラットもイ・ビョンホンもかっこいいの!
    イーサン・ホークは歳とったなぁ(笑
    ほんとに、みんなかっこいいんだけど、中身がないのよね、何でこの7人が集まったのか、そもそも何でこの戦いを引き受けたのか。
    グッドナイト(イーサン・ホーク)はもともと狙撃の達人だったのになぜか心に傷を負ってて銃で人を撃てなくなってた。。。ぽい。そのあたりを一緒にいたビリー(イ・ビョンホン)が知ってるのかと、謎がわかるのかと思いきやそのまま二人とも死んじまったし。
    一番むかつくのはチザムが正義のために戦ってたのではなく(いや、それもあるだろうけど)自身のための報復だったってこと。
    それも首を絞めて殺そうとして銃で撃たれかけたってまぬけな結末。

    黒人、白人、メキシカン、インディアン、東洋人の多国籍軍で戦って生き残ったのは黒人とメキシカンとインディアン、そうくるか、それならアジアンも入れてよ(笑

    ナレーションで説明してエンディングってのもちょっと浅はかに感じるし、、あ、黒澤映画と比べたらダメですよね。

    てことで、イマイチでしたが、、かっこよかったわ(笑

  • 【メモ】
     手に汗を握る面白いアクションだった……のだが、七人の侍、荒野の七人の時代背景や登場人物の繊細さが好きな人からすれば、この映画は記憶には残らない一瞬の娯楽として消費されるのではないかと思う。
     前二作は派手なチャンバラやガンファイトでありながら、生きる意味や友情、家族や孤独、そういったものが男の粋の中に集約されていたのだが、今回のテーマは単なる人種・民族西部劇ショー。西部劇が好きで非白人で、かつ歴史にも興味がある人間なら一度は考える、19世紀後期の多民族タッグは相当熱い。しかし、荒野の七人のリメイクで敢えてそのテーマを盛り込む必要は全くないと思わずにはいられない。蛇足も蛇足だ。難しい問題だからこそ、軽く描けば描くほど伝わらなくなってしまう。だからこそ、既にテーマのあるリメイクに、加えるべき要素ではなかった。結果として、やはり7人の友情も、町の人の描き方も、男の粋も、消化不良のまま終わってしまう。
     シルバラードで出た黒人ガンマンのように、時代背景を加味した、差別されながらも仲間として加わる流れが少しでもあれば納得出来るのだが、7人の内4人が当時奴隷的差別対象の民族であったにも関わらず、立ち振る舞いや周囲の反応もそれを感じさせないところは、違和感しか残らない。最早美しい世界と言うよりも、そのせいで薄っぺらく、その世界に生きているキャラクターには見えないのだ。彼らにはその時代にあるべきものがない。
     そしてレッド・ハーベストに「“インディアン”の恥だ」と言わせたことこそ、恥ではないだろうか……アジア人に「イエローモンキーの恥だ」と言わせるようなものなのではないだろうか……コマンチ族のキャラクターは白人を善人で平等だと宣伝するための駒ではない。本当に民族平等をテーマにしたいのなら、その民族になりきって脚本を書くべきだったと思わざるを得ない。
     個人的にアクションや民族総動員には楽しめたが、どうしても物足りなかったので、メモという気持ちで感想を残しておきたい。

  •  あの荒野の七人がリメイク!
     
     これはいい! 7人のキャスティングが豪華でたまらん。イーサン・ホークの渋さ、クリス・プラッドの存在感。アジア系やインディアンもいて、みなキャラが立っている。
     アクションのレベルは高め。その迫力は、7人の何人かが死んでいく後半を最高に盛り上げている。
     最後に昔懐かしのオリジナルのテーマ曲がかかった時におお!となる。この演出がにくい。

  • ネットで視聴(英語字幕)

    デンゼル・ワシントンの登場シーンが非常にカッコイイ!

    最後の決戦の場面は、ちょっと大味。
    その結果、尻すぼみとなった印象はあるが、それでも、ずまずの映画ということができる。

    「荒野の7人」、「七人の侍」を知るこちらとしては、どうやって7名を集めるのか、それぞれのキャラが立っているのか、最後に生き残る3名は誰かというところに関心がいってしまうのだが、7名を集める場面は、チザム(デンゼル・ワシントン)がファラデー(クリス・プラット)を最初の仲間にするところは丁寧に描いてあるが、そのほかが比較にならないぐらいあっさりで、物足りない。

    今回のキャラは、黒人、白人、インディアン、東洋人と多人種なのが特徴。なかでも、イーサン・ホークとイ・ビョンホンのコンビは存在感を放つ。

    生き残るのは、まったく予想に反した3人なのだが、後々考えてみると、いろいろ配慮した結果なのだろうと思った。

    ガンマンたちを雇いに出かける村人の中心は、夫を殺されたエマ(ヘイリー・ベネット)だが、胸元を露わにドレスが気になってしょうがない。冒頭のシーンは、村人が着飾って教会に集まる日だからわかるにしても、旅先でも同じような格好。最初は、食い詰めて娼婦になったのかと思ってしまった。あんなセクシーな恰好で旅行したら危ないんじゃないでしょうか。そもそも開拓農家の主婦があんなに色っぽいのがおかしい。観てる分は楽しいけど。

  • 西部劇の神様とも呼ばれたジョン・フォードに影響を受けた黒澤明。彼の作品「七人の侍」(1954年)を原作にした「荒野の七人」(1960年)の2016年リメイク作品。

    逆輸入したものを更にリメイクした訳で、とにかく映画人のリスペクトが幾重にも上塗りされたような作品かと思います。

    野武士の略奪に悩む百姓に雇われた7人の侍が協力して野武士の襲撃から村を守るという構図は「七人の侍」「荒野の七人」と同じですが、ラストシーンでは「勝ったのはあの百姓たちだ、わしたちではない」「農民が勝った。農民は大地と共に永遠に生きていける。あなた達は大地の上を吹きすぎていく風だ。イナゴを吹き飛ばし、去っていく」という大地に根を張る雑草(農民)の逞しさと強く儚き者(侍、ガンマン)の寂寥、虚しさを感じさせた「七人の侍」「荒野の七人」のようには描いておらず、「人のために命を投げ売った崇高な男達」として農民から英雄扱いされて終わる。
    「七人の侍」「荒野の七人」が本当に伝えたかったことが全く描かれていない。
    むしろ戦地で命を落とすことを礼賛しているようで気持ち悪い。
    本作品が公開された2016年が、アメリカではトランプ氏が大統領に選ばれ、イギリスがEU離脱の道を歩み始めた年であることを考えると、気持ちが悪い。

    それはともかくとして、単純明快な勧善懲悪、痛快アクションとしては楽しめました。
    俳優陣も豪華キャストを揃えました。
    ヒロイン演じたヘイリー・ベネットが素朴な顔立ちにダイナマイなボディで、とにかく可愛くて魅力的でした。
    そして最後に流れた「荒野の七人」のテーマ曲。
    広大な大地、広い空、どこまでもどこまでも駆けてゆく馬。
    映画と関係なく、いい気持ちになりました。

  • 「七人の侍」「荒野の七人」のリメイク。
    1879年が舞台。明治12年ですよ。「七人の侍」は戦国時代末期が舞台、1550年として300年の開き。東部では違ったんだろうけど。このアメリカが20世紀になると世界一になるんだなあ。


    2016アメリカ
    2019.12.29スターチャンネル1無料

  • 1960年の西部劇映画『荒野の七人』(こちらは『七人の侍』がベース)のリメイクだけど、単純に面白かった。物語などの流れは気にしないで楽しめた。ガトリング砲という実際にアメリカの発明家が開発した機関銃が出てくる点が面白い。

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