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Amazon.co.jp ・電子書籍 (174ページ)
みんなの感想まとめ
人間の家族欲や愛情の複雑さを描いた物語は、主人公の恵奈が「カゾクヨナニー」という独特な方法でその欲求を満たす様子を通じて、深いテーマを探求しています。母性に倦んだ家庭環境から逃れ、恋人との同棲生活で新...
感想・レビュー・書評
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ホラーよりホラーってこういう物語のことを指すのでは?
終盤のおぞましさに生理的な恐怖感を抱くけれど、私はとっても好きなラストでした。
捉え方は人それぞれですが、主人公は狂気の沼に沈むことでやっと救われたんだなって感じます。
「わかりやすい白黒ハッキリした小説」が好きな人には向いていません。
幸せな幼少期を過ごした人には受け入れにくい価値観だと思います。
読む人をかなり選ぶ作品です。
新しい概念を見たい人には強くお勧めします。
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母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。高校に入り、家を逃れて恋人と同棲を始めたが、お互いを家族欲の対象に貶め合う生活は恵奈にはおぞましい。人が帰る所は本当に家族なのだろうか? 「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ギンイロヨウタ』から続けて読む、村田沙耶香作品。初期作品なのでアクが強いのだけど、前作で多少の耐性が付いたのか、読めなくはなかった。でも、合わないものは合わない。
毒親の元で育った少女が、狂気にまみれて行くのは、『ギンイロヨウタ』と共通しているのだが、本作は家族というものに疑問を投げかけて行く。
最後は狂気が行き着くところまで行き着いて、衝撃的な終わり方。個人的には「ぶん投げたな」という感じもするけど。 -
ふむ
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家族について疑問を持ったり、関わり方が人によって違う感じは良かった。恵奈の母の態度や家族愛を求める弟の葛藤も良かった。でも終わり方がなんか気に入らなくて、微妙な気持ちでした。結局ニナオに執着する話。
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巻末の解説によると、「しろいろの街の、その骨の体温の」で、三島賞を受賞しているが、その前年に同じ賞の候補にこの本で落選している。
私は、芥川賞の「コンビニ人間」をずっと前に読み、先日、しろいろの街のを読み、今回が3作目になる。しろいろのが面白かったので、本屋で「村上沙耶香」で検索して、ヒットした中から、題名が穏やかそうなのを購入した。でも、村田沙耶香を読むのが怖いので同時に買った他の本から先に読んだ。ぐずぐずしていて読めないので、旅行先に持って行った。帰りの移動中に読んだ。
最初、ゲッ、またオナニーかよと思ったのだけど、どんどん面白くなって、一気に読んだ。愛されずに育った母親が、主人公である姉の恵奈(えな)と弟を愛せないことや、お父さんが投げやりで文句は言うけど父親としてダメダメなのは、とても理解が出来た。自分も子であり母であり妻であったので実感できた。恵奈の思考、「カゾクヨナニー」も理解できた。渚さんの属性も予想していたし、同棲している浩平の態度に反吐が出そうになるのも分かる。
でも、私には、『おかえり、恵奈』からの展開が理解できない。楽しめなかった。
解説を読むと大絶賛で、理解できない私が凡人なかとも思うけど、でも、急すぎるし、人間を俯瞰しているのとも違う気がするし。イヤな終わり方だと思った。 -
やっぱり、村田沙耶香は効く。僕には合っている。
なにかこう、流れるプールは永遠だと思っている人たちに僕もなろうとしてみるのだが、みたいな感覚に効く。
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