誰のせいでもない [DVD]

監督 : ヴィム・ヴェンダース 
出演 : ジェームズ・フランコ  レイチェル・マクアダムス  シャルロット・ゲンズブール  マリ=ジョゼ・クローズ  パトリック・ボーショー 
  • トランスフォーマー
2.83
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感想 : 6
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4522178011771

感想・レビュー・書評

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  • EVERY THING WILL BE FINE
    2015年 ドイツ+カナダ+フランス他 118分
    監督:ヴィム・ヴェンダース
    主演:ジェームズ・フランコ/レイチェル・マクアダムス/シャルロット・ゲンズブール/マリ=ジョゼ・クローズ
    http://www.transformer.co.jp/m/darenai/

    雪が降り積もるカナダ、モントリオール郊外。作家のトマス(ジェームズ・フランコ)はスランプ中で、同居している恋人のサラ(レイチェル・マクアダムス)と距離を置き、独りで山小屋のようなところで執筆している。ある雪の日、サラのもとへ車を走らせるトマスは、突然の衝撃に反射的にブレーキをかける。車を降りて確かめると、ソリ遊びをしていたらしき5歳くらいの子供が呆然と座っている。クリストファーと名乗ったその子供に幸い怪我はなく、トマスは彼を肩車して、すぐ近くの彼の家へ。応対に出た母親ケイト(シャルロット・ゲンズブール)は「ニコラスは?」と問う。本当はもう一人、幼い弟が一緒にいたのだ。狂乱して走り出すケイト、しかし弟のほうは助からず…。

    久しぶりのヴィム・ヴェンダース。序盤の展開は、ニコール・キッドマンが幼い息子を事故で亡くすも、加害者との交流により癒される『ラビット・ホール』(https://booklog.jp/item/1/B006W1IT5O)のような展開になるのかなあと思いながら見ていたが、中盤を過ぎたあたりから、どんどん4年後、そのまた4年後、と時間が経過していって、いったいどこに着地するのーと目的地が見えないまま翻弄されてしまった。

    やっぱシャルロット・ゲンズブールなだけで、なんかやらかしそうな不安をそそられるので、もしや被害者遺族と加害者の不倫展開になるかと思いきや、終盤は、加害者のくせにお前だけ幸せになりやがって的復讐が始まったらどうしようみたいな不穏さもあり、でも結局何も起こらなくて、ほっとしたような、物足りなかったような複雑な気持ち。

    ソリ遊びの子供たちが猛スピードで突っ込んできたのを避けきれなかったトマスは、法的に罪に問われることはなかったが、自分自身の中の罪悪感は消せない。一方ケイトのほうは、子供たちを家に入れるべきだったのに、読書に夢中で放置していた自分を責めている。彼女がトマスを呼んで行う儀式、事故のあったとき読んでいたフォークナーの本をびりびりに破いて燃やす場面はとても印象的だった。事故はトマスのせいでも、ケイトのせいでもない、その罪を彼女はフォークナーに被せたわけですね。

    しかしこれで一段落かと思いきや、突然4年後、トマスはあれほど献身的に自分を支えてくれたサラとは別れて、シンママの編集者アン(マリ=ジョゼ・クローズ)と彼女の連れ子ミナと暮らしている。さらに4年後、作家として成功し、アン、ミナと幸せな家庭を持っているトマスの前に、16歳になったクリストファーが現れ…。

    構図としては、一人の男と、彼を取り巻く三人の女。サラ以外の二人は、いずれも子供がいるが夫はいない。トマスには老いた父(パトリック・ボーショー、1985年の『フェノミナ』では男前の刑事さんだったけどもうお爺ちゃん)がいるが、関係性はあまり良くない。サラとつきあっていた頃のトマスは家庭を持ちたいと思っておらず、子供も欲しくない。彼自身に欠如している父性、しかし子供たちはみななぜか彼にそれを見出し、求めてくる。

    トマスの言動は基本的に自己保身的で、意図せず他者を傷つける傾向があり、再会したサラにビンタを喰らったり、遊園地での突然の事故に冷静に対応したことをアンに責められたり、クリストファーのことも邪険にあしらおうとしてケイトから説教電話をくらったりする(アンの批難はちょっと理不尽だったけど)

    クリストファーが会いに来た場面では、あの肩車の場面は君のことだよと一言、違ったとしても言ってあげればよかっただけなのに、トマスは彼を理詰めで突き放してしまう。弟を殺した加害者にも関わらず、クリストファーはなぜかトマスに父性を求めていたのに。まあすったもんだありつつ、最終的にトマスがそこのところをわかってくれてハッピーエンドだったことには救われました。あとどうでもいいけど、ジェームズ・フランコはあんなにイケメンなのに、険しい顔をしてると時々中川家のお兄ちゃんに似ていて困惑しました。

  • たしかサスペンスの棚にあったようなきがしたのでそんなかんじで観ていた。
    BGMもほとんどないし、あるとしたら不気味なやつのみ。
    だから次は?次は?とドキドキしながら不安になりながら見すすめた。

    だから最後は拍子抜けというか・・・
    なにか誰かが不幸になるのかとおもったけどそうでもなく
    なんだこれは?という感想。

  • 暗い。事故の関係者が誰に責任を押し付けるわけでもなく立ち直れずにいる。子供の話題がでないと思ってたら終盤で危ない子になってた。あれで両者理解しあえたってことなの?

  • everything will be fine?
    いや、この映画は全然大丈夫じゃない。
    ストーリー展開がはっきりしているくせに冗長で、編集が無駄に断片的。

  • 2017/6/14 暗いような 淡々とした分かりにくい生活の中で ある事故を起点に 改めて 自分の中に何かの存在を見つけるような感覚なんだろうか?ジェームズ.ブランコの陰気なようで優しい男の人の哀愁を感じて素敵だった
    事故の詳細をはっきり見せない中で 事故の事に捕らわれているのか 事故によって隠れてた自分の中の捕らわれたものが浮き彫りになって 追い続け拘り続けてしまうのか?捉え方は人それぞれだと思うけど、ラストの少年の朝陽の眩しさの中で 何か吹っ切れたような表情と主役のジェームズのふっとした笑みが印象的に残った映画だった。忘れようとして忘れられないもの もしくは忘れたふりして忘れたくないものかも 忘れる事で前に進むか忘れないで受け止めるか?観ている方も少し憂鬱な気分を抱えながら感じてしまう 監督の作品の中らしい映画でした

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