「考える人」は本を読む (角川新書) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (247ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 河野通和さんという人の書評集。河野通和さんは、ブグログ内で私がフォローしている方の感想を読んで初めて知った人。
    書評としては、25冊の本が紹介されている。私が読んだことがあるのは1冊だけだったが、どれも面白そうな本ばかりで、時間をかけて、読み進みたいなと思った。
    その本を読んだことのない人間に書評を読ませて、その書評自体を面白く読ませ、また、紹介している本を読んでみたい気持ちにさせるというのは、すごく難易度の高いことだと思うが、それに完全に成功している。
    河野通和さんは、もう1冊、書評を書かれており、それもAmazonで注文した。読むのが楽しみ。
    当たり前のことだけれども、世の中には、自分の全く知らない面白そうな本が、まだまだ沢山ありそうだということが分かって、元気が出て来た。

  • 雑誌『考える人』の編集長が発行していたメルマガのうち、本に関するものを抜き出した一冊。取り上げられている本は全部で25冊。
    読む前から予想していた通り、読後のワタシの第一声は「読みたい本がまた増えた!」だった。取り上げられている本そのものの魅力もさることながら、著者の書く丁寧な文章がとても魅力的で、どの本もキラキラ輝いて見える。
    おそらくこの著者はとても優しい人なのだろう。筆致はどこまでもやわらかく、誠実で、読んでいるこちらの気持ちがどことなく暖かくなってくるのを感じる。しかも、どの文章も6〜7分程度で読み切れてしまうし、昼間に頭に上っていた血が静かに下りてきて穏やかな気持ちになれるという効果もあるので、就寝前に読むには最適な一冊だ。
    こんな読書案内を書かれた25冊は幸せだろう。こんな言葉はないかもしれないけれど、”本冥利につきる”のはまちがいない。

    この25冊のうち、ワタシが読んだのは『小倉昌男 祈りと経営』『モリー先生との火曜日』の2冊。どちらも深く感動した本だ。
    未読23冊のうち2冊をポチっとして、数冊をウイッシュリストに入れた。楽しみだ。

  • 本についての総論かと思えば、本のレビューでした。
    1/4読み進めたところで終了。

  • この本を読むことで「考える人」になれるのかと思ったら違って、中身は書評やった。「考える人」という、休刊中の季刊誌から取ったタイトルらしい。
    おもしろそうな本が何冊かあったので、読んでみたい。

  • 「考える」をテーマに選んだ25冊の本を紹介した書評集。

    雑誌『考える人』(現在は休刊)のメールマガジンで紹介された本の中から厳選した25冊の本が紹介されています。

    自分が知らなかった「素晴らしい本」の存在を知ることが書評集の面白さです。

  • 取り上げている本が個性的。 
    この本で紹介してくれないと読まなかっただろう
    本ばかり。是非読んでみたい

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著者プロフィール

河野通和(こうの・みちかず)
1953年、岡山市生まれ。東京大学文学部卒。
1978年、中央公論社(現・中央公論新社)入社。
主として雑誌編集畑を歩み、雑誌「婦人公論」(1997-2000年)、「中央公論」(2001-2004年)の編集長を歴任。
2008年6月、取締役雑誌編集局長兼広告総括部長を最後に、中央公論新社を退社。
2009年1月、日本ビジネスプレス特別編集顧問に就任。
2010年6月、新潮社に入社し、雑誌「考える人」編集長を務める。

「2017年 『言葉はこうして生き残った』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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