新編 悪魔の辞典 (岩波文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 〜20%「き」までと、78%〜最後まで。
    所々、面白い。皮肉感がビアス節?

    海賊 ​( freebooter ​ ​ n.) ​  征服者の一種。ただし、その仕事の規模はささやかなもので、併合ないし略奪をしても、規模宏大な場合とは違って、その行為が正当化される特典は与えられていない。

    会話 ​( conversation ​ ​ n.) ​  二流どこの連中が、お互いに自分の頭脳の中身を陳列し合う共進会。ただし、誰も彼も自分自身の商品を並べ立てるのに忙しく、隣人が並べてみせる商品を眺める余裕など、ぜんぜんないのが普通。

    感謝の念 ​( gratitude ​ ​ n.) ​  すでに受けた恩恵とこれから期待する恩恵との中間に位する感情。

    とか。
    こんな感じがずっと続く。

    解説によると、
    その国の文学を代表する第一級の作家ではないが、作風なり人物なりがきわめて特異であるというので、数こそ少ないけれども、熱心な読者をつねに持ちつづける作家がいる。それがビアス。とのこと。

  • 図書館にて旧版を読む。kindleで新刊と見比べる。
    多少解説が違う。読んでるとマーフィーの法則に似てる雰囲気(私がそう感じるだけで多分違う)。
    皮肉の時代背景が理解できず、ほとんど意味がわからない。こういう風刺が流行ってたのかな、ということがわかったのが収穫。

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