- プチ・レトル (2017年4月25日発売)
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みんなの感想まとめ
残業をゼロにすることに成功した企業の実体験を描いた本書は、働き方改革が求められる現代において、特にIT業界のベンチャー企業が直面する課題に光を当てています。著者は、残業を減らすのではなく、思い切って残...
感想・レビュー・書評
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役員に仕事を押し付けるプレッシャーという案は良かった。もとがネットサーフィンをしていたのはなかなか信じがたい記憶がある。
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本書は残業を減らすことについての本ではなく、残業をゼロにすることについての本である。著者が経営する会社は文字通り残業がゼロ。
ではどうやって残業をゼロにしたのか、その過程が書いてあるかというと、書いていない。なぜなら著者が経営する会社は残業を減らしてゼロにしたのではなく、いきなり残業を禁止してゼロにしたから。
2012年9月30日に残業ゼロを宣言し、翌日の2012年10月1日以降、残業がゼロになった。まるで禁煙でもするように、ある日を境に残業をやめてしまった。最初に残業をゼロにしてから、残業しないで済むように仕事のやり方を変えた。
実際には準備期間や試行錯誤もあったのだろうと推測するが、結局のところ残業をゼロにできたのは、残業ゼロを決断して先にそれを実行してしまったから。著者によれば、残業ゼロとは「経営者が腹をくくるか否か、それだけの問題だ」。
当然ながら、中には半信半疑の社員や意識について来れない社員もいる。そこで時間になったら社員が自主的に帰るようになるまで強制的に帰るようにし、それを「徹底してやり抜いた。」
残業をゼロにしたら、どうなるのか?仕事はちゃんと回るのか?顧客にどう説明するのか?今日終えるべき仕事が終わらなかったら?急な仕事はどうするのか?社員たちの意識や行動はどう変わるのか?それが本書に書かれている。
残業ゼロはある意味、一つの社会実験であり、本書はその数少ない事例の一つである。社長でなくても、自分の所属部門を残業ゼロにしたいと思っているマネージャーやリーダーはたくさんいるはず。そうした人たちにとって、本書は大変参考になるだろう。 -
2017年57冊目
働き方改革が叫ばれている昨今。
多くの企業ではどう取り組むべきかを検討しているところも多いと思う。
また、今後の人手不足が予想される中、どう今いる社員に効率的に働いてもらうかというのも苦労されている点であろう。
本書は、ブラックの温床とも言われるIT業界。しかもベンチャー。
それでも残業ゼロの働き方を実現し、しかも利益もしっかり上げている。
そんな会社の経営者が語る残業ゼロ実現に向けたエピソード。
やや、具体的な部分に触れていないように思われるが、働き方改革の方法を学ぶ上では
役に立つ一冊であった。 -
・ふーん
・働き方次第
・転職したらいい -
炎上プロジェクト参画中で残業続きだが、この本を読んでる期間中に偉い人と面談して、大変だろうけど仕事ってこんなもんだよ、と言われて、うちの会社はダメだと思った。
本質的なことではないが、数字が崩壊してて酷かった。 -
・みんなが就業時間内に終えられなかった仕事は役員で全て引き受けます。みんなが効率的に仕事をしてくれないと俺たち死んじゃうかもよ?→上司に仕事を頼まなければならない気まずさが社員たちの効率化を一気に進めた
・お客に対しては18時以降の対応は別料金と伝えた上で、緊急の連絡手段を公開して、もしもの場合は役員が対応→多くのお客が残業ゼロの取り組みに賛同してくれた
・会社の飲み会は自由参加で料金も会社持ち。「え?来ないの?」という空気が生まれないようにしている→「余計な人間関係に悩まされずに仕事に集中できる」という好評など
・みんなが公私ともに同じ方向を向くことで組織が機能する時代は終わったのでは。共働きすら珍しかった時代と比べれば今の生活の多様性は説明不要。もはや一つのやり方に絞ろうという方が無理があるのではないか -
自分もIT業界というかソフトウェア開発に携わっているのでこれがいかに凄いことか分かります。すばらしい。
単に残業を禁止すればよいわけではなく、紹介されている「4つステップ」が重要ですね。このノウハウが参考になると思います。 -
小さい会社だから実現できたのだろうな、と思うところはある一方で取り組みとしてはとても好きだった。
具体的には、強制的に仕組みで残業をゼロにした上で、当然出てくる溢れの部分を役員が吸収するということ。
eワークの人、時短の人も雇いだして制度をどう見直すか、なんてことも考えているようだけど、今後が楽しみ。 -
残業完全ゼロを実践しているIT企業の取り組み。
同じ業界にいる身として残業完全ゼロというのはなんの冗談かと思ったが、実際にできている企業があるのかと身につまされた。
優秀な人材を確保するための企業戦略だと言われるとなるほどと納得できた。
ある意味で仕事が好きな人が多い業界でワーカホリックな上司や同僚に引っ張られて、勤務時間が長くなりがちだが、大事なのは働くことではなく成果を出すことだと意識することなのだろう。
