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みんなの感想まとめ
救いようのない転落劇を描いた本作は、昭和から現代までのノンフィクション事件を巧みにマッシュアップし、社会問題を背景にしたミステリーとして展開します。読者は、登場人物たちの苦悩や足掻きを通じて胸が苦しく...
感想・レビュー・書評
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昭和から現代までをノンフィクション事件とマッシュアップしながら救いようのない転落劇
読んでて胸が苦しくなるが、強く生きようと足掻く姿が痛々しくも応援したくなる
最後まで頑張って読んでて良かった
ラストの衝撃という帯文句がなければ読むの挫折してただろう
多くの伏線も見事!
社会問題を織り交ぜたミステリー
ハマりそう
■かつて『人生ゲーム』では、すべてのプレイヤーが必ず「結婚」のマスに止まるようになっていた。しかし、現代のおひとりさま人生ゲームには「結婚」のマスはゲーム盤の外にあり、全員が必ず止まるマスは「マンション購入」になっているのだという。
■ 母がよく言っていた、手の届かない場所の不幸せと比べて拵える、言葉だけの「幸せ」。
■確かにこれは〈換金〉だ。人の命を金に換える。
■「私たちは、何一つ選べないし、何一つ分からない。だから、一切のことに意味がない。何が美しく、何が醜いのか、何が正しくて、何が悪いのか、人は勝手に、あれこれ決めたがるけど、答えはない」 ――そうだよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後までとても面白く読むことができました。特に展開は想像を超え、全体の雰囲気やスピード感など十分満足できました。奥貫さんをもう少し暖かく見て欲しかった気もしますが、本庁の係長は最低の奴です。
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読了お疲れ様です!最近「自己責任」という言葉で何でも片付けがちだけど、陽子に関しては環境や育ちも作用してそうで自己責任だよねとはなかなか言え...読了お疲れ様です!最近「自己責任」という言葉で何でも片付けがちだけど、陽子に関しては環境や育ちも作用してそうで自己責任だよねとはなかなか言えないっていうか…。伏線はすごいし保険金トリックも面白かったです!2024/06/08 -
>れにさん
陽子に関してはどこ切りとっても「もうちょい自分の力でどうにかできなかったの?」って部分は特にないですもんね…騙されたりとか流され...>れにさん
陽子に関してはどこ切りとっても「もうちょい自分の力でどうにかできなかったの?」って部分は特にないですもんね…騙されたりとか流されやすい(?)性格はあれど、それも環境によるものが大きいというか…。
真相が明らかになるにつれてのハラハラ感凄かったですー!2024/06/08
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ミステリーというか文学的なかんじだった。ただのミステリーなら綾乃の描写いらん気がする。辛いけど止まらない中毒性。かと言って人に勧めづらい内容なので4。
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自分の周りにはないが、実際にはこういう状況の人もいるのだろう。
そして、このような殺人も実際に行われているのかもしれないと思うと怖い。
最後は、救いがあるのか救いがないのか、人によって感じ方が違うかもしれない。 -
人間が堕ちていく過程を嫌と言うほど見せつけられる物語。読んでいる方が辛くて、ついつい飛ばし読みしてしまう。それでも真の強者は、どんな境遇になっても生きていく力のある者。彼女の後日談も読みたくなる。
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冒頭の感じから
入れ替わりをすぐ想像してしまう自分がイヤ -
何がここまで彼女を駆り立てたのか。そうしなければやり直せなかったのか。家族に思い入れがあったのか。だから、あの場所に戻っているんだよね。
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私からしたらかなり分厚い本でしたが、あっという間に読み終えました。陽子は「自分は特別ではない」と言っていましたが、そんなことないと思います。面白かったです。
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これもまた面白くて一気読み。
陽子は、幸せになれたのだろうか。
御守りの中に書かれた子の誕生を願うメッセージが、せつない。 -
久々に綿密に構成されたクライムサスペンスを読んだ。
とても面白く、本の帯に書かれていた、
「ライト4行に驚愕」は全くその通りだった。
物語は、2つの物語を交互に描いていく。
1つ目は、鈴木陽子の人生を辿る
第三者の視点で語られる物語。
父母弟と4人家族の陽子は、父の蒸発、
母との折り合いの合わない関係、弟の自殺を経て、
自分の本当の居場所を探しつづけている。
結婚し、離婚し、転職し、思うようにいかない
陽子の人生を俯瞰で描き続けている。
2つ目は、管轄内で発見された腐乱死体の
生前の痕跡を辿る女性刑事奥貫綾乃の視点で描かれる。
死体が発見された国分寺のマンションで、
鈴木陽子の身分証が発見される。
推定死亡年齢40歳。彼女はどうして死んだのか、
事故なのか、自殺なのか、他殺なのか。
戸籍や知人の証言から不審な事実が明らかになる。
どちらの物語も鈴木陽子が重要人物として描かれるが、
中盤まで、2つの物語がどこで繋がるのかが分からず、
読み進め明らかになる事実に、いちいち驚いてしまった。
また、要所要所に登場する鈴木陽子の人間関係も、
飛ばさずじっくり読むと、後から後から「あっ」と
気づく出来事が多々ある。
じっくり読んで正解だった。
読む側は絶叫はしなくとも静かに目を剥くと思う。 -
とてもおもしろかった!
序盤よりも終盤に進むにつれて面白くなる小説です。
物語を通して陰鬱とした雰囲気が独特でクセになりそうでした。
著者プロフィール
葉真中顕の作品
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