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感想・レビュー・書評
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人は、こうあるべき、こうであるはず、これが普通、っていう物語を自分でつくってしまいがちで、それで自分を苦しめることがある、みたいな論だったと思う。哲学や思想、心理学や宗教や、古典文学や、さまざまな引用がされていて、わかりづらいことはなかったけれどもちょっと難解というか多少退屈なような、飛ばし読みしてしまったところもあって。要は認知療法みたいな、考え方の癖を治しましょう、みたいな感じ? 読む前に勝手に想像していた内容とは違っていて残念だった。想像していたのは、津村記久子さんの小説(死んだあと、フィクション消費地獄に落ちる、って話)に出てきたみたいに、なぜわたしは小説や映画やドラマといったフィクションをアホみたいに消費してしまうのか、自分の人生という現実を生きるよりもそっちに夢中みたいなのはなぜか、みたいなこと……。
あと、もっと一般的な小説とかが引き合いに出されるのかな、とも勝手に思っていた。
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