本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4934569362872
感想・レビュー・書評
-
2021年8月14日観賞。広島から呉に嫁いだ女性すずの日常は敗色濃厚な戦争による空襲・爆撃に脅かされていき…。家族に見せたかった映画、家族と一緒に私自身は二度目の観賞。昭和20年の夏・広島という場所の意味、焼夷弾による空襲や防空壕の意義など小学生には説明されないと分からないことも多いが、自分自身もこれらを実際に体験したわけではなく、先人から教わったことを次の世代にも引き継いでいかなければいけないなあ…と改めて感じた。前半の家族ドラマのような日々が、突然の砲撃・銃弾の音でギアが変わるところ、不発弾や白鷺、ラストの出会いなど展開を知っていても涙なしには見られなかった。火垂るの墓よりこっちを毎年家族で見たいものだ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんな戦争映画があるのだろうか。
淡々とその人の日常を写し取っていくだけで。戦争ものにある、劇的なイベント、親愛なる人の死で感情を盛り上げる、という手法が一切なく、主人公のすずさんの心情風景が綴られていく。しかし、観終わるとわかるが、この一遍にどれだけの準備、伏線、が張り巡らされているか。
主人公すずが、ほのぼのした性格、ということでストーリーの大半がほんわか
ムードで進むのだが、幼馴染の海軍兵を結婚した後の家に泊めるシーン(夫は、「あんかを入れてきなさい」と言って納屋に送り出し、母屋の鍵を閉める)など、大人の感性の描写が通底しているので、太平洋戦争をほんわかムードで描く、ということでもなく、かといって悲惨な場面を劇的に描くわけでもなく。(劇中、主人公が、「広島の実家に帰ります」と言っている矢先、原子爆弾が投下されるのを、嫁ぎ先の呉で見る)
最後、戦闘も死傷もなにもない、エンディング。エンディング前の120秒ほどは涙が止まらなかった。
これは、子供たちにも、親しい人にも必ず見て欲しい。 -
はるみちゃんの件、表現の仕方が良かった。
胸が苦しくなった。 -
人に語りたくなるような映画。
不思議な魔力を持つ映画、です。
これは見る人によって様々な顔を見せる作品です。
「戦争」をテーマにはしていないと思います。
ましてや「平和」をテーマにもしていないと思います。
ただ、その当時もしかしたらいたのではないかと思わせる人々の姿を、生き生きと描き出した映画。
それが結果的に、「戦争」「平和」といったことも考えさせられる作りになっています。
映画を見たときからファンになり、コトリンゴさんのライブや、制作過程が見たくて、これを買いました。
満足できず、もっと見たい!という気持ちにさせられました。
それほど、この映画の作りこみは素晴らしい。
「すずさん」を実在するような感覚にしたい、という監督の意図が、演出や、リアリティなど、お飾りにならずにいかされている。
数々の賞を総なめにした作品ですが、濃厚な部分もありつつも、軽い気持ちでほっこり見られる部分もあります。
なかなか入りにくい芸術作品ともまた少し違い、キャラクターが動いているだけでも楽しいという、アニメーションならではの面白さも感じられます。
本当に大好きな作品なので、多くの人に見てもらいたい。
これを見るまでは、どこかで戦争ものは辛いもの、この時代は特別で物悲しいと思っていました。
でも、戦争があっても人はご飯を食べ、恋をし、喧嘩もする。
絵もかくし、洗濯もする。
そんな当たり前なことに気付かされた作品でした。
初めて、あの時代がうつくしい色彩を持っていたことに気づきました。
感情の描き方も素晴らしいのですが、徹底的なリアリティの追求によって、生活の素晴らしさ、愉しさが伝わってきます。
本棚登録 :
感想 :
