週刊東洋経済 2017年5/20号 [雑誌](バブル全史 最後の証言)
- 東洋経済新報社 (2017年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910201330577
感想・レビュー・書評
-
バブル全史
強気ヤマトが抱える不安
セブン24時間営業はやめない
ユーチューバーは職業か?
結局、バブルとはなんだったのか?
よくわからない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リアルなものへのこだわりがなくなり、どんどんバーチャルでいいじゃん。本当の自分なんてなくていいじゃん、という面たりていぃになる。リアリティの蒸発、徹底sちた個人かが起きていた。
-
今号の主な特集記事は、以下の3つ。
* バブル時代ついて
* 温暖化対策の脱炭素について
* 新韓国大統領のムン・ジェインについて
まずバブルの解説については、曖昧にしか知らなかったこともあり、非常に楽しめた。
特に「大半の人はバブルで何の得もしてない」という文章については、強く頷かされた。
今までは何となく日本全体でリッチになったイメージがあったが、実際は猛烈な熱狂の後に綺麗さっぱり消えてしまったので、何も残らなかったのである。
なるほどバブルとは言い得て妙だ。
また「バブルが必ず崩壊することは歴史が証明している」という点も重要だと思った。
それは、投資が経済の実態ではなく、将来の過度な期待に基づいて行われるからである。
つまり「将来利益が出るから」ではなく、「価格が将来上がりそうだから」という理由で土地を買う。
これでは、人々の期待が変わった時に崩れ去ってしまうのも納得できる。
温暖化対策については、主にカーボンプライシング(炭素の価格付け)について解説されていた。
CO2排出量に比例して課税される「炭素税」と、削減目標を超えた分を売買できる「排出量取引」。
これらを取り入れることで、企業が脱炭素に向けて様々な対策を行うようになり、温暖化対策が推進されるようになるのが狙いである。
今カーボンプライシングは、世界的に導入が進んでいる。
だが日本では遅れているどころか、まとも議論すらされていないのが現状であるらしい。
石炭火力も、各国では減らしていく傾向にあるのに、日本ではまだまだ石炭火力発電所を建てる計画だそうだ。
なぜこんなことになっているのか。
また中国は、環境に悪い国というイメージがあったが、実は今では世界一の再エネ投資国家になっている。
事実既に石炭火力よりも、太陽光や風力発電のコストを安くすることに成功しているそうだ。
これでは十数年後には立場は圧倒的に開き、日本は世界の笑いものになるだろう。
実に嘆かわしい。
またそれ以外では、「経済を見る眼」の「ユーチューバーは職業か」が面白かった。
現在、ブロガーやユーチューバーといった人々を「職業」として認識する人は少ない。
だが彼らがそれによって所得を得ていることは、紛れもない事実である。
今後もネットやAIといった技術の革新によって、既存の職業に当てはまらない人は増えていくだろう。
その際にやるべきことは、正しい情報を共有することであり、それが経済全体の生産性に寄与する、という内容である。
確かに今流行りのユーチューバーについては、一部の人だけがピックアップされて、実状がどういうものか不明な点は多い。
収入や労働時間はどの程度か、職業寿命はどれくらいか、その道を選ぶリスクはどれほど大きいのか、等である。
現状では、こういった情報はネットの噂や憶測程度でしか流れてこない。
これらの情報を正確にまとめ、正しい情報を共有することで、ようやく職業の一つとして世間に認知されることになる。
個人的にはゲームが好きなので、プロゲーマーの方々には頑張ってもらいたい。
なので、是非こういった新しい職業は成功して欲しいと思う所存である。 -
大人になって歩き始める♪平和の歌を口ずさみながら♪