傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考 [Kindle]

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  • 文響社
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感想・レビュー・書評

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  • ただの人として生きるということ。「立つ、歩く、坐る」毎日の何気ない行動から意識する。不躾に言えば地味。しかしその積み重ねが流されない自分を作る。そんな日々の心構えが書かれた良書。


    個人的には「悟無好悪(さとればこうおなし)」という言葉に感銘を受けた。あるがままをそのままに認めれば、好きも嫌いもない。嫌いだ、合わないと感じるのは自分の方に「こうであって欲しい」という相手への思惑があるからである。しかし他人を自分が望むような人に変えることなどどだい無理な話。ならばそのまま認めてしまったらいい。そのほうがずっと楽。揺るがない自分をもちつつ、自分のやるべきことをやって、相手と距離をとる。

    とりあえず、心乱れたら丹田で深呼吸することを心がけよう。

  • シンプルに考えられる本です。気持ちが楽になります。

  • とにかく禅僧で高名な著者の本を読みたかったので読んでみた。
    僕は図太くなりたいとは思わないし、もはや傷つきやすい人間でもない・・・しかし、読んでいくうちに改めてかつての「素」の自分を見たような気がした。
    図太くなりたいと思っていて傷つきやすかった、かつての自分を。
    そして、それに対してどう対処するか、してきたか、改めて反芻することができた。

    著者は本書で人の本質を嫌というほど描く。
    例えば、「考えを巡らせれば巡らすほど行動できない」という人間ならでは悩みある行動。
    そして、悩みが尽きない人生を生きていく上で素晴らしい助言とも言える言葉が数多く登場する。
    「一行三昧」「失敗した過去をやり直せない」「いまだけを見つめる」「先読みしない」「準備は整った。あとは出たとこ勝負だ!」「完璧を求めない」「乗り越えたら、どんな自分に出会えるか楽しみだ」「腹案」「自分の距離感で付き合う」「同じ土俵に上がらない」「いちばんの仕返しは堂々と生きること」「どでかい堪忍袋を持つ」「必要以上に自分を大きく見せない」「反省はピンポイント」「見切る、手放す」・・・などなど。

    もう言葉だけでは書ききれない、本全体の中身の濃さ。
    年末が近くなり、生きる上でこれまた本年最高の本を読んだ充実感があったね。

  • 禅の考え方は興味深い。今後の人生のヒントがあると思えた一冊。感謝を忘れず、執着せず、寝る前に瞑想をしてみよう。まずは継続。

  • 生きていくうえで、心を強く持っていられる。
    そういった態度の”源流”になっているのが「真の図太さ」

    <はじめに>
    ・些細なことで、すぐにあれこれ思い悩んでしまう。
    ・自分の意思よりも、人の言うことに流されやすい。
    ・何か心を塞ぐことがあると、いつまでもそこから抜け出せない。
    ・いつも周囲にどう見られているか、気になって仕方がない。
    ・傷つくのが怖くて、自分が思ったことを言えない。
    =物事の受け止め方が繊細すぎる。
    ➔修行前の禅僧も同じ。

    禅の修行
    行住坐臥(ぎょうじゅうざが)
    =人の基本動作
    ・歩くこと(行)
    ・止まること(住)
    ・すわること(坐)
    ・ふせること(臥)
    ➔日常のすべてが修行
    =禅的な生活を送るなかで身につくこと。

    禅的な生活
    ・禅の思考を踏まえて物事を見ること。
    ・禅の教えを心に置いて物事を受け止めること。
    ・禅を意識して発言したり振る舞ったりすること。
    ➔誰もが、日々の暮らしのなかで実践できること。
    =図太さは必ず育つ。

    <第1章 ちょっと図太くなって、たくましく生きる>

  • 傷つきやすい繊細な人向けに、禅の思考をやさしく教えてくれる本。著者の経験と禅の修行に基づいてわかりやすく説明してくれるので、禅初心者でも読みやすい。マインドフルネスやフォーカス、即実行すること、気にしない技術、などなど、この複雑で堅苦しい世の中で繊細さんが生きていくためのアドバイスが豊富に触れられており、禅の奥深さを感じることができた。日々の生活の中で心構えを変えるだけでも刺激の受け取り方は変わってくると思うので、積極的に禅思考を試していきたい。

  • 枡野和尚さんのご著書に先日出会い、初心者でも取り入れやすい考え方が多くあるので、2冊目。オーディブルで通勤中に聞きました。聞いていると心地よくなってくる。座禅はやったことがないけど、ヨガクラスでの呼吸法や瞑想と似ていて、つまり古来より効果が実証されてるってことだと思いました。

  • 書いてることは一理も二理もあるんだけど、なんせ此方は俗人も俗人なので心の師のサポートなしでは無理があることもあるし、「理想はそうだけど、これをそのまま実践すると人によっては余計に追い込まれないか」とか「周りがある程度理想的な環境じゃないと図太くなる前にハゲそう」と思った。著者の言う通りできる範囲で取り入れるには良い本だと思う。

  • 「運勢という字は『勢いを運ぶ』と書きます。つまり、運勢は勢いなんです。運勢をよくしたいと思ったら、なんでも勢いよくしましょう」  勢いがないところに、運もめぐってこないし、縁も結ばれない、ということだと思います。

    「一行三昧」  真っすぐな心を持って、ひとつのことに全力を尽くす、

  • 精神を図太くする禅思考を知りたくて読書。

    思想ではなく思考。曹洞宗から学べる考え方、ノウハウ、習慣を実生活へ応用するヒントを教えてくれる。1つでも新しい習慣、氣づきとして実践できるものがあれば読んだ価値ありじゃないだろうか。

    前後際断
    道元禅師の言葉。今と過去を切り離す。今を生きる。

    任運自在
    すべて自然の流れにまかせてきって、はからいをしない。そのまま受け入れる。奇をてらわない。無理をしない。背伸び、虚勢や実態よりも大きく見せない。うそや一番大切な自分を裏切らない。

    今を全力で生きる。

    定期的に自己客観視して、無駄なもの、同時並行で抱えていないか、マルチタスクになっていないか、チェックして削ぎ落としてシンプルなシングルタスクにする。

    人間の本能に起因する比較をしない。答えを外に求めない。常に内に持っている。それを探す。

    丹田呼吸
    呼吸法を生活の中で実践することで、集中力アップ。不安やストレスの軽。怒りの制御などへ応用する。

    読書時間:約45分

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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