伝奇集/エル・アレフ [Kindle]

  • グーテンベルク21
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感想・レビュー・書評

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絞り込み
  • 伝奇集とは、個人的才能を発見するために最小限の基本的知識の絞り込みと繰り返しで徹底的に入力と出力を繋げ、奇跡を叶える方法集である。今回『記憶の人、フネス』を読んで、「抽象的知識と具体的事案を結びつけること」を常に意識することが非常に重要であると気づいた。抽象的知識を学ぶ際は、当該知識はどのような事案において使うべき知識であるかを考える、という具合に抽象から具体へ意識を流す。具体的事案を処理する際は、当該事案においていかなる知識を使うべきであるか、問題となるかを考える、という具合に具体から抽象へ意識を流す。

  • 絶妙に実在しそうな非実在偽書の紹介・もしくは解説書?

    例えるならばジョジョのパロディとして
    「不滅の詩 全文完訳」とか
    ガラスの仮面のパロディとして
    「女海賊ビアンカ その生涯」
    とかをやったようなもの…でいいのだろうか。

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著者プロフィール

1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。
驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。
小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。

「2021年 『記憶の図書館 ボルヘス対話集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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