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- / ISBN・EAN: 4988102559793
感想・レビュー・書評
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万里の長城をめぐっては幾多の伝説が生まれた。これはそのひとつである、と最初に出る。これがあったので、おとぎ話なのだ、と物語世界に素直に入って楽しめた。終わって見ると怪物退治の物語だ。
最初の場面、砂漠にそびえる岩山を行くウィリアム(マッド・ディモン)と相棒。え?万里の長城の映画に白人?と違和感があったが、行く手に褶曲した赤茶の数色の岩肌、おお、これは絶景本や絶景番組でみた、中国の七色に輝く、七彩山・張掖丹霞地貌ではないか。ここはマルコ・ポーロの東方見聞録にも記されて、なるほど西方の白人が東方に行く途中なのか、物語が進むと「火薬」を求めて来たことが分かる。
長城では60年に一度現れ襲ってくる、恐竜のような饕餮(とうてつ)という生き物と戦っていた。これも昔、民を顧みない王が出てその戒めのため出てくるのだという。なるほど、こういう出自の怪物を、中国王朝の兵士たちが退治しようとしているところに、火薬を求めて東方にやってきた、西方の男が助立ちする、と物語の軸としてはよく出来ていたのでは。
場面は夥しい数のトウテツのコングラ、対する多数の兵も戦法により色を統一させて、コングラと一体になっている。ここらへんはチャン・イーモウ監督ならではだ。
高位の武将にアンディ・ラウが出てきて嬉しくなってしまった。
2016中国、アメリカ
20ストーリー22.5.21BS12詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
評価あんまり高くないけどそれなりに楽しめた。チャン・イーモウ監督作品でアンディ・ラウ出てるし。女性が活躍している映画は好きだ。
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監督 チャン.イーモウ そして 主演マット.ディモン
やはり これだけで 観てしまうでしょ
ウォールとは万里の長城 そして あのエイリアンのようなモンスターが大群で出てくる映画とは思ってなかったので、かなり驚き あのモンスター群多過ぎる 絶対無理なのに女王さえ倒せば…ってとこは単純だったけど、
イーモウの作る映画は映像綺麗だし、ディモンは何をやっても様になってるなぁとまた、感心してしまった。
ストーリーはゲームかアニメの様なスペクタルムービー
誰が作ったんやろ!って改めて驚く万里の長城に歴史的な意味あいのある映画ではなかったけど、楽しませてくれた映画だった 大作で監督とベテラン俳優のパワーは凄いよね やっぱり観てしまい、やっぱり そう悪くはない仕上がりになってました。 -
以前に話題になった「HERO」「LOVERS」のような色彩およびVFXで見せる映画の系譜にある作品だと思います。とても美しかった。(ヒロインが特に。しかし、「HERO(英雄)」はもう20年前の作品なのか・・・)
ただ、マット・デイモンは無駄遣いです。いや、悪くはないんだけど、世界観的に彼じゃなくても十分だったような気がします。
「万里の長城」もタイトルにするほどの意味を感じませんでした。「何」と戦っていたのか、というIFのストーリーとしては面白いですし、敵も割とよく出来ています。
ただ、ラストバトルがすべてをぶち壊しです。
やりたいのは分かるんだけど、あれほど増殖させると、そりゃ現実感が一気になくなって、作り物にしか見えなくなって興ざめしますって。
「HERO」「LOVERS」を思い出せた、という点でちょっと「おっ」と思った作品でした。 -
別途
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2019/03/03 12
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中国版スターシップトゥルーパーズ。
リン隊長が美人。
ああ、パシフィック・リム: アップライジングや
キングコング: 髑髏島の巨神に出ていた人か。 -
「万里の長城」というモチーフはどうでもよいと言ってもよく、中国人が異国の助っ人と一緒にモンスターと戦うというだけのファンタジー。モンスターのあまりの夥しさで連想するのは「スターシップ・トゥルーパーズ」で、女王(?)を殺せばみんな死ぬという都合のいい設定はまた同じで、もういい加減にしてほしいなとも思います。
結局、マット・デーモンが「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の主演を蹴って本作に出演したというエピソード以上に面白いものはなかったなぁ。 -
マット・デイモンはこんな作品に出るべきではない
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莫大な制作費と大物俳優を起用したB級映画。ストーリーの伏線のほとんどが回収されないまま、まさかのエンディングに口あんぐり…
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万里の長城はモンスター軍団の侵入を阻止する為だった。西洋の傭兵が古代中国と共に化物に挑む。
チャン・イーモウ作品だけあって、映像的な綺麗さはさすが。大スペクタクルな戦闘シーンは圧巻。ただ、最初の長城のシーンが一番良かったのはバランス悪いか。
話的にはそこまでの面白さはない。
ジン・ティエンの美しさに免じて星4つ。チャン・イーモウ映画には美女が欠かせない。
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なんだか『進撃の巨人』の二番煎じのような設定で、しかも敵がどんな進化の系譜にも属さない、恐竜とも言えないような怪獣で、そこに中途半端な歴史ロマンが介入して…と、全方向に虻蜂取らずのバランス崩壊を起こしてしまった超大作駄作。アクションも重力や物理法則を無視しすぎて地に足が着いておらず、SFとしてもトンデモ設定を爬虫類にオチにまで使い倒し、極彩飾の甲冑、纏足を履いていた筈の中国での女性の扱いなどなど…リアリティーに欠ける矛盾も満載。かといて、割り切ったお馬鹿アクションに昇華させている訳でもないので、無駄に投入された予算と人員を目の当たりにして現在の中国の国力を確認するぐらいしか、鑑賞価値はないのではないか。☆2.5
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攻めてくる敵が怪物だったのでまず驚いた!映画館で予告を見たはずなんだけど…難敵のようだったのに原始的な手法であっさり決着がついて拍子抜けだったけど、衣装や映像はやはり楽しめました。マット・デイモンがよく出演してくれたなぁ。
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2017.09.24.
評判を聞いていたので、
見なくてもいいかなぁと思っていましたが、
アンディ・ラオと
マット・デーモン
が出ているのだから見なきゃと思い借りてきました。
何故 チャン・イーモーはこの映画作ろうと思ったのか悩む
もう少し、違うもの作れただろうに
不思議。
チャン・イーモーのインタビュー読みたいわ
ジン・ティエンは本当に美しい!
どこかで見たことあると思ったら
キングコングに出てたのね。 -
イマイチ
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B級超大作でした。
ハリウッド資本が入ったグエムルといったところでしょうか。戦闘シーンは兎に角派手です。
壁から鉄球はまだしも巨大ハサミや吶喊バンジージャンプは笑わせます。
饕餮と言う名の足が速いエイリアンみたいな化け物の為に万里の長城は築かれていた!(いま、『とうてつ』が漢字変換された事に吃驚しました。凄いなiphone。)
凄い発想です、チャンイーモウ監督。お金が使い放題だと人が変わるんでしょうか。とても「初恋の来た道」「HERO」の監督とは思えません。
話をごった煮的に詰め込んでいますが1時間45分と割りと短めの尺に収まっているので飽きさせません。ついでにヒロインのリー隊長が超絶美人でした。しかもマットディモンが相手なのに恋愛模様はカケラも見せません。隊長の裸の肩ぐらい見たかったな。しかし戦闘服は次から次へと変えてコスプレショーの趣は有ります。
結論!暇で映画代が惜しく無い人は大画面で観ましょう。 -
■2017.04 映画館 鑑賞