光の帝国 常野物語 (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 代々特殊な力をもつ常野の人間は
    その力をしまい、慎ましく生きていた。
    だが国はそれを認めなかった。

    僕がまず思ったのは
    そういった能力を自分が持っていたら
    どうだろう。ということだ。
    空を飛ぶ能力/どんなことも記憶してしまう能力/遠くの声が目の前で話しているかのように聞ける能力(以下:遠耳)/異端のものを見る能力/時間を戻す能力など…

    時間を戻す能力や記憶能力はちょっぴり
    羨ましいし子どものときなら誰もが
    憧れた能力だし、僕もその例に漏れない。
    しかし今は要らないと断言できる。
    どんな優れた能力でもそれと同じくらい
    不自由が表裏一体だからだ。

    例を出すと長くなってしまうので一つに絞るが、遠耳の能力だと、悲しみの声や怒りの叫び、もっと現実にシフトしていくとしたら妬みや恨みも聞こえてきそうだ。噂もされる?全てにたいして疑心暗鬼になりそう、考えるだけで耐えられない。僕なら達磨山から一歩も出られない(笑)

    これからどのようにして
    常野の人たちはこの苦難を
    乗り越えるか楽しみだ。
    (amazonの私のレビューをそのまま転用)

  • かるーく恩田作品を読みたい気分のときに読むやつ。これが気に入ると蒲公英草子も楽しいはず。

  • 不思議な力を持つ常野の一族。それぞれの短編に常野につながりのある人々が出てくる。遠耳、遠目、予知能力、などなど。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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