バガヴァッド・ギーター (岩波文庫) [Kindle]

  • 岩波書店 (1992年3月16日発売)
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  • インドの叡智、ここに極まれり。どうしてもそう言いたくなる一冊です。日本人にはあまり馴染みのない、ヒンズー教の聖典ですが、宗教に関係なく読むことができます。薄い本ですが、一行ずつ考えながら読んだので時間がかかりました。この世の中でどのように生きていくのか、アルジュナと一緒に聖バガヴァッドのことばをかみしめながら読みました。自分の本質に従って、善いことを何の見返りも期待もなく行う。なすべきことをなす。これが人間の生きる道だと言われたように思いました。

    聖バガヴァッドの言ったことは、日本の「清く正しく美しく」に近いでしょうか。ソクラテスは「善く生きる」と言いました。私たちは誰もがたくさんの夢や希望をもって、こうなりたい、ああなりたいと思っていると思います。でもそれ以上に大切なことは、何に向かってそれをするのかということだと思います。聖バガヴァッドは自分の方を向くように言いました。私は自分がどんな人生を歩んでも、私の信じる神様の前に清く正しく美しくありたいと思いました。とても難しいけれど、それが自分の一生の仕事だと思いました。

  • 『バガヴァッド・ギーター』は文庫本で140ページほどとかなりコンパクトです。そして上村勝彦さんの訳も非常に読みやすく、巻末には50頁以上も解説が付されていますのでこれはありがたいです。

    この本では大乗仏教の教えと非常に近い思想がどんどん語られます。

    やはり仏教もインドの思想や文化の枠組みの中で生まれたのだなということを強く感じました。もちろん、それはインド神話から仏教への一方通行ということではなく、お互いが影響し合ってのことだと思います。

    仏教を学ぶ上でもこれは大きな意味がありました。いや、仏教だけに収まらず、宗教、人間そのものにも目を開かせてくれる珠玉の聖典でした。インド思想、インド文化にますます惹かれている自分を実感しています。

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