- Amazon.co.jp ・電子書籍 (322ページ)
感想・レビュー・書評
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株も保有している同社のこれまでの足跡と今後目指すところを知る為に読了。おそらく2016−17年頃に書かれた本であり、今はコロナ禍も経てまた違った状況になっていると思うので、現状については別途調べる必要あり。3人の創業者がそれぞれ違った強み/弱みを補完しあってここまで会社を成功させてきた話は非常に熱く感じるものがあった。
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メモ
・Airbnbのサービスがどのように生まれ、成長し、今の形になっていったのか、ノンフィクションのストーリーで書かれていて、興味深かった
・もともとは家賃を払えないことがきっかけで、自分の部屋に他人に貸すことから始まった
・大規模なイベントがあるときには売上が立つが、当初鳴かず飛ばずの時はシリアルを売って食いつなぐこともあった
・デザインの優位性や熱狂的なユーザーを取り込むカルチャーが成長の原動力となった
・そのために創業メンバーはビジネス面でも技術面でも愚直に学ぶ姿勢を崩さなかった
・競合が現れたときに、買収するか否かの判断もあったが、自分たちのほうが優れたビジョンを持っており、傭兵的なお金ありきの軍団を引き入れることはしないという意思決定をしたこともあった
・ホスト側も宿泊者側も犯罪行為が度々発生するようになったことから、安全ガイドラインや態勢が整備されていったが、最初のうちは性善説ありきでCSがかなり酷い時期もあった
・C2Cモデルはどうしてもトラブルを避けられないし、当初の家主いる前提のモデルだとスケールするようにも見れなかったため、投資家も冷ややかな対応だった
・ホテル業界や住宅業界に悪影響を与えるモデルでもあるため、それらと対峙するためにもロビイストの役割も必要となったりもあった -
唯一無二の自分をもっと認めてもいいんじゃないかと思える一冊です。
ローランドの名言はタイトルにもある
「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か。」
この名言の裏には確かな努力があるとこの本を読んでわかりました。
最初は1人のホスト、今では経営者として多岐に渡る事業展開をしているローランドの生き方にとても魅了されます。
自信は無い、でも一度きりの人生カッコ良く生きたい!と思っている方におすすめです。 -
Airbnbはどのようなサービスであるかは知っていたけど、創業エピソードなんかはまるで知らなかったので、面白く読めた。前々から思っているが、スタートアップの話の面白さというのは歴史小説に通じるものがある。時代は違えどやっていることは立身伝だからだろう。
IT系スタートアップの創業メンバーというのはだいたいプログラマーだけど、Airbnbの場合は2人がデザイナーで1人がプログラマーという組み合わせ。しかも最初にやる気だったのはデザイナーの二人の方。それでよくスタートできたものだと感心する。
しかしこの本の読後感はFacebookの本を読んだ時に近い。どちらも創業メンバーに対する畏敬の念とすごいサービスだ、という気持ちを抱くのだが、サービスそのものを使ってみたいとはあまり思わない。俺は全部やってくれるホテルに泊まりたい。 -
それは3人の創業者が「白人男性だったから」だ。チェスキーはこう語った。「サイトをデザインしたとき、考えの及ばなかったことはたくさんある。だから、見直すべきこともたくさんあるんだ。」
今年からある取り組みを始めました。色々不具合あるだろうなと思って、1ヶ月かけてトライアルしたり、作業に参加する人たちの意見を聞いたりして、自分では準備万端だったと思います。
ところが蓋を開けてみると、想像以上の不具合連発。人はこんな使い方をするのか、こんな所に文句言うのか、とかなり面を喰らいました。日々、微調整の連続です。
もう少しトライアルをすべきだったのか、そもそもこの取り組みが当初目論んでいた作業時間削減に繋がってないのか、考え出すとキリがありません。
でも考えます、改善を続けます、必要であれば多少荒い手も使います。これくらい捌けないと、たぶん次のステップには進めそうにない。 -
170716-