経営計画は利益を最初に決めなさい!―――社長しかできない、2つの落とし込み [Kindle]

  • あさ出版 (2017年2月28日発売)
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  • 経営計画を、ただ売上や経費の見込みを並べる紙ではなく、会社の理念と利益を生み出す道筋を結びつける「経営の設計図」として捉え直させてくれる本。

    内容は、経営者の思いを経営計画書に込める理念編と、その思いを利益計画へ落とし込む実践編に分かれており、数字だけでは動かない会社を、考え方と行動の両面から整えていく重要性が語られている。

    本書の核にあるのは、「利益は最後に残ればよいものではなく、最初に決めるもの」という発想である。必要な利益を先に定め、その利益を実現するために、月ごとの利益計画、部門ごとの利益計画、さらに商品別・お客様別の販売計画へと落とし込んでいく。

    売上を追いかけるだけの経営ではなく、どこで利益をつくり、どこに不足があり、何を打つべきかを見える形にすることで、経営を感覚から仕組みへ変えていく考え方が学べる。

    また本書は、経営計画書は経理担当者がつくる数字表ではなく、社長自身がつくるべきものだと強く説く。

    会社は何のために存在するのか。どこへ向かうのか。何を大切にするのか。そうした軸を社長が自分の言葉で示し、それを社員に伝わる形にして初めて、計画は現場で生きる。

    理念のない計画書では人は動かず、数字だけの計画書では会社はよくならない。
    経営計画とは、社長の意思を社内に浸透させるための道具でもあることがよく分かる。

    読むことで、利益を偶然の結果として待つのではなく、先に利益目標を置き、そこから逆算して販売、行動、組織の動きを決めるという、極めて実務的な経営の見方が身につく。

    理念と数字をつなげたい人、計画を立てても現場が動かないことに悩んでいる人、売上はあるのに利益が残りにくい会社を立て直したい人にとって、経営計画の意味そのものを考え直させてくれる一冊。

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著者プロフィール

税理士法人 古田土会計 代表社員 公認会計士法政大学卒業後、公認会計士試験に合格。監査法人にて会計監査を経験し、1983年に古田土公認会計士・税理士事務所を設立。企業の財務分析、市場分析、資金繰りに至るまで徹底した分析ツールを武器に様々な企業の体質改善を実現。中でも年商50億円、従業員100名以下の中小企業オーナーに絶大なる信頼を得ている。会計事務所の所長や幹部社員を対象に、研修講師も務める。現在も自らが担当顧客を持ち、現場の第一線で活躍中。著者に、『社員100人までの会社の「社長の仕事」』(かんき出版)など。

「2017年 『ダントツ人気の会計士が社長に伝えたい 小さな会社の財務 コレだけ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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