- Amazon.co.jp ・電子書籍 (165ページ)
感想・レビュー・書評
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今だとメモの魔力やコメンテーターとして有名になった前田氏。SHOWROOM自体がいま順調なのかというとよく分からないが、その起業を軸に、前田氏の価値観が描かれる。
天才肌かとおもいきや圧倒的な努力の人で、きちんと考えた上でエネルギーを全力で投入するというスタイル。マネできそうにもないが、触発される部分がある。
●人は絆にお金を払う
小学生時代に路上での弾き語りを行う際から仮説と実践を繰り返していた。そこで価値を発揮したのが絆、コミュニティ。現代においてもモノではなくヒトが重視されている
●SHOWROOMが作る新しいエンターメイトのかたち
4象限の中から狙う領域を定める。観客参加型。
●外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」
外資系投資銀行の先輩エリートが重視していたのは、人に好かれること。個人で到達できる領域には限界がある、より遠くに行くためには周りを巻き込む必要がある。人を好きになることはコントロール可能。圧倒的に仕事にエネルギーを注ぐ。プライドを捨てて、コミュニケーションをとる。ゲームのルールにのっとる。ハードスキルで横並びであればソフトスキルによってえらばれる。
●ニューヨーク奮闘記
クレージーなキャラを演出し、海外でも圧倒的な成功を収める。身内の死をきっかけに、起業することを決意する。見極めてから頑張る。
●SHOWROOM起業
0から1を生むという未知の分野の修行のためにDeNAに入社。企業直後のさまざまな課題を通じて成長する。専門領域の策定。泥臭い営業を通じてのコミュニティの確立。
●SHOWROOMの未来
世界一を目指す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
熱量という言葉をキーワードにしているくらいだから、やはり本書は熱い。努力が正当に報われる、なんて正論を実現したいぐらいだからやはり熱い。幼少時代の苦労をばねにというのは簡単だろうが、本当に努力をしてきたのだろう。そして挫折を乗り越えてつかんできた約30年の人生。いまや人気サイト:SHOWROOMの運営を通じて自らの思いを実現させんとする若き経営者の半自伝。
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冬の四冊目。
すごく良かった。前田さんの情熱の根源にふれられた。人生におけるコンパスを練り直したくなった! -
前田裕二の価値観に共感した。彼のビジネスを応援したいと思った。
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筆者を知ったのは多くの人とおそらく同じだと
思いますが、石原さとみとの交際報道です。
筆者が立ち上げたSHOWROOMというサービスは知りませんでしたが
帯で堀江氏と秋元氏が絶賛していた事もありポチりました。
肝心の内容については、『うーむ』というのが率直な感想でしょうか。
筆者が大変な生い立ちで子供の頃から苦労を重ねてきたことには
同情しますし、その時の悔しさをバネに壮絶な努力を重ね
路上ライブで学費を稼ぐ〜大学卒業〜外資系投資銀行でトップ営業に
なるなどのくだりは読み応えがありましたし、石原さとみが
ただのITチャラ社長に引っかかった訳では無いと分かり
安心した次第です(何が?)
ただ肝心のSHOWROOMについては、今後どのような
成長をしていくのか今一分からなかったのと、そんな中で将来に必ず
成功する勝算が見えていると言われても共感できなかったのが
正直な所です。
少し前に私の履歴書でジャパネットたかたの高田明社長が連載されて
ましたが、努力の具体性という意味では圧倒的に分かりやすかったかな。
ただ、前述の通り外資系投資銀行での営業記のあたりは
参考になる部分も多く、昨今の働き方改革の流れとは真逆をいく
仕事っぷりですが若手営業マンは得るものも多いと思います。
https://ameblo.jp/goodlife-k/entry-12381349303.html -
面白い!濃い人生、これからの社会との関わりのヒントを得た。前田さんありがとうございます
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著者のことは、メディア等で名前程度を知るのみだったが、SHOWROOMの巡行までに様々な経験をされており、実体験とその経験から得たものが忠実に記述されて読みやすい
私自身投資銀行で働いた経験があるため、氏がUBS時代にどのような考えで仕事に取り組んでいたかは面白く拝読した
メッセージとしては、以下の2点を持てということだろう
・他者に対する想像力、共感力といった思いやり
・明確な人生の価値観、向かうべきベクトル -
余白、ストーリー、コミュニティの重要性。
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就活YouTuber・しゅんオススメの一冊。
YouTubeのライブ限定版であるSHOWROOMを立ち上げた前田裕二氏の自伝。
特に興味深かったのは、弾き語り時代の話。お金を稼ぐために歌う曲や場所を変えていく思考のプロセスが面白かった。PDCAサイクルの重要性を再確認。
コミュニティ形成の要素や営業の極意も書かれているので、ビジネスマンには参考になるのではないか。