- 講談社 (2017年6月16日発売)
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感想 : 17件
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みんなの感想まとめ
異なる時代に生きたシャーロック・ホームズと伊藤博文が交わる物語は、ミステリーとアクションが融合した魅力的な作品です。伊藤はワトソンのような立ち位置で、二人が大津事件の真相に迫る過程は、まるで映画を観て...
感想・レビュー・書評
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シャーロック・ホームズ「対」、とあるけど、対立しているわけではなく、このお話での伊藤博文はワトソン的な立ち位置かと。登場人物のキャラクターも魅力的だし、謎解き・ミステリー要素もあり、アクションもありと、映画を見ているように楽しめました。
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ホームズ好き
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同じ時代を生きるシャーロック・ホームズと伊藤博文が様々な事情を経て極東の島国で出逢い、日露開戦を回避するため大津事件の真相に迫る、ミステリー活劇。
もうこの設定思いついた時点で勝利を確信したんじゃないでしょうか。天才の発想だろこれ。
史実がイイ感じにちりばめられ絡められ、絶妙な面白さです。一気に読める。
伊藤博文がまた格好いいんだ……!
今の時代にこんな気骨のある政治家が欲しい。 -
まぁ面白かった。普通に推理小説読んでる気分。内容軽めなので、さーっと読める
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面白い!面白い!面白い!
ホームズシリーズ最大の間隙期間から想像を膨らまされた長編小説。500ページ近いなんて嘘みたいに一気読みしてしまった!二転三転するワクワクする謎解き、魅力的なキャラクター、意外な真相。どれをとっても面白いすぎる。
特にホームズの内面の弱さや不安、傲慢さやプライド、妥協のなさ、観察眼、そして愛着障害の兆候、悩みや優しさ、色々な側面が出てきており、1人のキャラクターから取れる「良さ」が余すことなく味わえる。
これは他のキャラクターにも同様で、例えばもう1人の主人公伊藤博文だが、彼の女好きエピソードも余すことなく示されるし、歴戦の政治家として活動家としての威厳もたっぷりだ。後にお札に乗ることになる伊藤博文に車夫が貧相な顔では無理というのはいいギャグシーン。他にも司法のトップ児島が三権分立を固辞する場面はとても印象的だ。そして現実的で独特の哲学を持つくせもので伊藤との長年の友情とふざけ合いを感じさせられる井上馨もまた魅力的。伊藤との政治的に対立していたのにも関わらず軽口を叩き合える関係は楽しく、2人で荒事を久々にやり楽しそうにしてあるのが長年の戦友感があって好きだ。その他色々な人が出てくるがモブでも実在の偉人だったりするので読みながら調べ物をするのも楽しかった。またホームズ側のキャラクターとして出てくるマイクロソフトも注目に値する。ホームズよりもマイクロソフトの推理の方が鋭いのがとてもニクイ演出だ。兄弟の関係性に関する考察も面白い。
好きな場面はホームズが初めて日本に来た時のシーン。ホームズがはじめて日本に来たときの衝撃は、最初の方に伊藤が感じたロンドンの衝撃にも近く、異文化に飛び込むと最初は美点にのみ気づきやすいとは聞くが、それを体現するような部分だ。
また、真相には思わず驚いた。共産党という後の暗躍者の出現でたり、未来を暗示するようだ。黒幕の豹変ぶりもすごい。
しかし一番気に入ったのは、タイトルの回収である。ホームズ対伊藤博文をもう一度やりたくはない、というホームズの発言にはだいぶシリアスな場面だったのに笑ってしまった。
また読んでみたい一冊。 -
#本 #読書 #読了 #松岡圭祐
『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』
モリアーティと滝壺に落ち死亡した事になったホームズは、兄マイクロフトの手筈で日本へ密航、伊藤博文の屋敷に匿われる事になった。
その頃日本では大津事件が起こっていた。
ホームズは伊藤博文と共に事件の謎に挑む。
この本で伊藤博文が女遊びが盛んだったということを知りました。
一応Wikiでも確認したところ、女好きで日本で最初のカーセックスをした人物と言われるらしいです。 -
歴史とホームズをからませながらの物語はなかなかに面白かったです。終盤の二転三転も含めていいですね。
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ワクワクしながら読めた。
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#読了 #松岡圭祐 #シャーロック・ホームズ対伊藤博文
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ライヘンバッハの滝でホームズとモリアーティが対峙するところから物語は始まる。
組みあう二人。ホームズの胸元を突き飛ばすモリアーティ。それに反応して胸倉をつかみ背負うようにしてモリアーティを投げるホームズ。咄嗟に出たそれは10歳の時見た柔術だった。
1864年3月のロンドン、ある出来事から輩に絡まれたホームズ、それをとある日本人に助けてもらったことを憶えていたのである。その日本人の名は伊藤春輔といった。
宿敵モリアーティを討ち取ったホームズ。モリアーティの残党を一網打尽にするためにこのまま自身を死んだことにしておくために、日本に渡ることになったホームズ。
伊藤の協力により日本での衣食住が確保されたホームズは、来日していたロシア皇太子ニコライが襲撃された事件をきっかけにした日露間の政治的危機を解決するために奔走する。
ホームズシリーズを読んでいれば思わずおっとなるようなことな記述が随所にある。
例えばホームズと博文が再会を果たした1883年、ホームズとワトスンが話している内容はまだらの紐の蛇のことであるし、その蛇のことについて博文が反論するところなど面白い。
また年代が、例えば1864年や1883年など、博文が実際にヨーロッパに遠征していた時期と一致していたり、物語があたかも本当にホームズがいて、空白の3年間の出来事が実際にこうだったのではないかと思えるほどに、できるだけ史実に基づいて書かれていおり、そこに作者のホームズ作品へのリスペクト、丁寧さが感じられる。
タイトルがシャーロック・ホームズ対伊藤博文となっているが、今回のワトスン役が伊藤博文であり、対決の形をとっていないのに対とついていることが少し疑問に思った。 -
シャーロック・ホームズが世に出てこのかた、数多の創作者に犬やら女性にされたり夏目漱石と共闘したりとやられたい放題だが、本書は一段と飛び抜けている。表紙に並ぶはホームズと、「初代内閣総理大臣」伊藤博文!
二人が挑むは、かのロシア皇太子暗殺未遂、大津事件。
陰謀渦巻く明治の日本をホームズが駆け巡り、推理と伊藤博文仕込みのバリツが犯人を追い詰める!
伊藤博文も負けてはいない。イギリス下町の小悪党を投げ飛ばし、ロシア人の暗殺者と死闘を繰り広げるのだ。
探偵小説、あるいはクロスオーバー作品が好きな人にはおすすめできる作品だった。 -
んんん・・・時代的にはそうなんだろうけど・・・。
中だるみするような気がする。イマイチ感あり。 -
小中学生の頃夢中で読んだシャーロックホームズの物語を懐かしく思い出させてくれた。本当にホームズが日本に来て、伊藤博文と難事件に挑んでいたのではないかと思わず錯覚してしまう感覚に襲われた。ホームズと伊藤博文が同時代に存在した事に着目した作者に敬意を表したい。
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タイトルがずるい。ここで言う「対」はスーパー戦隊VSシリーズと同様の使い方である。つまり異なる世界観の者たちが出会い、対立し、そして共闘するという作品である。
とりあえず良くできている。確かにこの二人は同時代の人間だ。伊藤博文は若い頃イギリスへ留学し、明治維新後にも・ロンドンに行っている。一方ホームズはモリアーティ教授を倒した後、しばらくイギリスを離れている。これをうまく使い二人の間に関係を構築し、物語を展開していくのだ。読んでいると「ホームズ、確かに日本に訪れていたな」という気分になること間違いない。
また、この作品ではバリツを始めとするホームズの設定のおかしいところを上手く補完している。なぜホームズは東洋の武術を学ぼうと思ったのか。幼い頃、伊藤博文の使う柔術に命を救われたからである。二次創作として良くできたお手本だ。 -
ライヘンバッハの滝でのモリアーティ教授との対決後の空白の三年間。
ホームズは一体何をしていのか?
もし、彼が日本に来ていたとしたら。
そんなお話です。
幼少期のホームズと伊藤博文の出会い。
探偵として活躍していたホームズと伊藤の再会。
そこからホームズが日本に渡ることとなる理由・きっかけが
しっかりと描かれていて決して設定に無理がない。
そしてさらに日本で実際に起きた事件を絡めて日本での活躍を描く。
うん、面白かった!
正直に言うと、ホームズシリーズはしっかり読んでないのですが・・・
そんな人でもちゃんと楽しめます。
日本(人)のことを良く描きすぎている気がしないでもないですが、
まあ、そこは先に文明社会を開いた側の人からの視点ということで。
私達だってまだ発展途上国の人に対して同じように感じてしまう
部分があるんじゃないかな。
ドキュメンタリーなんか見て「貧しくても心は・・・」って言っちゃうよね。
ちなみに、ホームズの推理力(推理方法)は松岡さんの著作シリーズの
女性主人公たちに近いものがあって、元々松岡さん好きの方にも
受け入れられるんじゃないかな。
華やかさには欠けるかもしれないけど、そこはホームズの知名度や
ヒーローっぷりでカバーってことで。
著者プロフィール
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