首折り男のための協奏曲(新潮文庫) [Kindle]

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  • 新潮社
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感想・レビュー・書評

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  • 破天荒。色々な小説がある。

  • ちょっとずつ繋がった短編集。首折り男と黒澤があちこちに出てくる。どれも良かった。「首折り男の周辺」と「濡れ衣の話」が特に好き。「月曜日から逃げろ」も面白かった。2回読んだ。

  • 短編集なのであまり好きじゃなかった。つながりはあるが薄い
    神様は気づいたら助けてくれる。気づかないときもある

  • 僕には合わなかったな。

  • 大藪の深掘りした回はありませんか?
    間違われた男、小笠原の今後とか中島少年はどうなったのでしょうか?
    ショートとは言え読み進めれば明らかになると思い伏線ばかり気になって没入できませんでした。
    全然、回収されなかったショック
    改めて再読。
    僕の舟、ほっこり
    そんなことあるかしらん?でもほっこり
    ところで例の義理の弟って彼のことかしらん?

  • 全部それなりに関連を持たせる伊坂さんらしい短編とはテイストが違って、短編詰め合わせ感の強い作品
    ただ、ところどころキーワードで匂わせる繋がりで読者は嬉しかったりモヤモヤする
    好みは月曜日から逃げろ、です

  • 電子書籍。伊坂さんの本を久しぶりに。水準は高いんです!!!ですが、、、あとがきに書いてあったように、短編の寄せ集めをしてみたら。。。って感じの本です。首折り男の話から探偵?の黒沢にいって、最後にまた首折り男の話でしたが、最初と最後はあまり関係がないような。個人的には、最後の合コンの首折り男の話が、書き方とかが非常に面白かった。ですが、やっぱり伊坂さんは、こういった一見関係ない短編を最後に収束させるのが楽しみだったので、ちょっと期待外れでした。

  • 短編集だったのにびっくり

  • 急に終わりがきてびっくりした。時系列がよく分かんなくて難しかったけれど、微笑ましい人間臭さがいい味出してるなーって思った。
    神も仏もいやしない。って色んな場面で出てきたのが印象的で、全人類共通の神とか仏っていう存在はいないけれど、人間一人ひとりにとっては存在するものなのだなという考えが生まれた。神様は時々私たちのことを見ていて、たまたまそのタイミングがあった時だけ助けてくれるものだという表現は、私たちの生活の窮屈さをちょっと軽くしてくれる気がする。
    短編は繋ぎ合わせるのが苦手で避けてきたけれど、これは好き。読んだのは単行本なんですけど2日で読み切りました。続きが気になる、心臓がドキドキする、っていう内容じゃないからしっくり来ない人には最後まで読めないかもしれないけど、時間がゆっくり過ぎるような土日にはぴったりです。窓の外ではこんなことが起こっているかもしれないと想像すると、表現が曖昧だけど胸がきゅーってなります。
    ちょっと忘れかけた頃にまた読みに来ます。

  • 伊坂さんの作品では今までにない話の構成だったなぁ。あとがきを読んで納得しました。次は一気にまとめて読んで違う楽しみ方をしたいと思います。

  • 初恋の話すごいすき

  • 実は過去に二度ほど、本作を途中で挫折している。
    今回やっと読み終えたわけだが、やっぱり「もっと早く読んでおけば」という気持ちにはならなかった。
    著者のあとがきに「ああ、そういうことね」とはなったけれど、一冊を通して読みづらかったし、何より読んでいて先が気にならないことが辛かった。特に最終章は勘弁してほしかった。
    次はもっとサクサク読める作品にしようと思った金曜日の夜。

  • やはり伊坂さんは短編より長編の方が好き。
    読みやすさ>面白さ、だと満足感が少ない。
    でも、安定のストーリー展開。
    特に最後の「合コンの話」が面白い。あるあるな出来事と登場人物の心情描写が秀逸で、そこに不穏な殺人事件が関わってるんだか関わってないんだか、な展開が伊坂ワールド全開で楽しめた。

  • 気楽に読む娯楽作品として伊坂幸太郎は鉄板。長編のほうが面白いけど、気楽さで言えば短編もいい。

  • 7つの短編からなる一冊。短編話同士が繋がっている場合もあれば、あまり他の話とは関連がないように感じる場合もあった。それもそのはずで、あとがきによると当初は異なる趣旨で書いたものを後から一冊にまとめたものであるとのこと。

    私が一番面白いと思ったのは「月曜日から逃げろ」。最後までカラクリが分からなかった自分は幸せだと思った。(勘のいい人やチャップリンの映画好きな人には、すぐ分かってしまうかも…)この話だけでも、人に勧めたい。

    刺激的なシーンはほとんど無くあっさりしていて、叙述トリックというか伊坂ワールドに浸れる作品。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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