ラ・ラ・ランド スタンダード・エディション [DVD]

監督 : デイミアン・チャゼル 
出演 : ライアン・ゴズリング  エマ・ストーン  カリー・ヘルナンデス  ジェシカ・ローゼンバーグ  ソノヤ・ミズノ 
  • ポニーキャニオン (2017年8月2日発売)
3.78
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  • 73レビュー
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013338890

ラ・ラ・ランド スタンダード・エディション [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • エンディング後、心の中でスタンディング・オベーション!
    エンドクレジットでぽーっとしてしまった。

    俳優さんたちが大変苦労しただとか、監督のコダワリだとか、事前に雑誌なんかで目にした情報がどーでもよくなるくらいに映画の中で夢を見させてもらった。
    甘ーくて苦い夢だけれども。

    そう、最後のシーンでエマ・ストーンがライアン・ゴズリングのピアノを聞いているときのように。

    「ジャズは瀕死だ」という台詞があるけれど、ミュージカルも黄金期に比べれば今は瀕死状態。たまーに「レ・ミゼラブル」のようなヒットは出ているものの(あれも何年前だ?)事切れる前のあぶくにも思える。

    ミュージカルもジャズも好き嫌い別れそうだしなー。
    ふたつのジャンルが見せてくれた夢は、今は見えにくくなっているのかもしれない。

    美男美女の歌とダンスと恋のおはなし。
    現実には遠い(笑)。だからこそ惹かれる。

    ラストの主人公たち二人の笑みが切ない。

  • 月一映画と決めていて、今月は《ラ・ラ・ランド》。
    《ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー》《ドクター・ストレンジ》と見てきて、《ラ・ラ・ランド》も含めて「SREEEN」「DVD&ブルーレイでーた」の表紙と一致してる。王道をいってます。
    来月は《キングコング:髑髏城の巨神》その次は《ワイルド・スピード ICE BREAK》を考えていてこれも表紙を飾るのではないかと思ってる。

    ミュージカルは出演者が急に踊りだすというのが好き。タモリがヘンでしょというところだが、そこがミュージカルの面白さだ。不自然さを違和感に感じさせないのは歌と踊りの力だ。場合によってはそのシーンだけで胸がいっぱいになることがある。大げさに言うと個人というのは高い絶壁に一人孤立している存在だがそれを越える一瞬ががミュージカルの踊りのシーンだと思っている。
    なので《シカゴ》のような舞台で踊ってますというのは音楽映画であってミュージカルではないような気がする。

    その意味でこの映画の出だしの渋滞シーンはこれぞミュージカルというシーンだ。これだけの規模でミュージカルパワーを炸裂し、しかもノーカットで撮るという「やっちゃいますからね」というようなシーンだった。
    ちょっとフラッシュモブシーンに見えてしまうというのは皮肉なことだ。

    後ポスターなどに使われているシーン。口喧嘩しながらタップシューズに履き替えてるのがたまらなくおかしい。
    プラネタリウムのシーンも文句なくキレイ。夜中にプラネタリウムが開いてるかよと思ったがどうでもよくなった。

    しかし、その後は強烈なミュージカルシーンというのはなかったような気がする。もしあの時キスをしていれば・・・ではなくて、ジャズバーで踊ってくれてもいいんじゃないかと思った。

    封切りされてそう時間がたっていない日曜日だというのに客は少ない。年配の人が多い感じだった。ミュージカルって若い人には浸透してないのかもしれない。
    監督が鈴木清順の《東京流れ者》に影響を受けているという話が面白い。そんなとこまで見てるんだ。

  • ストーリーや演出に多くの欠点あれど、(ミュージカルも苦手だけど)最後が見どころの映画。
    ラスト10分のシーンが印象的。あり得たかもしれないもうひとつの人生を走馬燈のようにみせたのが、なるほど。
    現実は多くの可能性を含んだ可変の集積。夢が叶い成功した人生。最愛の人と結ばれた人生。どちらが正しくより素晴らしいかという単純な比較と是非ではなく、例えどちらであれあなたの人生であると肯定するところが好い。素敵じゃないですか、最後のセバスチャンとミアの微笑み。こういう「生の讃歌」をミュージカルで謳い上げたところがこの映画の魅力。

  • 今年は『ララランド』に始まり『ララランド』に終わるような一年でした。映画館でおっさん独りでボロボロ泣いて、レンタルで2回観てまたミアの歌で絶対泣くという。。

    この映画、ダメって人もけっこう多いみたいだけどそれはそれで良いと思う。谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読んだ時に思ったんだけど、恋愛もので感動するかどうかって、本人の経験に左右されることが多いと思うからです。似たような経験をしたことがある人の心には刺さるだろうし、そうでない人は「ベタな昼ドラレベル」って思うかもしれない(『痴人の愛』の話を人にしたときに、実際に「ベタな昼ドラ」って言われたことがあります)。

    『ララランド』についてはほんとに色々と考えました。語ると非常に長くなるからあまり書けないけど。
    「デイミアンチャゼル作品は閉じた世界だ」とかそういう批判も読んだ。しかし恋愛の、しかもファンタジー(ララランドってちゃんと英語の辞書にも載ってる単語)においてセカイ系でなぜ悪いのか?と思う。

    それと、最近思うことはヌーヴェルヌーヴェルバーグというか、ヌーヴェルヴァーグドヌーヴェルフランスって感じの潮流でもあるのか?ということ。
    要するに、北米フランス語圏(ヌーヴェルフランス)の監督たち、ドゥニヴィルヌーヴやグザヴィエドランなど。
    デイミアンチャゼルはフランス移民の子孫とかじゃなくて、父親がフランス人なので、アメリカ人だけどフランス文化の影響は子どもの頃から強く受けてたんじゃないかなと。
    「ヌーヴェルヴァーグはフランス人がアメリカ映画に恋をして生まれた」ってよく言ってるけど、『ララランド』は逆に、「フランス系アメリカ人が恋したアメリカ映画とフランス映画のハイブリッド」という感じなんです。
    というのは、引用されてる映画のうちミュージカル映画は別として、劇中で言及されてるのも『カサブランカ』や『理由なき反抗』。ボギーもニコラスレイも、ヌーヴェルヴァーグの監督たちが好んでました。

    あと、この映画がなんでアカデミー賞ノミネートだったかというと、そういう映画が好まれるっていうことだと思う。例えば『アーティスト』『ヒューゴの不思議な発明』『アルゴ』『バードマン』とかと似た傾向。要するにフランス絡みとか、映画についての映画だとアカデミー会員に好まれるんです。
    だから、この映画を観るときは「アカデミー賞で評価されてる映画だから」とかじゃなくって。それを一旦外して、純粋に楽しんで観たら良いんじゃないかなと思います。

    最近はなんでもかんでも3D映画とかで、そうなると構図とかが3D用になっちゃって映画の基本的なところが置いてきぼりなものが増えたと思う。
    この映画はほんとに久しぶりに、「あぁ、これが映画だ!」「映画を観たなあ!」って作品だったんで、映画館で観てほんとによかったです。

  • 互いの夢が交差する場所。また、そこから互いの現実が羽ばたいていく場所。そのような特異点を描くのに、ミュージカルという形式は適しているのではないか。作り物めいたところを大げさに見せることで、現実と夢想(妄想)が強引に引き寄せられて火花を散らす。
    どちらかというと控えめなミュージカルだったように思うけれど、それでかえって、初めてミュージカルの魅力の一端がわかった気がする。

  • 全てのカットが輝いている稀な映画

    ミュージカルがそもそも肌に合わない人以外はぜひ見ておいたほうが良い作品の一つだと思う。セリフではおかしくなってしまう言葉も歌に乗せればこんなにも心に響くのだと実感できると思う。

  • この映画を作った人は、心からMGMミュージカルが好きなのだと思う。さまざまなところに往年の名作へのオマージュが盛りこまれていて、それだけでもうっとりとしてしまう。特に「Singing in the Rain」を始めとするジーン・ケリー主演作品のイメージがあちらこちらに感じられて、とても嬉しかった。

    そういう雰囲気の作品だから、もちろん古典的な「Boy Meets Girl」物語なのだけど、そんなふうに見せておいて最後にちゃんと現代的な、大人っぽい苦みのあるひねりがあるところも憎い。

    ジャズを基本とした楽曲も魅力的だ。ちゃんとミュージカルのお約束をきちんと押さえてあるところに、おしゃれな味わいがくわえられて、思わず口ずさみたくなる。

    予備知識なしで観ても、おしゃれでほろ苦い傑作映画だと思うけれど、古いミュージカルが好きな人にとっては、ちょっとしたカメラワークや書き割りの隅まで楽しめるマニアックな作品になる。ジャズ好きなら更に美味しいかもしれない。

    こんな映画を楽しみながらつくるのって、人生の最大の幸せなのだろうと思う。

  • 上映時時からものすごい評判高かったから、期待し過ぎない様に気を付けて鑑賞。
    ミュージカルっぽいシーンが特に前半多く盛り込まれているけれど、ミュージカル映画とはまた違ったジャンルの様な印象。
    2人が言い合うシーンは、どちらの気持ちも分かり胸が痛くなる。
    それから、最後の10分のシーンは、展開が予想出来ていても胸にくるものがあった。
    選ばなかった方の人生を最後に回想するシーンがとても良かった。あのシーンがあることで、この映画に星が追加された、個人的には。ライアン・ゴズリングの最後の表情に、ありったけの星を付けたい。

  • ミュージカルが苦手でも大丈夫、オープニングシーンはミュージカル観てる感があるけれど、あとはジャズを愛してます映画。元々ミュージカルや天文台シーンのようなファンタジックな演出が好きじゃない監督な気がする。結局、それらが土台ではあるものの、夢を追うことや生涯一度の忘れられない恋がリアルに描かれている。ラストも現実的で良いけれど、誰もがしてしまう妙に都合の良い夢見がちな妄想的「もしもこんな選択をしていたら映像」がぶっこまれ、現実をファンタジックに突き付けられた気がした。

  • こんな映画が好き

    夢みがちなジャズピアノの音色
    レトロ懐かしい映画
    カラフルではじまりシックに繋がる衣装
    ハリウッドを駆け抜ける青春
    ふたりのデュオダンスと音楽
    色んな見方によって気づくところが変わるかもしれない
    何度も見直したくなる映画だった

    印象的づけられるシーンが繋がっていくクライマックスの構成が大好き

    中盤あたりに引用される映画が「理由なき反抗」だったのは
    いつか青春には終わりがくる予見か
    永遠の青春スターのジェームス・ディーンになぞらえてるのか
    気になる

    夢のような映画か音楽の中で出会った青春が
    クライマックスでセピア色に変わる切なさがたまらなくて涙だった

    吹き替えで見たのだけれど
    主人公のひとりジャズピアニストの声が内田夕夜さんだったのが、個人的にうれしかった

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