蜘蛛ですが、なにか?(3) (角川コミックス・エース) [Kindle]

制作 : 馬場 翁  輝竜 司 
  • KADOKAWA (2017年6月9日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・電子書籍 (165ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 海(≒マグマ)産物は美味しい。

    序盤最大の山場と名高い「地上100メートルの防衛戦」決着、そして次なるは三六〇度見渡す限りマグマの海な「中層」へ侵入、突破を目指すことになる新展開な三巻です。

    ここまでで原作小説一巻までの内容を消化。
    実は、原作では色々な視点から世界の謎を追っていく構造になっているのですが、コミカライズでは主人公視点一本に絞ったことで実に展開がスピーディですね。
    とは言え、今回は描き下ろし漫画(10P)として一巻に登場した「卵」のその後が書かれています。
    サプライズですね! 今は広大な迷宮の中で一人蜘蛛な自分とお付き合うしかない主人公に同輩がいたってことをはじめて教えてくれたわけですから。

    かかし朝浩先生なら主人公視点で今後も世界観を広げてくれそう。
    って言うか、卵の彼女のこの時の心情は原作では出てないですしね。というか、やっぱりわりと悲惨なんですけどちょっと笑っちゃいました。
    それ以上に、ミッシングリンクを埋めてくれたわけで地味ですけど、小説との橋渡しや連携って意味では理想的な描き下ろしだと思います。

    それを置いても、かかし朝浩先生書くところの主人公は本当に可愛らしい。線を絞ってシンプルに描きつつも、段々装飾が追加されていく辺り芸コマ。

    相変わらず、一コマ一コマがLINEのスタンプになりそうな完成度というか、原作の情報量をアイコン化することによって取捨選択と整理を進めつつも印象に残すようにしています。強い。

    原作にもあったパロディ要素ですが、メジャー、定番レベルからこんなんわからねーよ! ってレベル(指摘されてはじめて気づいた)までオリジナルで幅広く追加されているので楽しいです。

    あと、この作品を読んでから白身魚がもっと美味しく頂けるようになりました。ありがとう、『蜘蛛ですが、なにか?』!

  • 再読。

  • コミカライズ3冊目、表紙にナマ…奴がいる…▲蜘蛛子ついに墜つ⁉新手の巨猿相手に防衛線も崩壊‼圧倒的な力の前に、巣は破壊され満身創痍の蜘蛛子…▼人海戦術いや猿海戦術との三次元立体大バトルだ!て…手下を踏み台に‼と大迫力でした。その後「魔法…使いたいなあ…」ぽっ、可愛い…。セッション&進化後の処理が始まると、七大罪に手を出して、こっそり「並列思考」まで入手している。この巻の白眉は「うーまーいーぞー ~~~‼」「私…生まれ来てよかった ナマズ美味しい」「ナーマーズ‼ あそれ ナーマーズ‼」ですです(2017年)

  • 何か猿の動きが生き物というよりプログラムされたモンスターっぽい。そういう設定ありそうだけど。

  • 2018/09/01購入・09/30読了。

    ようやく美味しいナマズにありつけてよかったと思いきやまた生命の危機!?

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