かがみの孤城 [Kindle]

著者 :
  • ポプラ社
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (532ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 最後ずるいよー。

  • 最初なかなか読み進めできなかったんだけど
    後半に行くにつれて、物語に引き込まれた。

  • 辻村深月作品で、2018年本屋大賞受賞作品。
    今や本好きには直木賞以上に価値がある、とされる本屋
    大賞に於いて、二次投票の結果が2位にダブルスコア以
    上の大差。ならばまず読まねば!ということで、電子書
    籍版を購入してみた。

    共通の問題を持つ7人の中学生。ある日、彼ら・彼女ら
    の部屋の鏡が輝き始め、そこに手をかざした途端、鏡の
    中に吸い込まれていく。くぐり抜けてみるとそこは城の
    中で、オオカミの面を被った少女・・・オオカミ様・・・が待
    っていた。オオカミ様は彼らにある課題を出す。滞在時
    間は毎日9時〜17時、課題達成の猶予は1年。あまりに
    不可思議な状況に戸惑いながらも、7人の中に絆が生ま
    れて・・・という内容。

    ジャンルで言うのなら、ファンタジーと言うより他無い
    のだが、この子たちのほぼ共通の問題というのが「不登
    校」、いわゆる引き籠もり。原因は様々だが、行きたく
    ても学校に行けない子たちの心模様があまりに切なく、
    故にファンタジーというジャンルを軽く飛び越す。極上
    のヒューマン小説、という印象の強い作品。

    全ての場面の全ての台詞がとにかく心に突き刺ささり、
    随所で心がドラムを鳴らす。途中、「イジメ」という絶
    対に無くならない「悪」について、深く考え込んでしま
    い、ところどころで読書が止まってしまうほど。それで
    も約3日で読破してしまうのだから、この作品の吸引力
    はやたら凄まじい、ということ。

    もちろん、お得意のミステリー要素もあるのだが、その
    部分は前半でおおよその状況が読めた。しかし、オーラ
    スの部分はコチラの予想の一つ上を行くオチが用意され
    ており、読了後は大いに唸った。

    こりゃあ、文句無く本屋大賞取るよな、と。
    ファンタジー・ヒューマン・ミステリーの3要素が絶妙
    に絡み合い、物語として見事に昇華する。正直、この作
    品が取らなきゃウソだな、とさえ思う。

    しかし・・・。
    ある種の・・・いや、ハッキリ言えば現在進行形で不登校
    の人たち、そしてイジメにあっている人たちは、問題が
    解決するまで読まない方が良い気がする。登場人物たち
    には「友だち」が存在するが、下手すれば彼らは仲間や
    理解者の不在を改めて認識し、絶望してしまうかもしれ
    ない。そこだけが本当に心配。そんなことを思うのも、
    この作品が凄い、ということなのだろうけど・・・。

  • ファンタジーものは好きではないが、ラストは驚いてハマってしまいました。

  • 本屋大賞1位ということで、期待しすぎてしまった・・・。
    辻村さんの本は、大好き!と思うものと、うん。いまいち。と思う両極端な評価をしてしまうことが多く、今回は期待しすぎた。というのが本音。
    なんかね。もっと若いときに読んだら違ったのかな。と。

  • 2018年に読んだ本BEST10

    第8位 :『かがみの孤城 / 辻村深月』

    ・登校拒否の中学生たちが不思議な世界に迷い込んで、現実と戦う勇気をもらうという話(謎解き要素もあり)。2018年の本屋大賞。

    ・辻村深月さんは、人の顔色を見たり、空気を読んだりしていないと生きられない、最近の若者の心理描写がリアル。この小説も、今の子供たちにしか理解できない「生きづらさ」が感じられる作品。多分、昔から文学の役割の一つに、「生きづらさを抱えた人たちの共感」というのがあって、この作品もその系譜なのだろう。

    ・辻村さんが何かのインタビューで言っていたが、小説内では意図的に、「いじめ」や「スクールカースト」という言葉をほとんど使っていないらしい。そういう分かりやすいレッテル貼りをされると、主人公と同じような境遇の読み手がいたとしても、自分のことじゃないように感じてしまうから。私が他者からされていることは、もっと言葉にしづらい「何か」なんだ、と共感してほしいのだ、とのこと。明確な言葉にしない方が深く伝わることもあるのだ、ということを気付かせてくれた。

    ・最後の謎解きについては良く出来ているけど、最近の大ヒット作品と似てるので、途中でラストの展開は想像ついてしまった。時期がもう少し早ければ、斬新に感じたかも。

  • 最後の最後まで張り巡らされた伏線に感動!
    あー、こーなるんだ!!
    っと言う爽やかな涙が流れました。

  • よかった。
    前半は暗いけど、
    後半は明るい。

  • B+

    生き辛さを感じる中学生の少年少女たちが、異世界の城のどこかにあるという鍵を探す話。

    ライトなミステリ要素あり。
    デビュー作を彷彿させるいい青春小説だった。

    デビュー作は登場人物に共感する側だったけど、この作品で登場人物を見守る側に立ってることに気づく。

  • 本屋大賞受賞作。
    初めての辻村深月さん作品。
    *
    最初に思ったのは、読点の打ち方が独特で多いなぁと言うこと。
    ちょっとそこが気になってしまい、最初は入り込めなかったんだけど、途中からは気にならなくなった。
    ネタバレを避けてたから、読み始めたら思ってたのと違った!ってなった。(悪い意味ではなく!)
    あと、最後の終わり方も好き。
    *
    今、実際にいじめとか色んな事に悩んでる子ども達に読んで欲しいなぁ、と思った。
    悩んでない子も、勿論。
    私も中学生時代に読みたかったなーってちょっと思う。

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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