怒り (上) (中公文庫) [Kindle]

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  • 中央公論新社 (2017年1月25日発売)
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みんなの感想まとめ

信じることや人間関係の複雑さをテーマにした作品は、夫婦惨殺事件の容疑者を追うストーリーとともに、身元不明の男たちとその周囲の人々の人間模様を描き出します。登場人物たちのバックボーンが不明な中で、信じる...

感想・レビュー・書評

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  • 夫婦惨殺事件の容疑者は行方が知れず、事件発生から1年後も警察は情報をつかめずにいた。
    時を同じくして日本各地を舞台に身元不明の男たちと、その周囲の人々の人間模様が描かれる。
    今のところ3人とも怪しいけど確証なし…続きが気になる

  • うーん。タイトルの怒りにもっと、深い意味があるのかと思って読んだけど…。

  • 冒頭部分の期待値は最後まで消化されず終了。捉えようによっては「見事に騙された」なんだろうが、本筋と無関係な人々の物語が「は?」ってなってしまう。「実は全部同一人物で時系列がバラバラにされてるトラップなんでしょ?わくわく♪」な気持ちを返せ。風呂敷広げまくってとっ散らかったまま、慌てて最後に消化不良な回収作業に追われたっていう印象。

  • バックボーンがわからない人を信じることができるのか?
    そして、信じたからと言って幸せになったわけでもなく、信じなかったからと言って不幸になったわけでもない。
    そんな世の中で、信じること、幸せになることってなんだろうと、考えさせる一冊。

  • 吉田修一初読。硬質な文章、整っていてわかりやすく、美しい情景が浮かんでくる。何より人類の解像度がめちゃめちゃに高い。違う世界に生きるそれぞれの人間がちゃんと存在している。好きなやつ~。たとえキャラクターやストーリーが好みじゃなかったとしても、これだけで満足できるだろうという信頼を覚えた。実際あんまり好きじゃないなってキャラクターのことも興味深く読ませられたし、それぞれの人生に泣かされてしまった。あとハラハラ具合が絶妙で、重いには重いがしんどいもう無理…の無理ラインをギリギリ超えないのも私的に助かりました。刺激が強すぎる場面の生々しさを絶妙にぼやかしてくれるというか、ギリギリの負荷で落ち込める。その分突き抜けてもいないが、すべてがちょうど良い。ありがとう作者買いします。

  • Kindleにて。上下巻通しての感想。

    これは重かった。
    東京・八王子で起こった殺人事件。容疑者・山神一也は失踪したままその行方がわからなくなり、1年が経とうとしていた。
    そんななかまったく違う場所で現れた「身元不明」の3人の男が行方不明の容疑者として浮上してくる。

    この構造がハッキリしてくるのは下巻に入ってから。
    当初3つのエピソードは非連続的に切り替わるまったく別の話で、山神を追う刑事たちのエピソードも合わせて4つ分の小説を読んでるような印象。

    エピソード1
    家出をしては身をもちくずす娘・愛子を東京から連れ戻した千葉の漁師・洋平。
    漁協で2か月ほど前から働いている田代に弁当をつくってやるようになったことから愛子はじょじょに田代のことが気になってきて。

    エピソード2
    優馬はサラリーマン。実はゲイで夜は出会い系サイトや新宿二丁目で男を物色している。ある日新宿で拾った直人という男を家に連れ帰り、なんとなく二人で暮らすように。

    エピソード3
    沖縄・波留間島で母と暮らす女子高生・泉。旅館の息子・辰哉となんとなくいい雰囲気だが、ある日辰哉と遊びに行った無人島で身をひそめるように暮らす田中という男と知り合う。

    どのエピソードも社会の裏側でひっそりと生きる人たちの物語で、どこか物悲しい。
    下巻で捜査が進み、3人のうち誰かが「山神」なのではという疑惑からそれぞれのエピソードは捩れ、スピードアップし、一気に面白くなってくる。

    凝りに凝った設定とそれを納得させるだけの描写力。
    吉田修一の技巧に翻弄され、騙される快楽。
    面白かったです。

  • ふむ

  • 読んだ本 怒り(上) 吉田修一 20240709

     映画にもなってた本。
     とある残虐な殺人事件が描かれ、犯人が逃亡している。そんな中、3つの町にそれぞれ犯人らしい男が現れ、人間模様が描かれていく。最初はなんかイメージつかみづらかったんだけど、段々と思い入れができて、それぞれに逃げおおせてほしいような、犯人じゃなきゃいいのになんて感じてくる。
     また3人の犯人らしき男と交流する人たちが、人間臭く悲しみを抱えている。そんな人たちを傷つけたくない気持ちもあって、ますます犯人じゃなきゃいいのにって。
     今のところ全く犯人の見当がつかないまま、思い入れだけが募ってます。

  • 上巻読了。まだまだ序章という感じで、それぞれのストーリーがどう交わっていくのか楽しみ。

  • 上のみ読破。

    後味悪い作品が好きな読書家から教えてもらったのでどんな作品だろう…と恐々読んだ。
    めちゃくちゃ面白かった。

    登場した3人の謎の男がそれぞれに殺人犯の特徴を持っていて全員が怪しい。だけど他の登場人物と絡み、親交を深めて行く3人を見ていると全員犯人では無いと信じたくて…。
    祈るような気持ちで読んでいる。

    早く下を読みたい。

  • 上はまだ序の段階で、あまりよくわからない。

  • 試写会が当たったので、それまでに読み終えたいと思って2冊を2日で読了。登場人物の顔が見えた。優馬と直人は悲しすぎるし、洋平の話は愛子たちの自分たちの幸せを感じたり信じたりできんところに腹立たしさを覚えた。辰哉もまさか殺すとは…てか美佳は何者やし。すっきりせん。山神の動機は何やし!

  • まだ、登場人物が、どこでどう繋がってくるのか不明な状態。
    この中で、誰がどう繋がり、事件に関係していくのか、下巻が非常に楽しみ。

  •  

  • なかなかおもしろい。
    早く下巻を読まなきゃ。

  • 主人公がいるような…いないような…。

    殺人犯が誰なのか?!気になり読み進めていくと、周囲の人が持つ背景や物語が進む中で変化する心理、人間模様が面白い!

  • 怒り下巻にて

  • 映画で感動して原作読んでみた人ですです

  • この方と同じ感想
    https://www.saiusaruzzz.com/entry/2016/09/22/070000
    序盤引き込まれるように読んだが結末があっけない。犯人がなぜその事件を起こしたのか、犯人像に一貫性がなく、モヤモヤが残った。

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著者プロフィール

一九六八年、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。一九九七年『最後の息子』で文學界新人賞を受賞し、デビュー。二〇〇二年『パーク・ライフ』で芥
川賞を受賞。二〇〇七年『悪人』で毎日出版文化賞。ほか、『パレード』『横道世之介』『さよなら渓谷』『平成猿蟹合戦図』『路』『怒り』『森は知っている』『犯罪小説集』など著書多数。ANAグループ機内誌『翼の王国』での短編小説とエッセイをまとめた書籍に『あの空の下で』『空の冒険』『作家と一日』(木楽舎)がある

「2017年 『最後に手にしたいもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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