LION/ライオン ~25年目のただいま~ [DVD]

監督 : ガース・デイヴィス 
出演 : デヴ・パテル  ニコール・キッドマン  ルーニー・マーラ  デヴィッド・ウェンハム  サニー・パワール 
  • ギャガ (2017年10月3日発売)
3.62
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本棚登録 : 130
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921405386

感想・レビュー・書評

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  • インドで5歳の時に迷子になり、オーストラリアに養子に出された男性が、記憶の断片を辿りながら、Google earth を駆使して、迷子から25年後にインドの自分の家を探し当てる…、という実話に基づくお話。

    あちこちに掲載された、そんな紹介文そのままの、至極シンプルな展開のお話なのだけど、それ故に、かえって、テーマが際立って明確に見えてくる作品。

    インドで生まれ、オーストラリアで育った青年サルーは、学業も、仕事も、恋人も、良好だった里親との関係に溝が出来ていくのもかまわず…それこそ、全てを投げ打つように、検索作業に没頭していきます。

    そんな彼の執着心と異常とも思える姿は、

    「自分は一体何者なのか?どこから来たのか?」

    という問いに突き動かされており、その答えがわからないことが、どれ程辛いことであるかと同時に、存在の自己肯定の土台として欠かせないものであることを、まさに直球で突きつけてくるのです。

    インドからオーストラリアに渡り、国籍まで変わったサルーほどでなくても、例えば、父親を知らず、母親にも教えてもらえず、戸籍にさえ父の名の記載のない、いわゆる日本の法律では「嫡出ではない子」と定義される人や、施設等で育ち、実の家族の手がかりがないままの人などは、同じように、自己のルーツやアイデンティティを求めて少なからず苦悩し続けているのかもしれません。

    物語の最後、インドの家族と再会し、とても晴れ晴れとしたサルーの表情を見ると、家族の事情があってルーツがわざと明かされない、もしくは明かせないことも当然あるのでしょうが、できるのであれば、子供たちが成人した時に、辿るか辿らないか選択できるだけの手がかりを用意しておくのも、関わる大人の義務なのかもしれない…と強く思わされた作品です。

  • にーちゃぁぁぁん

    にーちゃんのことが大好きな小さな主人公
    遊びながら生きようとしていた兄弟の仲の良さが好きだった

    養母役のニコール・キッドマン
    どこを見ているのかすごく遠くを見つめながらの息子に語るシーンが良かった
    広い地球の上で家族が出会えたのは、きっと良かったんだと思えた

  • 兄の名はグドゥ

    25年辛い思いをしていたんじゃない
    でも、突然その重みがのしかかると途端にもう今までのように生きていけなくなるだろう

    兄を思い母を思い、寝ても覚めてもけっして頭から離れることはない

    昔、柴犬を飼っていて散歩の途中にひもが手からするりと抜けて犬が走り去って行った時がある
    まだ幼かった私でも、もしかしてひもがどこかに絡まったら帰ってこれなくなる どうしようどうしようと胸が張り裂けんばかりになったことを今でも忘れない
    ましてや我が子となるともう気も狂わんばかりだと思う
    また涙が溢れてる おかえり

  • ★3.5

  • 冒頭の黄色い蝶が綺麗。揚げ菓子、黄色い塔?など後にヒントとなるサルーの記憶に残る映像の魅せ方が上手い。子役の子が可愛らしい。サルーは本当に運が良かった。検索してから居場所を突き止めるまで、思ったより時間がかかってるが実話だからこそ、かな。実際はFacebookも活用したとのこと。養母の「子供を産むより孤児を助けることに意義がある」という考えに衝撃。最後にタイトルの謎が分かって納得。

  • インドの貧しい村から、誤って電車に乗り、遠いコルカタにたどり着き、身元を失った少年が、その後オーストラリア(タスマニア)の裕福な家庭に養子でもらわれ、オーストラリアで不自由なく育ち、ふとしたきっかけで故郷を探し始める物語。
    限られた記憶を頼りに、Google Earthを使って、駅を一個一個潰していく、そんな気の遠くなるようなやり方で本当に生まれ故郷を見つけた、というのは驚異的。テクノロジーの発達した時代の、おとぎ話のような実話ですね。
    でもストーリーとしては感動の帰還、それ以上ではないかなあ。実際にいろんな人に迷惑かけてるわけだしね。インド社会の知られざる闇を描くならもっとそういう描写でもよかったわけだし。

    ちなみに、ルーニー・マーラ美しすぎ。ドラゴン・タトゥーの女と同一人物とは思えない。。。

  •  誰かに会えないことより、誰かに会ってあげられないことの方がずっと辛い。 自分の大切な誰かの寂しさや不安を埋めてあげられないことはただ苦しく、もし自分が会うこと以外でそれが解消できるのなら、究極的には、会えなくてもよいのだ。 自分のためではなく、誰かのために「会いたい」気持ちが世の中には溢れていて、それは世界中に存在する無数の孤児とその家族の中に、そして、この物語の里親の中にも在る。 その気持ちに泣いた。

  • 実話を元にしたというオーストラリアからインドへの『母をたずねて〜』モノ。時代を反映してGoogleMapを駆使しながら、失われた記憶を取り戻していくシークエンスには、推理小説並みの興奮をおぼえる。けど、あまりヒューマニスティックな感動は得られなかった。本人の行動そのものよりも、エンドロールになって登場するオーストラリアの夫妻、養子を引き取るに思い至ったあの2人の動機の方が興味をそそられた。不妊の問題を抱えている訳でもないのに、世界の人口問題のためにあれだけの献身を注ぐ姿勢には、頭が下がった。☆3

  • まさか実話に基づく話だと思わなかった。年間8万人もの子ども達が迷子になっているというインドの実情は衝撃的で,サルーがオーストラリアで迎え入れられたことや,そこからお母さんに再会できたことが奇跡の積み重ねだった。最後にタイトルの伏線が回収されて,頭の中でストーリーが走馬灯の様に流れ,実際の再会シーンを目の当たりにして涙が止まらなくなる。ラストの構成がずるい。

  • 「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」(Lion)は、2016年オーストラリア・アメリカ合衆国・イギリス合作のドラマ映画。ノンフィクション本「25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語」が原作で、インドで迷子になり、オーストラリアで成長した青年が、Google Earthを使って故郷を探し出したという物語。
    物語の奇抜さと同時に、人間のルーツとアイデンティティを取り戻そうとする主人公の苦悩と葛藤も描き出す。

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