バーニング・オーシャン [Blu-ray]

監督 : ピーター・バーグ 
出演 : マーク・ウォールバーグ  カート・ラッセル  ジョン・マルコヴィッチ  ジーナ・ロドリゲス  ディラン・オブライエン  ケイト・ハドソン 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.58
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本棚登録 : 25
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462112835

感想・レビュー・書評

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  • 2010年、メキシコ湾沖で起きた原油流出事故を描いた半ドキュメンタリー映画。当時の日本では海洋環境汚染を中心に報道されていたが、映画では事故後のことには触れない。事故の様子と現場作業員たちの避難行動を描いた群集劇パニックアクション映画だ。

    それにしても、事故からわずか5年の2016年に公開されたことに驚き。事故原因は海底油田掘削機を管理する企業幹部の安全義務違反という人為的なものだし、死亡者もいた。そんな実在する事件を一般向けのアクション映画にしてしまえるのが、アメリカ合衆国の懐の深さなのか。日本ならNHKで関係者インタビューと再現ドラマを放送するくらいだろう。

    そして、本作品に登場する人物の多くは未だ生存して、日常を送っている。エンタメ性を重視して、キャラクターの性格を誇張するわけにもいかず、それぞれの個性や存在感は薄い。

    マーク・ウォールバーグ演じる主人公も勇敢だが、超人的な活躍をすることはない。美人すぎる彼の奥さんは許される誇張だ。気になったのはジョン・マルコビッチ演じる会社幹部を徹底的に悪役にしているところ。この演出は訴えられなかったのか。

    と、映画公開時の世間の反応のことばかり想像してしまう。見どころは各キャラクターの行動や感情じゃなく、海上掘削機の大爆発を忠実に再現したことだろう。

  • 2010年メキシコ湾原油流出事故の映画化。
    石油掘削施設ディープウォーター・ホライズンで起きた大規模な爆発はBP社の安全面の経費削減が原因で人災とされた訳ですが、迫りくるものがありました。
    同時にホテルニューオータニの火災を思い出す。(規模等色々違うけれど)
    あの状況で、冷静に現状を把握することに努め、自分が何をすべきか見極め、行動する。
    最大の石油事故だったけれど、彼らの行動がなければもっと被害が出ていたのかと思うと。

    主人公はヒーローの様でしたが、救助された後に恐怖に震え、泣き、それはホテルでも続く。PTSDを発症した様に。
    この場面と最後に流れた登場人物みんなの実際の写真とその後を観て、現実感が増しました。

  • 実際にアメリカであった最悪の油田事故の話。
    ストーリーの展開や伏線の散りばめ方がきちんとしていてダレることなくドキドキハラハラしながら楽しめる。俳優がいい!
    ただやはり実話に基づいていて、亡くなった方々がいると思うといたたまれない。
    安全管理が重要な職種にいる人は特に考えさせられる映画だと思う。

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