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感想・レビュー・書評
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アメリカかぶれなのでアメリカ暮らしの本、みたいなのがあるとどうもつい買ってしまう…。
最近知ったNY在住のライター佐久間裕美子さんのエッセイなんだけど、海外暮らしおもしろ日常エッセイ、みたいのではなくて、アメリカ人でも日本人でも、NYで暮らす女性たちの生き方を描こうとした、けっこう社会派だったり思索的だったりするエッセイ、という感じ。ありのままの会話とかリアルで、お説教風でもなく、好感がもてた。んだけど、なんだか印象が薄いのはなんでだろう……。ポジティブさとか行動力とか友人の多さとかいろいろわたしとはあまりに違いすぎてぴんとこなかったか?(笑) 著者や出てくるほかの人たちもの精神的な強さに、読んで鼓舞される人は多いだろうし、それはとてもいいことだと思う(ひとごと?)。渡辺由香里さんの書くものとかにも似てるかも……。
アメリカ(NYかな?)では待っていたらなにも手に入れられない、自分のほしいものをしっかり理解して自分からつかみにいかなくてはだめ、っていうのはよくわかったけど、そういうふうにできない人はどうするんだろう、田舎にいるのかな……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み始めた時は作者のたわいもない話かと思いきや、後半に進むにつれて、シリアスになってくる。
しかし、いつも作者はタフだなと思う。NYでフリーで仕事をしているだけでも凄いのに、プライベートでも色々抱え込んで生きて行くというのは、誰にでもできることじゃない。 -
一見憧れられるニューヨーカーなのに、飾らない正直なサバサバ文章で心地よかったです。読んだからといって何が変わったわけでもないけど、年齢を重ねることとか、おんなであることとか、みんな悩むことや立ちはだかる壁は一緒なのだと感じました。
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タイトルに怯んだけれど、このタイミングで読めたのはよかったかも。「被害者意識との付き合い方」の章。自分の中にこびりついてるミソジニー的なものがちょっとだけ剥がれたような。全体の感想としては、私も著者を見習い冷静に、やさしくありたいな、と。
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ニューヨークのブルックリンでシングルで暮らす筆者がいろんな女性にインタビューして感じたことを記したエッセイ。女子校育ちの同じ女性として共感するところもあり興味深く読みました。