生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像 (ブルーバックス) [Kindle]
- 講談社 (2017年4月20日発売)


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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (299ページ)
感想・レビュー・書評
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地と図が反転するような衝撃を受けた。
一時期、『利己的な遺伝子』という著作が話題になったけれど、DNAがウイルスによって開発されたとすれば、私たち生物はウイルスの踏み台にすぎないのではないか。
けれども本作を読むと「踏み台」という表現すら利己的であって、ウイルスは生物かどうかも判然としないものだから、ウイルスが自己保存を欲望しているとさえ言えない。
そこには何の意味もない。
でも意味がないというのはネガティブな意味ではなくて、それこそが存在するということなのだと実感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この説は奇想天外ながら素晴らしい。これが正しいかどうか、時間が検証するのだろうが、この発想は本当に感心した。
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著者プロフィール
武村政春の作品





