この世界の片隅に [DVD]

監督 : 片渕須直 
出演 : のん  細谷佳正  稲葉菜月  尾身美詞  小野大輔 
  • バンダイビジュアル (2017年9月15日発売)
4.32
  • (78)
  • (51)
  • (28)
  • (0)
  • (0)
  • 341人登録
  • 61レビュー
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569648587

この世界の片隅に [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 久しぶりに「観てよかった」と思えた映画でした。
    大事だと思える人がいることは本当に尊いことだな、大事な人が生きているということが当たり前になってはいけないな、と思いました。時代が違えど、大切なものって変わりないと思います。

  • 戦時中の「暮らし」をすずと言う女の子の視点で描く。いつもの様に第三者として生活を覗く感じで観るんだろうなぁと思っていたら、すぐにすずの目を通して疑似体験しているような錯覚に陥る。非日常の中の日常と言うのは、怪我をしても立ち上がるしかないから立ち上がり、大切な人を亡くして悲嘆に暮れ続ける間もないから前を見る、全てに選択肢ゼロの状態だという事を感じさせられた。

  • 子供の勧めで見る。原爆のリアルなシーンはあまり無いが、戦況が悪くなるなつれ食べ物が無くなり、日に日に空襲に怯える毎日が、リアルな映像以上に戦争の悲惨さを伝えている。原爆が投下されたシーンも何気ない昼にポッと光っただけだが、逆にそれがリアルなんだろう。
    何気ない日常を一瞬にして真っ白にしてしまう。
    原爆が何よりも恐ろしい兵器である事を暗に表現している感じであった。

  • 映画好きの人からその作品に対する愛情を分けてもらって観る機会を得ることができた作品。そういう意味でも特別な作品となった。

    Japan Societyでの2017年度JAPAN CUTSフェスティバル、大トリを努めたのは本作。もともと全作制覇とかは狙っていなかったのでせっかく先行して会員だけに解放される前売り期間もムダにし、あっさりSold Out。ところがところが会期中に上映後のイベントを通してなんどか会話をさせてもらえることになった、まつむらしんご監督(上映作品は「恋とさよならとハワイ」(2017) )ご本人の口から「すばらしい作品です。是非鑑賞できる機会を探ってみて下さい。」と絶賛されると観ないわけにはいかず、直前上映枠のエンドロールを放置して飛び出してスタンバイでの購入を狙ったところかろうじてありつけた…という顛末だった。

    その結果は…


    感染です。

    鑑賞直後から機会のあるごとにあちこちの人に薦めてしまっている自分。鑑賞数日後からマンハッタンの映画館2館で上映されることもわかったので…、ハイ、最近の恒例となりつつあるやつ、「気に入ったら再鑑賞、頻度を問わずお好きなように。」を実行してしまった次第。

    国家間の利害の衝突という抗うことの難しい大きなうねりのなかで、もみくちゃにされる一市民にとっての「戦争」という醜悪な生きもの受け取り方。その様にはいろんな形態があってしかるべきなわけであり、本作はまた新しい視点を素敵な色彩とともに与えてくれた。そんな意味で功績は大きい。

    まだまだ「のん」という女優さんの力量は観せてもらっていないながらも今回はきちんと聴かせていただきました。彼女が兵庫出身だったということもこれを機に知り、広島の古い言葉を知る人達からはこの彼女の仕事がどのように評価されていたのかも気になったり。


    平和に溺れそうになった時、浮き袋としてつかみたい、そんな作品群の仲間入り。

    原作本にも触れてみたいなぁ。

  • 1944(昭和19)年2月。18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へとお嫁に行くことになる。
    夫・周作のほか、周作の両親と義姉・径子、姪・晴美も新しい家族となった。
    配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、
    毎日のくらしを積み重ねていく。
    1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの艦載機による空襲にさらされ、すずが大切にしていたものが失われていく。
    それでも毎日は続く。
    そして、昭和20年の夏がやってくる――。

  • 一人の「普通」で「まとも」な女性が生きた、太平洋戦争期の広島での日常。
    日々の営みの様子の中で、当時の風俗や価値観がさらりと描かれている。
    そして、主人公の視点を通して、戦争でじわじわと奪われていくものへの、素朴で静かな絶望感や怒りが語られる。
    戦争に奪われ、傷つけられたものは帰ってこない。足りないものは補い合いつつ、傷ついた体や悔しい想いは抱えつつ、主人公たちは、終戦の翌日も、更に翌日も、翌月も、翌年も生き続ける。

    この映画は、華やかなヒーローも華麗なヒロインも登場しない。普通でまともな女性と、その周りの人々の生きる姿を、軽やかに、けれどしっかり描いた作品だ。

  • 厳しい時代にありながら、主人公のほっこりする性格に癒される。
    しかし、時に泣きたくなった。

  • 最近本当にいい映画に出合えていなかったので、この作品との出会いは衝撃的だった。
    映画が総合芸術であるという事を再認識させてくれた作品。
    素晴らしい原作・脚本、優れた演技者、観客の心を打ち作品世界に没入させる音楽、息をのむような世界を出現させる美術その他の様々な要素を束ね、オーケストラの指揮者の様に作品を紡いでゆく監督。

    戦前(から終戦にかけて)の呉と広島の風景が描写されるが、素晴らしいと同時にすごくノスタルジーを感じさせる心に沁みる美しさだった。
    登場人物たちも日々の生活を一生懸命に生きている人たちで、本当に愛おしく思える。
    やわらかい絵のタッチがこの作品世界の独特の雰囲気を作り出してる。
    声優もいい演技をしており、特にすずを演じた能年玲奈(のん)が素晴らしい。
    主人公すずの持つ独特の空気感を見事に表現していた。
    素晴らしいの一言しかない。
    こんなにも愛おしくて切ない作品は、久しぶりで本当に感動している。
    映画のレビューに五つ星を付けることは殆どないのだが、この作品は文句なくそれに値すると思う。
    そして、その作品が日本の映画であることは非常に誇らしい。

  • すごく悲しいわけじゃないのになぜか崩れるくらいに泣いてしまった。
    最終的にすずさんは水原くんと一緒になるのかと思っていたけど、周作さんと幸せになっていて、なんと言い表したらいいのか分からない嬉しい感情になった。

  • 戦争の中でもみんな普通に生活していたんだもんな。
    平和って大事だなとつくづく思う。

全61件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

外部サイトの商品情報・レビュー

この世界の片隅に [DVD]を本棚に登録しているひと

ツイートする