多動日記(一)「健康と平和」: -欧州編- (電子版 未来文庫) [Kindle]

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  • 2017年5月31日発売
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感想・レビュー・書評

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  • いつも高城氏の著書は、他では得られない情報を得ることができる。
    特に、以下のようなことは、損する人が多すぎるので、普通の本やメディアでは取り上げることができない。
    このような真実を発信してくれる人はとても貴重だ。

    ・砂糖は極力食べてはいけない
    ・他人と比較できること(お金にまつわるもの)で幸福感を得ることはできない

  • 自身を最適化。
    いかなるビジネスも慌ただしいほどの生命力に溢れ、変化できる生物のみが生き残るのは自然の摂理だ。
    旅に必要な第一はお金ではない。健康であることだ。そして世界が平和で無ければ自由に旅することが出来ない。
    やったことに注目するが大切なのはやらなかったこと。
    郷に入れば、ある程度郷に従わねば命を落とす
    インターネットにある情報なんてどうでもいいことばかり。

  • ただの多動な人の日記かと思って読んだら、いろいろな知識と考え方に驚いた。
    楽しくサクッと読めた。

  • 面白い。
    多動というだけあり著者は場所を飛び回り、思考も飛び回る。
    思いついたように出てくる知識と経験のハイブリッドがどれも初めて聞くようなものばかりで真偽はともかく楽しく読めた。

  • 「この時代の真の勝利者は、1%の金持ちではなく、インディペンデントであることだ。」
    この他、知らない知識や独自の見解など、面白い内容であった。続きのアジア編が気になる。

  • 欧州の豆知識が一定の歴史と高城さん本人の経験からくる感想とが織り交ぜられて記載されてて面白かった!
    マクドナルド展開による経済と治安と観光の考え方とか面白かったし、これを旅中に読んだから余計に共感できたんだろうな。

  • 多動人間という著者が世界各地を飛び回るその日記。各地の話はあまりなく。日記らしくその時に思い付いたことがつれづれに書かれているが、面白い。話が飛び回るところも面白い。根拠がないけれども地下活動的なお話も小説のように面白い。そういえば小説を書くようにすすめられているようだが、これ自体が小説かもという逆説も披露されていたぐらいだから。

  • 『多動日記』(高城剛)。欧州各国の探訪日記かと思いきや、移動しながら社会情勢や機制に思考を巡らす考えるための一冊であった。日本とSNSから距離を置き、多動し続ける著者の問題意識の根底にポストトゥルースがあるのは明らかで、相対化思考のお手本となる。

  • ・今はスマホで安価に航空券が購入可能。新宿から吉祥寺に行って疲れないかと聞く人がいないのと同じぐらい気軽に移動できる。江戸時代なら日本橋から新宿に行くのは大変な旅路。
    →確かに、移動距離にビビって移動するのをためらってしまうことがある。そう考えると移動したくなる。

    ・たびに一番必要なのはお金ではなく健康。そのために「トリパラ」を飲んでいる。
    →トリパラ飲んでみたい。

    ・ビックマック指数は、世界度の国だろうが人件費素材地下を考慮して決めてるので、国の経済状況がわかる。なので、ビックマックだけ値段をいじる国もある。
    →マクドナルドの凄さもわかる。

    ・オーストラリアでは条例でチェーン店の出店を禁止している。そのため他の街と差別化でき、観光客の集客に成功している。目玉を用意するのではなく、引き算でうまくいく事例。
    →チェーンに乗っ取られない良い戦略。

    ・運転手付きの車とホテルのビュッフェは、サバイバル能力や自ら発するエネルギーを落としてしまう。自分が大統領になったかのように運転手付きの車は人を勘違いさせる。朝食のビュッフェは、欲望にうちまかされて不健康になる。
    →人は立場と状況に慣れると勘違いするんだね。

    ☆1日3食にしたのはエジソン。自分で発明したトースターを売りたかったから。もし、1日2食になったら食品業界は売上が33%落ちてしまう!なので、あらゆるメディアを使って3食を訴える。
    →力のある業界がバイアスをかける背景がとてもおもしろい。

    ・砂糖はノイズを増幅させる最たる合法ドラック。
    →でも美味しい。

    ☆現代社会のビジネスの基本は人を依存症にすることであり、それをヘビーユーザーなど都合の良い言葉に変える。ありとあらゆる手段で五感をゆさぶり、ノイズを脳に運び「ライルの島」へと侵入する。
    →依存症にさせられてるのか日常的なチェックをすると気付かされることが沢山アルきがする。

    ・タクシー会社の客は、乗客ではなくタクシーの歩合で働く従業員。
    →フランチャイズビジネスだね。

    ☆郷に入っては郷に従え。そうしないと命を落とす。ダウンタウンでは、赤信号で車を止まれば数秒後にタイヤが取られる。止まっちゃいけないのが街の掟。
    →仕事もそうなんだろうな。

    ・一度高カロリーなものを口にすると、脳が覚えてもうやめられなくなる。コンビニをやめるのがまず第一。
    →コンビニは依存症の塊みたいな場所かもね。

    ・無料検索エンジンは、どのようなお金で運用されているのか。ポイントカードは個人情報の塊。それは個々の情報を広告主に売り渡すことで成立している。
    →これを売って、将来的に困るのかどうかが判断できない。

    ・三菱、三井、住友で国内企業総売上の3割を超えている。実質的な日本のオーナーで政治家はその代弁者。
    →あまり実感がわかなかった。でかいとは思ったけどそこまでとは。

    ・普通は10%のところ、Kindleで直販すれば70%ぐらい手元に入る。出版不況ではなく、出版会社不況が正しい。
    →中間マージンビジネスはどんどん淘汰されてくのかな。


    高城剛さんの放浪記。普段日本の一部にしかいないサラリーマンにとって憧れのような生活をしているので、ワクワクと羨ましさがあります。このように過ごせたらどんなに良いかと思う反面、野ざらしになる勇気もなかなか無いので、この本の中で私も含め読者は旅に出てる雰囲気を味わえるんでしょうね。

  • 高城剛さんの独自の視点が面白い。読んでいると、自分が如何にであるかを思い知る。新たな視点を知るキッカケになる本です。

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著者プロフィール

高城 剛(たかしろ つよし)
1964年東京都葛飾区柴又生まれ。
日本大学芸術学部在学中に、「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、ソニー・プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。著書に『世界はすでに破綻しているのか?』『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』(集英社)、『ヤバいぜっ! デジタル日本』『オーガニック革命』(集英社新書)、『2035年の世界』(PHP研究所)、『人生を変える南の島々』『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』(パブラボ)などがある。

「2017年 『不老超寿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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