- Amazon.co.jp ・電子書籍 (352ページ)
感想・レビュー・書評
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ついに対決の時。
郷内さんのたまに出る口の悪さや弱さが人間らしい。人って感じる。
でも悲しい部分もあって、そこを超えるのは大変だったと思う。
あとジュースばっかりよりお茶も飲んだ方がいいよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夏、拝み屋さんの季節ですねー。
昨年の夏に引き続き、今年の夏も涼ませてもらいます。
気がついたら、もう新しいのが2冊も出てたー。
とりあえずは、こちらから。
加奈江との長い執着、逃走、戦いもやっと幕を閉じてしまったのねー。
己が生み出した物とは言え、とってもしつこく怖い存在だった。
ほんと自分の心が休む暇もなく、生き続け苦しみ続けた存在だったのに、何故か寂しくなった筆者の心のうちが分かる気がします。私も少し寂しい。
でも、これでよかった、めでたしめでたし。
今年の夏、さらに新し出てた拝み屋さんシリーズで楽しもう。 -
何年も主人公/作者を悩ませてきた怪物との決着がようやくつく。いったいどうなってしまうのかとやきもきさせらえrた「怪物」相手だけれども、今回は今までと違って、拝み屋心瞳が個別に取り扱う単発の案件についての挿話が一切といっていいほどない。
つまり、最初から最後近くまで、「怪物」相手の苦闘が続く。
ラスボス相手と言ってもいいので、これは仕方がないのかもしれないが、読んでいていささか冗長に感じられた。(多分、無意識に、拝み屋の挿話を期待していたからだろう)。
とはいえ、ラストはその退屈さを補って有り余るものがあった。
ああ、こんな風に決着してしまうのか……。
さすがのラスボス、決着は二段階になっており、ラストには大きなやるせなさが残る。
それにしても、仏壇が積み上がっているという森の中の怪異は気味が悪い。この怪異を引き起こしていた「あるもの」も実に不気味で、これ、実話なのか、マジか……と言いたくなる。