本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・電子書籍 (308ページ)
みんなの感想まとめ
人と共に演奏する喜びを知る青春の物語が描かれています。茨城の県立高校の吹奏楽部を舞台に、部長の日向寺大志と引っ込み思案な新入生、給前志音の出会いが物語の核となります。大志は部員が少なく、支援も手薄な状...
感想・レビュー・書評
-
日向寺君の過去になったあたりから物語に入り込むようになった。
「何故なのか」の理由に納得ができる作品。
全力で何かに打ち込んで、その結果を味わって、噛み締めて。
そういうことが社会に出る前の10代でできることは、かけがえの無い財産だと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
茨城の県立高校の吹奏楽部のお話。吹奏楽部を舞台にした小説や漫画は読んだことがあるのでなんとなく状況は知ってるつもりだったが,今までのものとは一味違っていた。県立高校ということで学校側の支援も手薄で強豪校でもなく,部員はとても少ない。経験者ばかりが集まるわけでもない状況でどういうドラマが展開されるのか。知らなかったが,よく扱われる大編成の吹奏楽とは別に小編成の部門というものがあるらしい。昨今は小編成しか組めない学校も増えているようだが,小編成には全国大会というものがなく,茨城だと東日本大会というのが最上位大会らしい。それでも狭きもんであることには変わりない。この部で最上級生で部長を押し付けられた日向寺大志と言う少年と,中学まで色々あって自分に全く自信を持てない給前志音という新入生の少女が出会う。給前という変わった名字は茨城に多いらしい。志音は母子家庭で,実の父は学生の頃から音楽をやっていて,しばらくやめていて,再開してバンドでメジャー・デビューを果たすも過労で急死してしまったドラマーだった。志音は特に深い思いもなく父の残したドラム・スティック(作中ではなぜか執拗にバチと呼んでいるが)でドラムの練習をしている。屋上でのそんな姿を大志に見つけられてしまい,半ば強引に吹奏楽部に引き込まれてしまう。そして一緒に東日本大会を目指すという話。
なんとも素敵な青春小説になっているが,ラブ要素はありながらありがちにそちらに引きずられていないところがもどかしいような好感が持てるような。もう少し先まで見ていたかった物語である。 -
【吹奏楽にかけた青春物語。松本清張賞受賞作】引っ込み思案の志音は、屋上で吹奏楽部の部長・大志と出会い、人と共に演奏する喜びを知る。圧倒的熱さで駆け抜ける胸キュンの物語。
著者プロフィール
額賀澪の作品
本棚登録 :
感想 :
