リウーを待ちながら(1) (イブニングコミックス) [Kindle]

  • 講談社 (2017年6月23日発売)
4.12
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みんなの感想まとめ

医療の現場で繰り広げられる緊迫した物語が描かれており、特に無愛想な女医が困難に立ち向かう姿が印象的です。原因不明の吐血死者が急増する中、彼女は冷静に政治的な駆け引きをしながら行動し、ハラハラする展開が...

感想・レビュー・書評

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  • 富士山麓の風光明媚な横走市という、自衛隊駐屯地のある人口89,311人の比較的小さな街で、ある日突然に感染症らしき病気が発生する。
    題名の「リウー」とは、カミュの『ペスト』に登場する主人公医師リウーのことを指す。ペストに襲われた港町オランで、逃げ出すこともせず淡々とペスト患者たちに寄り添い続けた医師である。
    このマンガの主人公玉木涼穂は、無愛想で正論を吐くタイプの医師なので、そういう意味ではこの作品のリウーの役割だろうか。
    ウズベク-キルギス大震災救援活動において、自衛隊病院から派遣された駒野門次二佐は、現地でペストによって全滅した村を目撃していた。
    現地から戻った自衛隊員により、横走市にペストが持ち込まれたということになる。
    カミュの『ペスト』では、腺ペストが流行した後、変異により肺ペストが発生する展開だったが、このマンガではいきなりヒトーヒト感染をする肺ペストが流行する。
    その理由については疫研の研究員原神さとるによれば、中央アジアには肺ペスト菌をばらまくタルバガンというマーモットがいるらしい。
    発症から1~2日で100%死ぬという強毒性の感染症でありながら、状況からするとその感染力もまた非常に高い。
    第1巻では感染者第一号の発生から院内感染、さらに市中感染と、瞬く間に広がっている。
    新型コロナ禍のただ中にいる我々から見ても、こんなに強毒性が高くて感染力が高かったらさぞかしパニックになるだろうなと思う。

  • どこにでもある普通の地方でペストが大流行してしまうなか、無愛想な正論バカ女医が駆け回る! むちゃくちゃハラハラ緊迫感がすごい……。最悪の事態を想定して政治的な駆け引きに先回り行動する医者がカッコいい。
    絵柄も好き、これはすごいぞ

  • 予知夢かのようにコロナ渦の様な世界を描いた漫画。でもコロナ前の作品なんだよなぁ、スゴい

    【主人公】富士山麓の町の大病院に勤務する内科女医
    【概 容】ある日突然、原因不明の吐血死者が急増するアウトブレイク医療物語

    【文字の量】少なめ 〇〇〇●〇 多め
    【コマ割り】少なめ 〇〇〇●〇 多め
    【非日常性】薄め  〇〇●〇〇 濃いめ
    【目の描写】薄め  〇●〇〇〇 濃いめ

    【このマンガ好きな人にオススメのマンガ】
     ・コウノドリ     鈴ノ木ユウ先生
     ・寄生列島    江戸川エドガワ先生
     ・アイアムアヒーロー  花沢健吾先生
     ・ルシフェルの右手   芹沢直樹先生
     ・アンサングシンデレラ  
                荒井ママレ先生

  • 怖い。じくじく怖い。
    コロナ収まったとしても、見えない敵と戦う怖さを忘れちゃなんねえ。そのうち紙で買おう。

    そのうち実写化しそうなマンガだけど、映画よりも連ドラでじっくりと見たいな。
    インハンドの縁でTBSでもよさそうだけど、この緊迫感はCMなしで見たい。
    NHKかWOWOWでお願いします。

  • 以前はブラックジャックなどの医療サスペンスのマンガを読んでいたが
    このマンガはこのコロナ禍の中、身につまされるものがあった
    タイトルのリウーの意味を知って手に取った人がどれぐらいいるのだろうか?
    それとも逆でリウーを知っていてこのマンガにたどり着いた人が多いのだろうか?
    私は後者であるが・・・

  • 日経プラス1(2020年5月2日)の「現場の奮闘リアルに描く 夢中になれる医療マンガ」を読んで、Kindleで3冊イッキにポチる。まさに、今の日本の状況が描かれていてびっくり。カミュの『ペスト』にインスピレーションを得ているだろうが、著者は世界がこんなことになるとは思ったいなかったと思う。今のこの息苦しさがリアルに表現されているし、医療従事者の苦労、苦悩もその通り。でも、本書では希望も見えていて、大切なのは誠実さだと。

  • 舞台が日本かつ漫画版のカミュ『ペスト』。の1巻。少女の母親が発症前に作った弁当を、母の死後に少女が食べ感染してしまったことを主人公の医者が慰めるシーンがいい。生きながらえるよりも大事なものを選んだことを肯定する様子から、容態が悪化したうちの祖父が食べたいと言った蕎麦を食べさせる許可をした身内と医者のことを思い出した。魅力的なキャラクターが多くページ全体の力もあるいい漫画。

  • なんじゃこりゃ。ソッコー作家買いした。
    駐屯地ある御殿場をモデルにした架空の町に、ペスト発症。机上のパンデミックなんて悠長なこといってらんないスピード感。

  • ■ここがオススメ!
    命の重みと現代社会の歪みを描く、感染症ドラマ。『ペスト』に響く現代版、命の本質に迫る物語。

    ■あらすじ
    感染症、ペストのパニックをテーマにした本作。現代日本を舞台に、突然の感染症拡大に直面した人々の姿を描いた作品です。

    命の価値を問う医療現場の葛藤や、差別や偏見がもたらす人間の醜さ、それでも希望を求める登場人物たちの生き様が読者の胸を打ちます。命の儚さや大切さを問いかけながらも、パニック映画さながらのスリリングな展開が見どころ。
    人間ドラマと社会への洞察が織り交ざった、深い余韻を残す作品となっています。

  •  タダ読み( ´ ▽ ` )ノ

     自衛隊駐屯地の町・横走市で、支援部隊がキルギスから持ち帰った肺ペストウイルスがアウトブレイクを起こしてしまうという、病気パニックもの。

     パンデミドラマテンプレの展開が続き、次に何が起こるのかうすうす予想がつくので「ああこれはヤバい」「ああそんなことしちゃダメ」と、ドキドキハラハラしながら読み進められる。
     コロナも怖いけど、ペストはもっと怖いね(>_<)
    2024/02/23
    #4952

  • DMMブックで購入。コロナ流行期だからこそさらに注目されている、ペストの流行が発覚した日本の一地域のストーリー。フィクションだからと展開を期待する半面、「奇跡は起きない」の言葉の中で、容赦ない現実も繰り広げられる。

  • 全巻読みましたー!
    たった3巻だけとは思えない濃厚さ。
    コロナを予言してるとしか思えない内容でびっくりしました。
    正しいことをしようと立ち向かう玉木医師がカッコ良かった。

  • 『ペスト』のリウーとタルーを投影して読めるが、演出と作画で読ませる感じで脚本の深みには欠ける。

  • 新型ペストのアウトブレイク。
    医療崩壊、都市封鎖、感染者への差別。
    今現在COVID -19のパンデミックで起きていることが描かれている。
    致死率ほぼ100%の強毒な感染症だけど、迅速な封じ込めには成功しているんだよな~。
    世界中に感染が広がり、日本政府の対応もグダグダで、大不況の予感に恐々としている現実はフィクションを凌駕する悲劇かも。

  • 今読むと、眠れなくなるような話ですが、オススメです。

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著者プロフィール

2010年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストにて、準入選を受賞。
「アフタヌーン」にて2013年『ネメシスの杖』を、2016年『インハンド 紐倉博士とまじめな右腕』を連載。
医療サスペンスの新たな描き手として注目を集めている。


「2019年 『インハンド プロローグ2 ガニュメデスの杯、他』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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