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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988013375093
感想・レビュー・書評
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『人には3つの顔がある。公的、私的、そして秘密だ』
月蝕の夜。
昔からの付き合いの友人達が夕食を共にする。
夫婦三組、独身がひとりの七人。
気心の知れた同士、お互いをイジリ合いながらもなごやかに会話が進むが、ひとりが発案する。「ゲームをしない?」
「みんなのケータイを机に出し、届いたメールや電話を公開するの」
一瞬固まる人々。
しかし、なぜかやらざるをえない空気になってしまう...。
ケータイって秘密の宝庫。
それを見せ合うとどうなるか。
当然、知らなくってもいいことを知り、知られてしまう。そのことで友人、パートナーの隠された一面を見せつけられる。
はじめはピリピリした中にも笑いがあったが、皆次第にシリアスな顔になっていく。
暴露された秘密を知り合い、彼らの関係はどうなるのか。
数時間の月蝕の間に起こった‘悲喜劇’。
日本もイタリアもあんまり変わらんね、と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある月食の夜、年頃の娘を持つ夫婦ロッコとエヴァの家に、ロッコの幼なじみで親友のレレとコジモとペッペ、そしてレレの妻カルロッタとコジモの妻ビアンカが集まり、夕食会が開かれる。
たわいのない会話で盛り上がる中、エヴァの提案で7人の男女は互いに秘密のないことの証としてスマートフォンにかかってきた電話や届いたメールやメッセージを公開し合うゲームを始めることになるが、次第に7人の隠された姿が露呈していく。
あるキャラクターが言うように、「スマートフォンは個人の生活や秘密が入ったブラックボックス」。
恋人や夫婦同士で、スマートフォンの中身を勝手に見るのはご法度であるのは暗黙の了解。
だが、もしスマートフォンにかかってきた電話や送られてきたメッセージやメールを、親友や妻や恋人に見せて秘密がバレたら、怖いことになる。
この映画では、幼なじみで夫婦ぐるみで交流がある同士でホームパーティーを開き、パーティーの退屈しのぎに「スマートフォンにかかってきた着信や送られてきたメッセージやメールを公開し合う」ゲームを始めるが、その中で幼なじみや親友や恋人にも秘密にしていたこと、小さな恥ずかしい性癖から転職や親の介護のことや親友やパートナーにはとても言えない自分のセクシュアリティや秘密の関係が次第に明らかになる展開が、何故恋人が出来たばかりの独身男性のペッペの恋人が急病で来れなかったのか?ペッペが家族を持つことを嫌がるのか?何故レレがペッペに自分のスマホと交換するよう頼んだのか?カルロッタと義母の不和などの伏線が次第に明らかになるストーリーの流れが、「幼なじみや恋人や親友や夫婦といっても所詮は他人で、全てを理解し知り尽くしているわけではない」という大人ならではの苦味があるオチがシニカルなシチュエーション・コメディ映画。 -
『おとなの事情』、すごく有名なイタリア映画だそうだけど私は知りませんでした。世界18か国でリメイクされているそうで、日本版が今年の1月に公開されたばかり。
親友夫妻たち7人が集まり、月食を見つつ夕食会をする席上、携帯電話を使ったとあるゲームをすることになり……という内容。ほぼアパートの一室のみのワンシチュエーションコメディ。
この映画の源流はたぶん、『真夜中のパーティー』と『おとなのけんか』じゃないかなと思う。原題『Perfetti sconosciuti』、英題が『Perfect Strangers』。邦題はたぶん『おとなのけんか』を意識してつけてると思います。『真夜中のパーティー』はとても良い映画なのでオススメ。
『真夜中のパーティー』も『おとなのけんか』も元は舞台劇なので、『おとなの事情』も舞台っぽいし、そのまま舞台化できそうな内容。
携帯を使ったゲームのせいで、ストーリーがどんどん展開していって、えっそこまで行って結局どうなるの!?と思いきや、あぁそのパターンのオチなのね……となったので☆4にしましたが、それまでの展開が面白かったです。
ヒゲメガネで小太りのペッペが面白くて良いキャラ。好きだなあと思ってたら、エンドクレジットで最初だったのであぁ一応主役なのかと。
イタリア映画は1940〜70年代までのものを観ることが多くて、最近のものはあまり観ないですが、この映画もテーマが通底している。ヴィスコンティやベルトルッチの映画とあまり変わってない!
イタリアはカトリックの国で、家父長制が強い、お母さんやファミリーが大切。婚前交渉や堕胎がダメ、なのにイタリア男は性に奔放という矛盾。家父長制は崩壊してきたと思うけど、他の部分は根強いのでは。ゲイに対しても偏見が強い。カトリックの要素以外は日本など他の国もあまり変わらない、だから18か国でリメイクされたんだと思います。 -
2021.01.24
怖い怖い怖い やだやだやだ
スマホは怖い
人間て嫌な生き物だなとなんだかしみじみ思ってしまった -
字幕: 柏野文映
観る前は「イタリアあるある」なプロットだと思ったけど、結構ひきつける展開。それぞれの抱える問題に少しずつスイッチしていくテンポもいいし、人間の深層心理がじわじわと表面化していくのもいい。(その辺のホラーよりよっぽど怖い。) しかもそれが切った張ったのイタリア・オペラな世界にまでエスカレートしないバランスの良さ。
で、どう終わるのかと思っていたら、意外なエンディング。一度では理解できなかったのが情けないけれど、これはなかなか秀逸。会話劇はもちろんのこと、最後のまとめ方まで含めて、よくできた脚本だわ。
全体的に監督の品格が現れている作品のような気がする。
★は4には足りないけど、気持ちとしては3.5ぐらいで。 -
PERFETTI SCONOSCIUTI/PERFECT STRANGERS
2016年 イタリア 96分
監督:パオロ・ジェノヴェーゼ
出演:ジュゼッペ・バッティストン/マルコ・ジャリーニ/ヴァレリオ・マスタンドレア/エドアルド・レオ/アンナ・フォッリエッタ/カシア・スムートニアック/アルバ・ロルヴァケル
http://otonano-jijyou.com/
月蝕の夜、ロッコとエヴァの夫婦は親しい友人たちを食事会に招く。やってきたのは夫の幼馴染である3人の男たちとその妻、一人はバツイチなので合計7人の男女が一堂に会する。スマホで浮気がバレて離婚した友人の話から、自分たちのあいだに秘密などないことを示すためのゲームをエヴァが提案。全員がスマホをテーブルの上に出し、着信したメールを見せ、掛かってきた電話はスピーカーにして内容を聞かせることに。他愛ないおふざけのはずが、思いがけない事実が次々発覚して・・・。
ある夜ある部屋の中で起こるブラックなシチュエーション・コメディ。めくるめくような会話だけで90分、まるで舞台演劇みたい。気の置けない友人同士の会話がテンポよくはずむうちは観客も楽しく、誰かの失言は別の誰かがジョークでフォローする、絶妙のかけあいは時にスリリング。「男はWindowsで女はMac」なんて恋愛薀蓄も成程ねと頷いたり。
ところが、ある二人がこっそりスマホを交換したがために事態は思いがけない方向へ。あっちもこっちもどんどん修羅場になって、全カップルがほぼ崩壊。子育ての悩みや嫁姑問題、セックスレス、元カレ元カノへの嫉妬、とどめはゲス不倫、そしてマイノリティ問題。誰が何をやらかすかは見てのお楽しみ。
とても面白かったのだけど、ラストだけはちょっと不満。あのままでは収集つかなかったのはわかるけど、あれはちょっとずるい。まあ皆さんスマホの個人情報には気をつけましょうということで。 -
月食の晩に集まった3組の夫婦と1人の独身男性が携帯を見せ合うゲームを始める。
もっと軽くてコメディタッチな作品なのかと思ってたら、深刻になるようなシーンがけっこう多くてポップな気持ちで観る感じのものでもなかった。
勿論、爆笑シーンもある。でもなんだろう心の底から笑えないシュールなシチュエーションばかりで「あー面白かった!」とは言えない心のザワザワ感が残る。
携帯なんてこの世に存在しなければ、きっと別れなくて良かった家族もいたり、軽々しい友情なんかもこの世にこんなに溢れなかったのかもしれない。
私も旦那さんの携帯見たいとは全然思わないけど、もし仲間内でこんなゲームやる事になったらつい参加しちゃうと思う。
「携帯見る未来に幸せなんて存在しないもの。」
ついつい恋人の携帯を盗み見しちゃう詮索好きの人は携帯を見ることが引き起こす残酷な末路を勉強してほしい。
夫婦にも恋人にも多かれ少なかれなんらかの秘密があるものだ。
男は詰めが甘くてかばい合うし女はとことん隠し通して手の内は明かさない。
そういう意味では舞台劇風の今作品は、映画だからといって登場人物たちの次々暴露される秘密に不自然さはなくて、妙にリアルだったので、なんだか私もこの月食パーティに参加した気分になって妙に後味悪い。
お月さまが全部顔を出す最後まで、おとなのいやーな世界を存分に感じた作品でした。 -
携帯をお互い晒すというゲームからそれぞれがかかえる秘密が露見してゆく。。ワンシチュエーションドラマ。
パンツの緩い登場人物ばかりのなか、ゲイを庇う彼だけか誠実だった。 -
ええなと思ったセリフメモ。
「他人との問題を自力で解決してこそ自立なの」
(女子高生の娘の不純異性交遊を心配する母エヴァ)
「子供のいない人生を否定する考え方が嫌いなだけだ」
「安易な選択かも。子どもの世話に追われていれば何も考えずに済む。」
「子作りは親のエゴでもある」
「深い愛情があるからこそ生まれてくるんじゃ?」
「老いへの恐怖からかも。子どもに人生を託す親は多い」
「子供を寝かす時間が一日で最高の時間。幸せ」
「16歳になっても同じことが言えるかしら」
「いじわるね。でも子供に人生を託すのは一理ある。子どもを通して人生をやり直すの」
「夫婦が完全になるから」子どもが欲しいと言っていた女性、不倫されていたとわかった瞬間考えが変わる。
「なんてクソ野郎なの?新婚で毎日一緒に寝て幸せだと思ってた。それなのになんで?」
「結婚なんて嫌だった。心配が増えて悲しいだけだから独身でよかったの。子どももいらなった。育て方なんてわからないもの。ただ自由でいたかった。なのにあいつが現れたせいで、2人で幸せになれると信じてしまった」 -
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韓国版、日本版見てからのオリジナル。オリジナルが一番良かったかな。ラストのまとまりも。韓国版はかなりオリジナルに忠実だったのがわかる
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長年の友人である3組の夫婦と1人の友人、7人が集った夕食会。ひとりの女性が提案する。「私達本当に友達かしら? お互いが信用できるなら携帯電話を見せ合わない?」スマホの着信や履歴を一番身近な人間に見せ合うという、前代未聞の危険なゲームが始まった。家庭のトラブルや愛情の飢え、仕事の悩み、変えられない自分の性格など、小さなスマホから次々と現れる裏の顔、“おとなの事情”が露呈されていく。
原題:Perfetti sconosciuti
(2016年) -
スマホに来たメッセージを公開し合うというゲームを始めたら、案の定、浮気相手からメールが来たり、性的指向がばれたりと、地獄のような展開に。しかも隠れてスマホを交換する奴もいて事態はややこしくなるばかり、ワンシチュエーションながら飽きずに見ることができましたが、これは相当悪趣味な映画ですyよ。
人は誰しも秘密を持っているものだと思うけど、やたらと浮気しているところがイタリアらしいと思います。各国でのリメイクが相次いているようで、それぞれの国の国民性をどう反映されているのか、興味が惹かれるところです。 -
スマホの中身、他人に見せられますか?
PERFETTI SCONOSCIUTI -
怖い怖い怖い…。絶対したらダメなゲーム。
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★3・5
ここまでくるとジョークかな?と逆に笑えた(笑)
質の悪いゲームはしない方が良い◎ -
うおぉ〜〜〜
どんなホラー映画よりもこわかった〜〜〜
絶対に騙そうと思ってついてた嘘がバレることほど怖いことってないかもしれない。
私も何かしら嘘をついてるから、この大人たちの会話に胸ズキズキしっぱなしだった。
人間はどうして嘘をつく機能を授かったんだろうか。
表と裏の顔を持つというところに、何か人間としての辛くも尊い性があるような気がする
そして嘘は結局はいつかさらけ出す必要があるのかもしれない
携帯ゲームを言い出した女性も、きっといろんなやましさを自分が持ってるから、みんなのを暴いてやりたい気持ちになったんだろう
最後はなんだこれは?
って展開だったけど、安心した
わざわざゲームで暴かなくても
人生のいろんなところで、いつかは裸にされるときが勝手にくるような気がする
人生の前半は嘘で自分を防御して
人生の後半はその嘘をそぎ落としていく
それが人なのかも
私は今、きっと自分の嘘を浄化してる段階
ずっと自分が自分に嘘をつきつづけてたから、今のように心身に健康が傾いてしまったんだ
他人に嘘はつき通せても
自分には嘘がつけない
そして
いろんな病気の根本、ストレスの根本は
自分に嘘をつくことが1番大きな原因だと思う
これからの人生は自分に正直に生きていく
この映画は改ためて嘘をつくことの恐さを思い知った
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