思考力の磨き方

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • とても面白い。この人の本をもう少し読んでみたい。
    理詰めで考えるだけではなく、だからと言って感覚だけから方向性を訴えるのでもない。それなのに話はとてもシンプルで解決策や打開策になるのではないか、と思わせるようなものばかりだ。そして一度試してみたらいいのに、とも思わせてくれる。指導層と庶民を分けてその国を考える、という記述があったが、それはマクロとミクロの両方から考えるということだと思うし、だからこそ著者が先を読むのに長けているのだろうと納得する。大学教授の意見や論文よりも飲食店での客の会話を参考に思考力を磨くのだ、というメッセージにも頷ける。
    ■新聞の記事を話題にするだけでなく自分の意見を持つ
    ■「これから先」は「これまで」の延長線上にはない
    ■The last straw breaks the camel's back.
    ■データ、情報、経験、感性、知性 → アイデア
    ■心理的対米依存症から脱却すべし
    ■組織全体の行く末を考えているコアメンバーが必要
    ■日本人の、世界最高の中流意識←世界は上流と下流だけ

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著者プロフィール

1930年、兵庫県生まれ。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。東京大学経済学部卒。日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て東京財団会長を務める。ソフト化・サービス化の時代をいち早く予見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍。未来予測の正確なことには定評がある。『いよいよ、日本の時代がやってきた!』 『日本人への遺言』(渡部昇一氏共著)『日本人への遺言partⅡ 「和の国のかたち」』(渡部昇一氏共著)『反核愚問』他多数有り。

「2018年 『「発想」の極意 人生80年の総括』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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