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- / ISBN・EAN: 4580117626356
感想・レビュー・書評
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最後のシーンが特に良かった。余韻まで味わえる終わり方が好き。
トランスジェンダーは主題ではなく、それぞれに編まれた絆こそが主題である。こういう作品は私の懐にすっと入ってくるなと思う。
それに、主題ではないが(だからこそなのかもしれない)、説得力を持たせるには技量を要するテーマには違いなく、その辺りは見事だとも思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
11歳の小学生・トモ(柿原りんか)は、母親のヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。だがある日突然ヒロミが家出、独りきりになってしまったトモは叔父のマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではなく、過去にも同じ経験をしていたトモだったが、以前と違うのは、今回マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていたことだった。
リンコは元男性で、女性への性別適合手術を受けたトランスジェンダー。そんなリンコの美味しい手料理に安らぎを感じ、団らんのひとときを過ごすトモ。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が始まった……。
トランスジェンダーのリンコとマキオとともが共同生活していく中で、トランスジェンダーである自分自身に悩み母がそんな自分を受け入れてくれたことがリンコさんの救いになったことなどを理解して心を通わせていく展開の中で、ともの同級生がクラスの友達に片思いしているのが原因でいじめられたり、ともの同級生の母や世間がリンコの前に立ちはだかり理不尽な思いをする悲しい現実がしっかり描かれている。リンコさんが、悔しい思いや悲しい思いをした時に、編み物をしながらやり過ごすというやり方は美しいけど、理不尽な現実に辛抱するのが奨励しているみたいで少し切ない。リンコが作るお料理が見る者の胃袋を掴むし、世間の偏見に染まったともがリンコさんと触れあう中で偏見から解き放たれ同級生と友達付き合い出来るようになる成長がしっかり描かれている。
ともの母がネグレクト気味なのが、母親との葛藤にあること、ともの同級生の行く末、ともとリンコの繋がりがどうなるのかが、深く描かれていないのが、残念。トランスジェンダーのリンコになりきった生田斗真の熱演、ともを演じた柿原りんかの演技は、良かった。 -
色々な方のレビューをみると、賛否両論だけど、個人的にはストレートに泣けた。
生田斗真のリンコさん、個人的には本当好き。すごく合ってた!!
リンコさんがすごく素敵で、観てる間中ずっとリンコさんの幸せを願ってしまった。 -
生田斗真すごい
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女の子になりたい男の子、そんな気持ちに寄り添って見守った母親が素敵だ。
108個の男根の編み物のシーンがとても好きだ。カラフルでいろんな形があって、そして最後の供養。心に残ります。 -
青臭い人間の優しい話。
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生田斗真さんが優しい女性に扮し恋人の姪と親子の情を築いてく。
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記録。