はじまりへの旅 [DVD]

監督 : マット・ロス 
出演 : ヴィゴ・モーテンセン  フランク・ランジェラ  ジョージ・マッケイ 
  • 松竹 (2017年10月4日発売)
3.42
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105073296

感想・レビュー・書評

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  • 文明から切り離された森の中で生活する奇妙な家族が「下界」に降り立って、その生活や文化のギャップをユーモラスに描くコメディだと思ってましたが意外なほどシリアスで考えさせられる作品。

    猟をして鹿を食べたり、夜は焚き火の明かりで哲学書を読みながらお互いの思想を語り合うような生活は魅力的だし、海辺で、草花を頭に飾ってヒッピーのような姿でママの好きだった「Sweet Child O’ Mine」を歌って踊る子どもたちの姿が妖精のように美しくて、幸せそうで、この家族の一員になりたいと本気で思った。

    森の生活のキャプテンでもある父親ベンは、敬愛するノーム チョムスキーの哲学を独自の解釈で時々おぃおぃ!と突っ込みたくなるような教育をするけれど、その一方では子どもたち一人一人をちゃんと個人として尊重して対等に接しているから、子どもたちもベンを心から慕って愛してるんだろうなと思う。

    もちろん、親の思想によって子供たちの人生を縛ってはいけないし、どんなに仲の良い家族でも一生家族だけで過ごせるわけもないわけで、妻の死や息子の反抗期でいきなり現実に向き合うこととなって、強靭な彼の心がいきなりポキっと折れてしまった時の姿は、彼の家族への深い愛が分かってたからこそとても切なくて遣る瀬無いシーンだった。

    この作品はベンたちのようなアナーキーな生活をするコミューンを批判してるわけでも、賞賛するわけでもないけれど、自分の確固とした思想を持ってしても、自分たちの作った夢のユートピアだけで人生を完結する事なんかできなくて、いつか現実社会のコミュニティとの間にそれなりに折り合いをつけて生きていかなきゃいけないんだということを考えさせてくれる。

    一筋縄ではいかないベンたち家族は、再出発してまた、はじまるこれからの日々もきっと色々大変な難問が待ち構えているけれど、ベンの子どもたちへの愛と、子どもたちのベンに対する敬愛が満ちていた、羨ましい家族のカタチを見せつけられたのできっと大丈夫。
    最後はなんだかとても幸せな気分で劇場を後にした。

  • 自由を大事に

  • 日々、最後の日だと思って生きよう。

  • とてもとても深いテーマだった。

    「やりすぎだった。俺が間違ってた。」

    意識化が存在原理であるはずの人間が、‟森にどっぷり”ではやはり間違っている。

    中庸の大切さ
    バランスの難しさ

  • ビデオ紹介でみたときは少しも興味をもたなかったですが
    たまたま、レンタル店で評価が4だったので借りてみたら
    とてもいい作品でした。

    普段の生活から死についてまで
    かなり考えさせてくれること
    間違いないのではないでしょうか!?

    自分の無知をしるにはとてもいい機会になると思います。


    親子で見ることはあまりおススメしません。
    それは必ず気まずくなると思うからです。

    あるていどおつむができた子供と一緒なら
    いいかもしれませんが、若いときに
    みても良さが解るかどうかはわかりません。

    あと、映画の世界から抜けたくなければ
    出演者のインタビューは聞かない方がいいかなと
    おもいます。

  • 飽きない!

  • 主演がヴィゴ.モーテンセンだった 大好きな俳優で知らなかったので まず 嬉しかった。内容も知らずに観たから コメディタッチかと思いきや かなりシリアスで とても素敵な映画だった。生き方にしては 自然が素晴らしく理想的な気もしながら 相反する気持ちもあり、考えさせられた。人生の中で 自分の住処や生きてゆく許容範囲とか考えると何が良いか必要か?分からなくなる時がある
    1つの生き方として なくはないなぁって感じたけど…
    子供達が戻ってくるシーンは泣けてしまった
    ラストの何も語らず 本読みに耽ってる時間は 何だか日常のワンシーンを切り取ったみたいな感覚が とても良かった。あの生活や子供達がどーなるか?気になるところだけど、きっと一人一人が自分の中で何が必要か気づいて 自分の生き方を選ぶんだろうね〜。好きな作品でした

  • 家の方針とは、親の教育とは、何か。
    生きるとは、何か。死とは、何か。

  • 制作年:2016年
    監 督:マット・ロス
    主 演:ヴィゴ・モーテンセン、フランク・ランジェラ、ジョージ・マッケイ、サマンサ・アイラー、アナリス・バッソ
    時 間:119分
    音 声:英:ドルビーデジタル5.1ch


    現代社会に触れることなく、アメリカ北西部の森深くに暮らすキャッシュ一家。
    父親ベンは、自分の全てを6人の子供たちの教育に注ぎ、厳格に育てている。
    そんな父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。
    みな6ヶ国語を自在に操ることができる。
    女子と話すのが苦手な18歳の長男ボゥドヴァンは、名立たる大学すべてに合格。
    キーラーとヴェスパーは双子姉妹で、キーラーはスペラント語、ヴェスパーは狩りが得意だ。
    レリアは他の兄弟と違い森での生活に疑問を持ち、ベンに反発。
    好奇心旺盛なサージは、自分で動物の剥製を作るのが趣味。
    そして末っ子のナイは、いつも裸でいるのが好きだった。
    ある日、入院していた母レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”を叶えるため旅に出る。
    葬儀の行われるニューメキシコまでは2400キロ。
    チョムスキーは知っていても、コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは果たして母の願いを叶えることが出来るのか…。

  • 原題:CAPTAIN FANTASTIC (2016年)
    ※日本公開 2017年

    もっとテンポが良ければ☆3。
    2時間はちょっと長い内容だった。
    何が正解なんだろう…と考えてしまう。
    私の中での結論は「過ぎたるは及ばざるが如し。何事もほどほどに」に達した。
    感動もちょっとした。

    “奇想天外な一家の絆を描いたロードムービー。ベンと6人の子どもたちは、アメリカ北西部の森の奥で現代社会から離れて暮らしていた。ある日、入院中に亡くなった母の葬儀と最後に残したある願いを叶えるため、ニューメキシコへ2400kmの旅に出る。”

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