ジェーン・ドウの解剖 [DVD]

監督 : アンドレ・ウーヴレダル 
出演 : エミール・ハーシュ  ブライアン・コックス  オフィリア・ラヴィボンド 
  • 松竹
3.36
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988105073289

感想・レビュー・書評

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  • 酒など飲んだ日にこういう期待値低めの映画と出会えると嬉しい。
    これだからやめられないのよ、と。
    決して新味たっぷりというわけでもないアイデアを、誠実に演出すればこうなるという、好例。
    先日ラジオで小中千昭が「因縁話より不条理」と言っていたが、
    小中理論……恐怖とは段取りである・理由を語らない・恐怖する人間の姿が恐怖を生み出す……にきっちり当てはまっている思う。
    (小中理論とはむしろ「べからず集」なので作劇作法そのものではないらしいけど。しかも逸脱ありきらしいけど。)
    女子大生とかではなく検視官という視点人物設定に加え、彼ら親子が地味で朴訥で好ましいというのも、入り込めた理由かも。
    (マスクくらいしろよと思うが)解剖の描写が丁寧だから全体的に好ましく感じたんだろう。
    結果、あーなんたるトバッチリ、たまたま彼らだったんだな、この「たまたま」が嫌でいいな、と溜め息ついたり嬉しくなったり。

  • THE AUTOPSY OF JANE DOE
    2016年 アメリカ 86分
    監督:アンドレ・ウーヴレダル
    主演:エミール・ハーシュ/ブライアン・コックス/オフィリア・ラヴィボン/オルウェン・ケリー

    バージニア州の田舎町で遺体安置所&火葬場を営む検視官のトミー(ブライアン・コックス)と息子のオースティン(エミール・ハーシュ)の元へ、警察から緊急の検死依頼が入る。一家惨殺事件の現場で発見された、住民ではない謎の全裸美女の遺体(オルウェン・ケリー)。そのジェーン・ドゥ(=日本でいう名無しの権兵衛的な呼び方の女性版)の解剖に二人は取りかかるが、彼女には一切外傷がないのに、手首足首だけ骨折、舌が千切られており、肺は焦げ内臓には無数の傷、さらに胃の中から謎めいた文字や図形の書かれた布がみつかる。やがて嵐の中、霊安室で奇妙なことが起こり始め…。

    つい最近見たジム・ジャームッシュの『デッド・ドント・ダイ』でも、ティルダ・スウィントンが遺体安置所&火葬場を営んでいたけれど(検死はしてなかったけどエンバーミング的なことはしていた)、アメリカの田舎では、普通によくある営業形態なのかしら。そしてもれなく死体が蘇るお約束。といっても、こちらはゾンビ映画ではない。

    前半は、検死もののドラマみたいな展開。身元不明の美女の遺体を調べて、手がかりをつかもうとするも、ありえないことばかりが判明。いったい彼女はどうやって死んだ(殺された)のか。場所はずっと暗い地下の部屋で、嵐に閉じ込められて逃げ場がない状況で怪異が起こる密室ワンシチュエーションホラー。登場人物も検死官父子と息子の彼女、遺体を運んでくる保安官、そして死体以外は出てこないシンプルさ。時間も90分とコンパクトなのも良い。

    セーラム魔女裁判の話になったときはワクワクした。これでやっとジェーンの正体がわかるかと思ったのだけど…。ラストは賛否分かれそう。せっかくお父さんが彼女の霊魂を救おうとしてくれたのに、あらそこは受け入れないのね?みたいな。結果、ジェーンの救済方法も目的もわからず、終わり方としては呪いの人形系に近いかも。でもまあ解剖のグロさは別として、怖がらせ方としては正攻法の演出でわりと好みでした。あと死体役の女性がきれいでした。

  • 無駄に叫びまくらないのでいい。

  • 悪くはないんだけどなぁー。
    ちょっと短い。
    あっけなく終わる。

    もう少し長くして、なんかしら違う展開があったらよかったんじゃないかなぁーって気がするんだけど……。
    でも、あの死体が「イヒャヒャヒャ」なんて笑いだしたり、歩いたりしたら、ありがちな話になっちゃうわけで(^^ゞ
    そこが難しいところなんだろうなぁー。


    ていうか、この映画って。
    やっぱり、あの死体が綺麗な女の人だったからこそ、ある程度話題になったっていうのは絶対あるよね?(爆)
    ていうか、男の死体だったら、ミョーに笑っちゃったかもしれない(^^ゞ

  • ジェーン・ドゥが静かでよかった。始終静か。解剖シーンも淡々と進んでいく。悪魔儀式、魔女絡みの話だったが、日本の呪いとも似ていると思った。ところどころ見たことがある映画のシーンに似ていると思ったけど、何の映画だったかは定かではない。(燃えるシーンとか、悪魔の棲む家やオーメンに似ていると思った…)
    あとは結局すべて幻覚のすべて幻聴だったのかな…。もう逃れられない感が半端なかった。

    ところで先日たまたま見つけた。マンソンファミリーが関与したとされる10の事件の中の一つに「シェリー・ドゥ」事件と言うのがあって、「ジェーン・ドゥ」と響きが似ているからひぇ…となったんだけど、元ネタ?何か関係あるのかしら…。ますます怖い。

  • 前半は解剖シーンがメイン。
    ただの遺体ではないと分かってくると、少しずつ恐怖が襲ってくる。
    といっても無意味に怖がらせるのではなく、何かいるのにいつ来るか分からない恐怖。姿がハッキリ見えない不安感を煽る。
    ひしひしと空気が冷たくなるような恐怖がいい。ただ今一つ物足りなさもある。
    救いのない終わり方は嫌いじゃないけど、最後それで終わり?と拍子抜け。全て超常現象のせいにすれば何でもアリだなぁ。

  •  何も語らず、ただ横たわるだけで美しいっていうのはすごい。

  • キレイな死体…だな
    かのローラパーマーを想起させますね。

    アメリカの映画だとたまに出てくる設定の医療機関ではなく個人でやってる検死解剖と葬儀屋が合わさったこんな職業って国土が広く、都会と地方の差が大きい国ならではなんだろうな。

    検死を始めた途端に引き込まれてしまった。
    この物語はミステリー?それともオカルト?
    それともモンスター系か?
    全く分からない…ゾクゾクする(笑)

    ネコの件は凄いな…
    やはり死が身近に有るだけに冷静で賢明な判断だと思うけど、普通出来ないな…

    解剖が進むほどに次々と謎が溢れ出てきて、
    停電以降の急展開。
    何が起こったのか?登場人物たちがいち早く状況を理解し危険を察知していることで恐怖が伝わる。布やベルのような伏線の広い方も極めて効果的。監督の才気を十二分に感じさせます。
    そうだよ、そうだよ。もっと解剖する行程を見せて欲しかったんだよ。きっとそこに何かあるんだよ〜嗚呼、ちょっと物足らないけど物語を転がす上手さは見事
    ウホホッ「ロードトゥセーラム」に繋がった…そんなとこへ落としてくるのかぁ〜思わず唸っちゃったよ(笑)

    彼女は不滅なんだね…
    オフィリアラヴィボンドさん、
    キレイな人(死体)だった。

    全く新しい切り口の新感覚ホラーと言えると思うな〜メチャメチャ面白かったです。

  • 期待以上に面白かった。まあこれも怨念が輪廻していくホラーだが、舞台劇のような作りも良かったし、検視官役のブライアン・コックスは言うまでもなく、検視官助手の息子役エミール・ハーシュもなかなか上手で見応えあった。謎の死体ジェーン・ドウ役のオルウェン・ケリーの美しさも際立つ。

  • 以前感想を見かけて気になったサスペンス映画かな、と思ってチェックしておいたら別物だった…。
    こちらはホラー/スリラー。全然別物だ!怖い!!
    しかしまぁ面白いは面白かった…怖いけど。

    ネコチェック:可愛い猫が出てくるが、怪我するし殺す描写があるのでダメです。
    (惨い殺しではなく、怪我のために殺してあげる流れですが…)

    ジェーン・ドゥとは日本でいうとこの名無しのごんべい。身元不明の言い方が他国でも色々あるのね。
    死体の解剖・死因調査をする父と息子の元に、外傷のない女性の死体が届く。
    解剖するにつれ不審な点が次々と見つかり、更に怪奇現象に見舞われていく…というストーリー。

    何度も言っちゃうけどホラーだったぁ。苦手なのにー!
    サスペンスと思っていたので、解剖で次々と現れる謎に最初はドキドキと、明かされるであろう謎を期待してたんですが…。
    なんだかあまりに怖い演出が増えるので、これ本当にサスペンスか?とジャンル検索したらホラーであることが判明。
    となると今後怖い展開になるのは必須だし、この謎はホラーの怪奇現象で片付けられるやつー!と思って切り替えてみました。
    (一度見始めちゃうと終わりが気になるから最後まで見る)

    最初に別の死体の解剖をしている様子が出るんですが、グロいの苦手なのでこの段階からキツく薄目で見てました。
    ちょっと検索したら解剖がリアルとか書いてるので、リアルらしい。
    ジェーン・ドゥの解剖シーンも見てられないんですが、一体何が出てくるのか?と気になりすぎて後半は画面しっかり見れてしまった。

    ジェーン・ドゥの死体は半分土に埋まった状態見つかる。家の地下から出てくるが、死亡した家の主とは何の関係もない。
    運ばれた死体は綺麗な状態で、パっと見の外傷はなく斑などもない。更に柔らかく死後硬直もない。
    けれど、まぶたを開けてみた瞳の状態は、死後何日も経っている状態。
    チェックを進めると、手や足首の骨が砕かれている。舌は刃物で切り取られ、膣の中は切り傷がいくつもある…。
    売春の被害者かと推理しながら、中を見るため体にメスを入れると、血が流れだす。
    本来なら血は流れないはずなのにと不審に思いながら、中を検めていく。
    肺が焼かれ真っ黒に、心臓にも内蔵にも切り傷がある。そして中から麻酔に使われる花や、文字の書かれた布が出てくる…。

    彼女は魔女、あるいは魔女と疑われ拷問された被害者と見る2人に、怪奇現象が襲ってくる。
    ラジオが妙に明るい曲を流してきたり、電気が消えたり、”何か”が現れる。
    逃げようにも発電機の電力だけではエレベーターが動かず、外に続く扉は嵐で木が倒れ塞がってしまう。
    パニックの中、遅いくる幽霊を撃退しようと斧を振った先には、幽霊ではなく息子の彼女がいた、というキツい展開ぃ。
    彼女が死んでしまい、しばらくエレベーターの中で過ごしながら、やっぱり謎を解かないとダメだと再び解剖に戻る。
    第三段階の脳のチェックで、彼女が生きているのだと知る。
    父親は息子を助けてほしいと彼女に願い、彼女の苦しみを引き受ける。けれどあまりの痛みに耐え切れず、息子に殺して欲しいと懇願。
    みるみる綺麗になる死体に気付かぬまま、助けの声に惹かれて行った息子も殺される。
    惨劇の後を警察が訪れる。ラジオからは「4日連続の快晴」と流れていた。嵐さえもなかったらしい。
    ジェーン・ドゥの遺体は別の場所に持っていく事になる。その車内で、またあの明るい音楽が流れだす…。

    って!ずっと無関係の人間を殺しまくる動かない魔女(なのか怨念なのか)が回されていく恐ろしいエンド…!
    こっわぁ。全員死んで救いもないしそれが連鎖していく恐怖ぅ。
    あーホラーいやだぁ。
    真っ暗になった闇の中で何かに襲われたりと、暗闇が怖くなるタイプなのも困る~。
    ジェーン・ドゥの死体自体は一切動かず、しかし恐怖をガンガンに与えてくるので凄かった…。

  • 久しぶりにちゃんとしたホラーを見た気がする。遊び半分で廃墟に行ったり、触れてはいけないものに軽率に触れたりしない。日々死と向き合っている検視官だからこそ冷静に遺体を分析し続けるところからの、不可解な現象がじわじわと近づいてくるさまは、静かだけど着実に恐怖がにじり寄ってくるのを感じて、終始そわそわしていた。
    死体役の女優さんが美しく、それに見とれるも全く動かないところも恐怖を増幅させる。

  • 演出?技術?が凄い
    解剖された身体に魅入ってしまった

    地味に怖かった(><)

  • 今のところこれがいちばん怖い。

  • 謎の女性死体を解剖する親子。解剖するにつれ周囲で不可解な現象が起きていく。
    まるでジャパニーズホラーのようにジワジワと恐怖が襲ってくる。死体に振り回される物語と言ってしまえばそれまでだが、"見えない何か"を終始感じられる本作は、意外と楽しめた。

  • この≪身元不明の死体≫にメスを入れてはならない



    THE AUTOPSY OF JANE DOE

  • アマゾンビデオ/イギリス/2016年/アンドレ・ウーブレダル監督/ブライアン・コックス

    これもワンシチュエーションものだ。父子の検死官ぶりがなかなかよくて、不思議な死体、不可解な怪奇現象とよくできている。結局、魔女の時代のリンチが元凶というネタばれからは少しつまらなくなった。起きている現象もポルターガイストですからね。

  • 「ジェーン・ドウの解剖」観る。あんまし怖くない。救いもない。でも父と息子の愛があったよ。
    復讐は本人にやれ。めいわくな。

  • 久々に導入が面白かった。ただ、後半もう少し緩やかな不快感が欲しかった。

  • 何にも救いのないホラー。
    魔女の呪いで関わった人間が次々に死んでいく。
    幻覚で味方を殺してしまったり、事故を起こしてしまったり。
    飼い猫すらも可哀想な死に方をするので猫好きは注意。

    「ジェーン・ドゥ」とは身元不明死体に付けられた仮の名前。
    何かから逃げようとした形跡を残しつつ一家が惨殺される。
    その地下室には、つい数時間前に亡くなったかのように美しい女性死体。
    その遺体が父と子、親子で経営している死体解剖所に運び込まれる。
    外傷なし、でも手足首を骨折。舌を切り取られ、膣内に損傷、他多くの内臓にも損傷と外傷が全くない理由が分からない。
    解剖を進めていくうちに、ラジオからは妙な音楽と気象の悪化を知らせるニュース。
    嵐により親子は解剖室のある地下に閉じ込められ、解剖室の遺体や謎の生物に襲われる。
    原因は運び込まれたジェーン・ドゥ。
    彼女は数百年前の魔女狩りで拷問虐殺された魔女。
    殺された怒りを残し、自分に危害を加える人間を殺していた。
    どうやったら怒りを抑えられるか、父親は息子だけでも助ける為にその身をジェーン・ドゥに捧げるが、異変が止まったと思われた瞬間、それもまた幻覚で、息子までも結局殺されてしまう。
    謎解きしても全然救われないし呪い続行。
    謎の遺体としてまた別の解剖室へと運ばれていく。
    もう祟り神レベル。
    暑い夜に冷や冷やしたいのには良いけど、解剖シーンが結構きっちりしていてグロ要素も強い。
    とにかく可哀想な気持ち。

  • とある一家が無残にも殺害された家の地下で身元不明の女性の変死体が見つかり、検死することになったトミー(ブライアン・コックス)と息子オースティン(エミール・ハーシュ)。死因を調べるため解剖を進めるにつれ、驚くべき事実が次々と明らかになる。やがて、親子に不可解な現象が襲い掛かり…。

    解剖室で展開される密室劇。終始オカルト的な展開に意表を突かれましたが、死体の秘密が明かされるとしっかり伏線を張っていたのだと分かり感心。解剖シーンが予想以上にリアルでなかなかの吸引力でした。

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