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Amazon.co.jp ・電子書籍 (318ページ)
みんなの感想まとめ
脳のメカニズムと人間の認知について深く掘り下げたこの書籍は、奇抜なタイトルとは裏腹に、硬派な脳科学の解説が展開されています。視覚障害者の夢や催眠術の医療活用など、脳がどのように世界を認識し、時にはそれ...
感想・レビュー・書評
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電車の中でこの本を開いて読んでいると「おいおいこいつ大丈夫か?」と思われそうな奇抜なタイトルだが、中身は硬派な脳科学についての解説だ。
脳は空白を嫌う、という格言があるが、空白を嫌った結果物語の作話まで行なってしまうということを科学的に解明している。
視覚障害者が見る夢、サブボーカルスピーチの混線が招く幻聴、催眠の医療活用…。私たちが胡散臭いと断じるものは脳の作用によりもたらされる、実に科学的なものなのではないかという考えが頭をもたげてくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったけど難しいから読むのに時間かかった
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奇妙なタイトルだが原題は"NEUROLOGIC(神経の論理)"であり、脳神経学・認知科学の真面目な本だ。人間の脳が世界を認識するメカニズムと、それが壊れたときに起こる症状や、アイデンティティを守るために脳が自動的に行う対策などの興味深い事例を紹介し、最終的には自我や意識の本質に迫る。
ポピュラーサイエンスとして各章のタイトルがとても面白くできている。「目の見えない人は夢で何を“見る”のか?」「ゾンビは車を運転できるのか?」「催眠術で人を殺させることはできるのか?」など。考え事をしながら車が運転できる理由、イメージトレーニングが身体能力を向上させる仕組み、統合失調症患者が幻聴を聞く原因などの他、催眠術や多重人格などややオカルトめいた話題も医学的が見地で説明されている。
日本語版タイトルは第五章のタイトルから取られている。これは人間が状況を正しく認識できない場合に脳がストーリーを作り出してしまう現象の話だ。脳はそれまでに知っている情報から作話するので、その人が置かれている社会によってストーリーが傾向を持つ。単なる生理現象だけではなく、内面と外界は繋がっているのだ。
古くからのテーマである自我や意識の正体は、残念ながらまだ分からない。もうしばらく人間は神秘的な存在でいられるだろう。
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