ボクたちはみんな大人になれなかった [Kindle]

著者 :
  • 新潮社
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感想・レビュー・書評

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  • 渋谷系世代を狙った本、ちょーっとおもねり過ぎな気も。ドンピシャ世代で自分も中二病爆発してたので、読んでて時々恥ずかしくなってしまった。

  • また10年後読み返したいと思った本。

    「あなたは私にとって遅すぎて」スーとのやりとり。「君の身体にもたくさんの成仏していない言葉がつまっているんだよ」と彼女の言葉。

    ボクに影響を与えた人たちが、なぜ居なくなってしまうのか、なぜ突然すれ違うのか、変わらずにいられないのか。二回読んだが、理解がむずかしかった。他のレビュアーも言う通り、20年前の恋愛を振り返られるような世代になればわかる気もした。

    最近小説を読む時間が取れなかったので、軽めのを、と思い手に取った本だが、その通り、さらっと読める小説だっだった。

  • 過去を振り返るエッセイ連作的な構成。
    物語がガツンと盛り上がる瞬間はないように感じたが、些細な日常の描写に魅力を感じた。

    「美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。」
    は、平凡だけど、素敵な言葉。

  • あり合わせでも、思いつきでもいい夢と呼んだものすら支えてくれる存在。

    そんな人がいることが今日を明日につなぐ。
    たとえもう会えなくても。

著者プロフィール

1973年生まれ。小説家、エッセイスト。
2017年、小説家デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、2021年秋、Netflixで映画化、全世界に配信、劇場公開された。
小説の著書に『これはただの夏』、エッセイ集に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。最新作は『それでも日々はつづくから』(新潮社)。

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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