沈黙の王 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 宮城谷先生の本は終わり方にもう一声欲しいと思ってる読んでいたが、本作は短編の詰め合わせなので読みやすく最後まで面白い。
    古代中国の人物に関する話を読みたい人には特におすすめ!

  • 文字を生み出したとされている殷朝第22代王 武丁(ぶてい)の話。,,その他、4つの短編はどれも面白い。,「地中の火」…「夏」王朝の時代、夏を一時的に滅ぼしたとされる后?、后?の配下となった寒?の話。,「妖異記」…「周」の幽王の時代、後宮で褒?(読みは「ホウジ」)を見出し、正后を放置して傾倒しだす……。,「豊饒の門」…「妖異記」の後日譚。鄭の太子・掘突(読みは「クツトツ」)が父の鄭公・友の遺志を継ぎ、鄭を背負う様を描く。,「鳳凰の冠」…叔向(読みは「シュクキョウ」は、市中の店で鳳凰の翼から取った羽で作ったかのような立派な冠にしばし見とれるものの、元は名家であった羊舌家は既に斜陽に差し掛かっていた…。

  • 【中国古代小説の名作、新たに】中国で初めて文字を創造した武丁を描いた表題作はじめ、夏、商(殷)、周といった古代王朝を舞台にした傑作群が大きい活字で再登場。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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