本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・マンガ (1ページ)
感想・レビュー・書評
-
映画を観て紐解いた(ちなみに作品は上白石萌歌の現時点の代表作品になり得る)。
映画の作風から想像して、前回読んだ「水は海に向かって流れる」と同じような、いい具合に削ったセリフと画で構成された、言いたいことをすっかり飲み込んだ漫画だとばかり思っていた。
2014年発行。この6年間に作者はセリフを削りに削ることを覚えたようだ。映画(沖田修一監督)はむしろ、「水は海にー」の映画パイロット版をつくったのかもしれない(次は「水は海にー」か!?)。原作の方はかなり饒舌だった。むしろギャグテイストが濃い。映画だから、「教祖、教団のお金持ち逃げ事件」「明とお爺さんの和解」を省略したり、その他ラスト3回分のエピソードは半分ぐらいに圧縮していた。その代わり、アニメ「魔法左官少女バッファローKOTEKO」のエピソードは思いっきり広げていて流石の映画だと思った。脚本家・ふじきみつ彦は覚えておこう。
閑話休題、漫画に話題を戻す。全2巻一気読み。
ギャグ漫画にありがちな、「笑って泣かせる」作品にしていない。かなりクールで、練られたネームだ。下の編集者の紹介文が、当時のマンガ編集部の興奮をよく表している。
内容紹介
(上巻)水泳×書道×アニオタ×新興宗教×超能力×父探し×夏休み=青春(?)。モーニング誌上で思わぬ超大好評を博した甘酸っぱすぎる新感覚ボーイミーツガール。センシティブでモラトリアム、マイペースな超新星・田島列島の初単行本。出会ったばかりの二人はお互いのことをまだ何も知らない。ああ、夏休み。
(下巻)あの時キミと出会わなかったら、こんなに素敵な夏にはならなかった。サクタさんともじくんのひと夏の青春お気楽サイキック宗教法人ハードボイルドボーイミーツガール、後半戦。イノセントでストレンジ、モーニング超期待の新星、田島列島の初単行本作品です。
(あとがき)
下巻において、作者は4ページのマンガのあとがきを描いていた。私と同じように「なんらかの理由をつけないとホントにやりたいことに手をつけることができない」病にかかっていると、私は観た。「趣味で長編を描いてみようと思い立った」と自分に言い聞かせ、「これは趣味なんだ、これは趣味なんだ」と、2ヶ月間引きこもってネーム全20話を書いたようだ。連載が決まっても、下絵を描くほどに下手になってゆく病にかかったようだ。もう、ほんとに彼女を同類相憐れむように観る私がいた。でも結局彼女は傑作を完成させて、映画化までされた。私は、「俺はいったい何やってんだ」と「ひとり自分を苛む」病にかかったのはいうまでもない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★★★★★
星が5個では足りないので、本欄で倍の5個を加えておきます。
近年読んだ漫画の中でも頭一つも二つも抜けた傑作だと思った。
非常に簡単に言ってしまえば、高校生のプラトニックラブコメ「ボーイミーツガール」ものなのだが、そこに恋愛とは別のある事件を絡ませることでストーリーに奥行きを持たせている。
個人的に感動したのは、主人公二人の男女の出会いからお互いが惹かれあうまでを、さりげないシーンをたびたび入れることで徐々に盛り上げていき、最後にドーンと爆発(ちょっと大げさだが)させるところ。そしてそんな場面でもキスシーンなどの肉体接触を描かないところも印象的だった。
加えて、画調もシンプルな線でなじみやすく、また、本編とは全く関係ないギャグや小ネタが背景や登場人物が着ているTシャツの図柄にさりげなくぶっこんで来るあたりに作者のセンスの高さがうかがえるところもサイコー!
全てのマンガ読みに読んでほしい作品。 -
なんとも不思議な感覚の本だった(*'v'*)
内容説明欄に書かれている内容なんだけど、色々雑多な感じなのにわちゃわちゃはしていなくて、こういうお話良いなーって改めて思った。
夏にピッタリ。
ボーイミーツガールなお話ってやっぱり大好き。 -
この作品に出合ってからずっと田島列島さんを追いかけてます。メインのストーリーの面白さはもちろん、それぞれの脇役のキャラの魅力が光っていて、何度読んでも面白いです!
-
良き!!!!!
著者プロフィール
田島列島の作品
本棚登録 :
感想 :
