ナベちゃんのヨメ (Kindle Single) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読み心地悪りぃ〜〜〜けど、辻村深月ってこんな感じだよね。
    恋愛って沼だなと思わせられた。

  • ナベちゃんの嫁は確かにヤバいけど、学生時代のコーラス部の女子たちのナベちゃんに対する態度はずるいよね。ナベちゃんは、その度に傷ついていたんじゃないかな。自分たちよりヨメを選んだナベちゃんに裏切られた気持ちなんだろうけど、そんなふうに思うのも傲慢だと思うな。

  • 人の嫁を笑う権利は誰にもない、それはそう。
    ちょっとメンヘラかもね、やばいんじゃないの、と陰口を叩く権利もない。
    でも中盤で出てきた、自分たちがナベちゃんを異性として見ていなかったから、自分たちは彼を”選ばなかった”のだから文句を言う筋合いはない、という論理は謎。少し傲慢のように思える。彼に振られた元恋人なら干渉していいわけでもないし、普通に人の選んだパートナーに口出しすべきでない、で良かったのでは。
    自分も周りの友人もかなり友人間だとそのあたりの距離感を間違えがち。友達のことを思って、が100%の理由でないことはなんとなく相手にも伝わるからナベちゃんと女性陣の縁が切れたんだと思う。冷やかしがちだけど、人の人間関係における優先順位はそれぞれだから友人のそれは尊重したいと改めて思った。
    個人的には薄いあわよくば、の気持ちで女性陣の中にいたナベちゃんも、端から彼女たちのことはそこまで大事な友人とは思っていなかったのでは…?と思う。
    全体的に情景がありありと目に浮かぶ、かなり身につまされる話だった。不確定な噂話の真偽を確かめないのはその場が楽しいからだし、その醜悪さは渦中にいると見えにくい気がする。多分読み返さないけれど覚えておきたい小説。

  • 一瞬で読み終わってしまった

    この短さが、いいような悪いような

    もっと深い所まで描いてほしかったな!

  • 面白かった〜こういう夫婦・カップルいそう

  • こういうポジションの男の子いるなぁと思った。その人が選んだ人生だから、他人のことをとやかく言うべきではない。けれど友達と噂や他人について話すこともあるので改めようと思った。

  • ぱっとしない子よりさらに文体に癖あり!
    短い。読みやすい。
    コーラス部っていう表記が高校生かと勝手に思って思い込み。

  • Kindle Unimitedで読んだ。
    夜中に目が覚めて、寝られなくなってしまって、Kindleを立ち上げたら、ロック画面にお薦めと表示された。Kindle Singleなので、すぐに読めるなと思って読んでみた。
    「ナベちゃんのヨメは、やばい」
    恋は盲目という以上にやばい関係のようだっが、ヨメがやばいだけじゃなくて、それを受け入れているナベちゃんもやばいようだ。
    学生の頃に、そんなやばい関係になった友人のことを思い出した。
    あの頃、やばい彼に仲の良かった友達を取られた感覚を皆が持っていた。
    友達を失ったようで悲しかった。
    そんなことを思い出した。

  • こういう短編も好き。
    もやもやする内容を言語化される感じが好き。
    ナベちゃんを選ばなかった友人か、選んだヨメか。
    バランスの取り方は色々で、周りから何を言われようと、人生で手に入れたいものを手にしたら、その声は気にならないんだろうな。

  • 学生時代の友人のナベちゃんが、婚約者を連れてきた。男女の友情のはかなさを感じる。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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